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12998282 story
宇宙

宇宙誕生当初の光の速度が今より早かったことを検証するための予測が発表される 57

ストーリー by hylom
うーむ分からん 部門より

光の速度は常に一定とされているが、遠い昔はこの光の速度は今よりももっと早かったのではないかという説が出ているという(マイナビニュース論文)。

真空中の光の速度は毎秒約299,792,458メートルとされているが、宇宙誕生時から今までもし光の速度が一定だったとすると、宇宙の地平線問題など矛盾が生じる問題があるという。そのため、以前より光の速度は変化しているのではないかという複数の説も提唱されていた。これについてImperial College Londonの研究者らが、この理論の正しさを検証するための予測を発表したという(Imperial College Londonの発表)。

発表された予測は、初期宇宙の光速度が現在よりも速かった場合、宇宙マイクロ波背景放射(CMB)のスペクトル指数が厳密に「0.96478」という値をとるというもの。

CMBはビッグバンによって宇宙が誕生してから約40万年後に生まれたものであり、もしその当時の光の速度が現在と異なっていれば、その影響がCMBから観測できるはずという予測のようだ。

昨今ではCMBの観測が進んでおり、高精度にその観測が可能になりつつある。そのため、この予測が検証できる日は遠くはないようだ。

12997985 story
サイエンス

113番元素「ニホニウム」に正式決定。元素記号はNh 27

ストーリー by hylom
柔らかそうなお名前 部門より
reona. 曰く、

理化学研究所は30日、森田浩介グループディレクター(九州大学教授)らが発見した原子番号113番の新元素の名前が「ニホニウム」(元素記号は「Nh」)に正式に決まったと発表した(113番元素特設ページ読売新聞)。科学者でつくる国際純正・応用化学連合(IUPACIUPAC)が、森田氏らが提案した名前を採用した。

物質を形づくる基本的な要素である元素を、日本の科学者が命名するのは初めて。アジアでも初の快挙となる。ニホニウムは今後、教科書などの周期表に掲載される。

ニホニウムは森田氏らが2004年、原子番号30番の亜鉛原子を83番のビスマス原子にぶつけて作り出した。15年12月に命名権を得ていた。

この元素については海外の研究者も発見を主張しており、命名権がどこに与えられるかが議論されていたが、昨年12月に日本の研究グループに命名権が与えられることが決定していた。

12994228 story
NASA

NASA、宇宙服を着たままで排泄物をうまく処理できるアイデアを募集中 61

ストーリー by hylom
古くて新しい問題 部門より

NASAが「着用したままで排泄ができる宇宙服」の開発に繋がるアイデアを募集する「Space Poop Challenge」なる企画を行っている(AFP)。

現在、宇宙飛行士は排泄問題を解決するためにおむつを着用して宇宙服を着ているそうだ。しかし、現在のおむつは1日を超えての着用に問題があるため、排泄物処理のための新たな手法が求められている。

求められている条件は宇宙服に内蔵できること、最長144時間(6日間)排泄物を収集できること、使用時に手を使う必要がないこと。また、微小重力下の宇宙空間で利用可能である必要はあるが、地球上での利用については考えなくても良いという。

締め切りは12月20日で、優秀なアイデアには最大3万ドルの賞金が授与されるとのこと。

12994158 story
アメリカ合衆国

地球温暖化に懐疑的なトランプ氏の大統領就任によってNASAの気候変動関連研究が止まるおそれ 53

ストーリー by hylom
大きな痛手 部門より
taraiok曰く、

ドナルド・トランプ次期米大統領は以前から「地球温暖化はでっち上げ」と主張しており、大統領の就任後には気候変動関連について大幅な予算削減があると見られている。トランプ氏の上級顧問であるBob Walker氏の発言によれば、氏はNASAの地球科学部門における気候変動関連部門の研究予算をすべて削減する方針のようだ(guardianSlashdot)。

これによってNASAがこれまで行ってきた温度、氷、雲や他の気象現象に関する観測や研究が停止することになる。Bob Walker氏によれば「進行中のNASAプログラムをすぐに止めることは難しい。また私は気候研究が必要であると信じる。しかし、気候変動研究は政治色が強くなってきており、研究者の仕事を徐々に蝕んでいる。トランプ氏は科学分野は政治化されるべきではないと考えている」としている。また、トランプ氏は深宇宙探査には予算を回していく方針だという。

これに対し米国立環境研究センターのKevin Trenberth氏は、気候変動研究は衛星観測のない暗黒時代に逆戻りすることになるだろうとしている。

12994115 story
NASA

NASAによるEMドライブ研究論文、米航空宇宙学会の論文誌に掲載 46

ストーリー by hylom
ついに 部門より

以前よりNASAが研究中とされていた「EMドライブ」について、NASAが検証を行った論文を公式に発表した(ナショナルジオグラフィックWIRED論文)。

EMドライブは密閉容器内でマイクロ波を反射させることで推力を得るというものだが、その原理は現時点では物理的に証明できず、疑問視する声も出ていた。しかし今回発表された論文では、実験によってEMドライブが実際に推力を生み出せたとしている。この論文はアメリカ航空宇宙学会の論文誌であるJournal of Propulsion and Power誌(電子版)に掲載されており、査読を通ったものとなっているようだ。

12993006 story
犯罪

機械学習を用い、犯罪者を顔写真から高い確率で識別できたとの研究結果 48

ストーリー by headless
識別 部門より
犯罪者の顔と非犯罪者の顔に統計学的な違いはないとされているが、中国・上海交通大学の研究者2名が画像認識と機械学習を用いて犯罪者と非犯罪者を高い確率で識別することに成功したそうだ(論文アブストラクトMIT Technology Reviewの記事Neowinの記事The Next Webの記事)。

研究では18~55歳で顔に傷やほくろなどがなく、ヒゲを伸ばしていない中国人男性1,856人の身分証明書写真を使用している。このうち非犯罪者は1,126人、犯罪者は730人。犯罪者のうち235人は暴力を伴う犯罪、536人は窃盗や詐欺、汚職など暴力を伴わない犯罪にかかわっている。犯罪者の写真も身分証明書の写真であり、警察で撮影された写真は使用していない。

これらの写真は顔と首の部分だけを残して背景を削除し、顔の大きさや肌の明るさなどが均一になるよう調整。グレースケールの画像としてロジスティック回帰とk近傍法(KNN)、サポートベクターマシン(SVN)、畳み込みニューラルネットワーク(CNN)で処理を実行している。最も高い正確さで犯罪者と非犯罪者を識別できたのはCNNの89.51%だが、他の3つも数ポイント差となっている。顔の特徴として、犯罪者は非犯罪者と比べて鼻の先と唇の両端を結ぶ角度が平均19.6%小さく、上唇の曲率が平均23.4%大きかったという。また、左右の目頭の間隔は犯罪者が5.6%狭かったとのこと。

なお、身分証明書写真を使用していることから、論文では表情に違いがないことを強調している。ただし、生成された平均的な犯罪者の顔と非犯罪者の顔を比べると、非犯罪者は笑顔まではいかないものの若干明るい表情をしているようにも見える。また、非犯罪者が本当に犯罪に関わっていないのかといった点は確認できない。
12992253 story
月

英国人の56%、地球外に移住するなら月がいい 46

ストーリー by headless
移住 部門より
アニメ「The Jetsons (宇宙家族ジェットソン)」にちなんで実施された2062年のテクノロジーに関する意識調査によると、英国人の56%が地球以外に住むなら月に住みたいと回答したそうだ(Techmashの記事BetaNewsの記事)。

調査は米Arconicが英国人1,000人を対象に実施したもの。2062年には一般人の宇宙旅行が可能になっているとの回答は46%。19%は予算が許せば火星に別荘を購入すると回答したという。月以外の移住先としては、居住可能な未知の惑星が発見されたら移住したいとの回答も43%にのぼる。また、2062年までに地球外生命体が発見されていることを期待する回答者も36%いたとのこと。

2062年までに広く利用可能になっていると思うテクノロジーとしては、自律走行車(74%)やホログラム会議(72%)を多くの人が挙げた一方、テレポーテーションが実現可能になると回答したのは17%に過ぎないとのこと。期待する2062年の自動車としては、自律走行車(39%)、ゴミや水素を燃料とする自動車(22%)、空飛ぶ自動車(14%)などとなっている。

1962年に米国で放送が開始されたThe Jetsonsは、100年後の未来となる2062年を舞台としている(カートゥーンネットワークの番組解説では30世紀となっている)。Arconicでは現在のテクノロジーを踏まえてジェットソンの世界を再想像するキャンペーンを行っており、ジャスティン・リン監督によるイメージビデオなども公開している。
12991743 story
日本

航空機による台風観測再開計画 28

ストーリー by hylom
そんな計画があったのか 部門より

飛行機で台風に接近し、空からその状況を観察するという計画が進められているそうだ(乗りものニュース)。

日本では1987年までは米軍による航空機を使った台風観測が行われていたが、その後はコストなどの問題から中止されているという。気象衛星の観測能力向上なども背景にあるようだが、いっぽうで規模の大きな台風については強度の推定精度が悪くなっているといい、そのために飛行機による観測が計画されているようだ。

観測では、沖縄の南海上で台風周辺に「ドロップゾンデ」と呼ばれる計測装置を投下するというものが計画されている。台風内に突入するわけではないため、危険性は低いそうだ。

12991740 story
バイオテック

京大の研究者ら、iPS細胞からがん細胞に対する殺傷能力が高い免疫細胞を作製する手法を開発 16

ストーリー by hylom
なるほど 部門より

京都大学の河本宏教授らが、ヒトiPS細胞からがん細胞への高い殺傷能力を持つキラーT細胞を作製することに成功したと発表した日経新聞)。

がん細胞に反応するキラーT細胞をがん治療に利用する研究は以前から進められていたが、高品質なキラーT細胞を効率良く増やすことは困難だったという。今回開発された手法は、iPS細胞を使ってT細胞を再生するという手法。この手法自体は2013年に開発されていたが、既存手法ではがん細胞への殺傷能力が弱い細胞しか作れなかったという。

通常のキラーT細胞は「CD8αβ」という、標的となる抗原を認識するのを助ける分子を出すが、従来手法で作られた細胞はこれとは異なる「CD8αα」という分子を出すため、がん抗原を認識する力が弱かったという。今回開発された手法は、iPS細胞からT細胞を再生させる過程で、「CD4」と「CD8」という分子を共に出している段階の細胞(共陽性細胞)をそうでない細胞(共陰性細胞)から分離して刺激を加えるというもの。これにより、CD8αβを出すT細胞を効率良く誘導できるという。また、この段階の細胞を分離しない場合、刺激された共陰性細胞が共陽性細胞を殺しているためにCD8αβを出すT細胞が生成されないことも確認されたという。

実験ではマウスを使った実験で治療効果を確認したとのこと。また、生体内で正常組織を傷つけず、投与した細胞自体ががん化しないことも確認できたという。

12991627 story
宇宙

冥王星のハート模様の地下には氷の海? 10

ストーリー by hylom
意外に色々なところにあるかも 部門より
AC0x01 曰く、

2015年にNASAのニューホライズンズ探査機が冥王星で巨大なハート型の地形「トンボー領域」を発見したが、その後の研究でこの下に氷の海が存在する可能性が明らかになった(アストロアーツCNNSlashdot)。

「トンボー領域」は冥王星の赤道付近に1000kmにも渡って広がる巨大な領域で、クレーターが無く氷の氷河やスプートニク平原と呼ばれる氷原が広がっている。この領域は月の裏側のように常に冥王星の衛星カロンの逆方向に位置していることが判明していたが、内部構造モデルの研究の結果、平原の地下の海が部分的に凍った「半解けの」状態である場合に潮汐力によりこのような状態が成立しうることが判明した。なお、平原の地上部を覆っているのは窒素の氷だが、water-ice oceanとあるのでこの海は水の氷のようだ。

氷の海といえばエウロパやエンケラドスのものが有名だが、冥王星でもあるとなれば案外ありふれた存在なのかもしれない。

12991632 story
バイオテック

フロリダ、遺伝子操作したネッタイシマカの放出実験の実施を地元対策委員会が決定、実験場所は変更へ 9

ストーリー by hylom
続々続報 部門より
headless 曰く、

米国・フロリダ州モンロー郡のフロリダキーズ諸島で計画されている遺伝子操作したネッタイシマカの放出実験について19日、フロリダキーズで蚊の対策を行うFlorida Keys Mosquito Control Districtの委員会が議決を行い、3対2で実施が決定した(NPRGenetic Literacy ProjectArs TechnicaOxitecのプレスリリース)。

放出するネッタイシマカは英Oxitecが開発したOX513のオスで、OX513と交尾したメスのネッタイシマカが産んだ子供は成虫になる前に死滅する。8月には米食品医薬品局(FDA)が環境への重大な影響はないとの最終判断を出しているが、大統領選挙に合わせて11月8日にモンロー郡で実施された住民投票では賛成派が過半数を超えたものの、実験予定地のキーヘイブンでは65%が反対という結果になっていた。

住民投票に拘束力はないが、議決が行われた委員会の定期会合(動画)では、反対派が多数を占めるキーヘイブンでの実施の是非について出席者や委員から多くの意見が出されている。一方、世界保健機関(WHO)がジカウイルス関連の緊急事態終了を宣言しているが、感染が終息したわけではないという意見や、ジカウイルスは感染しても発症しないことが多いため、フロリダキーズで感染者が確認されていないといっても感染が広がっていないとは限らないといった意見も出された。そのため、キーヘイブンでの実施は白紙に戻され、改めて実験地を選定することになるようだ。

12990253 story
バイオテック

赤潮のプランクトンを狙い撃ちするウイルスを使った赤潮対策 46

ストーリー by hylom
自然由来ウイルスだから安心? 部門より
あるAnonymous Coward 曰く、

海中でプランクトンが異常繁殖する赤潮現象は漁業に悪影響を与えるものとして注意されているが、赤潮内のプランクトンだけに感染するというウイルスを使って赤潮の拡大を止めるという手法が研究されているそうだ(NHK)。

今回使われる赤潮のプランクトンだけに感染するというウイルスは海底の泥の中から発見されたもので、この泥を赤潮に撒いた実証実験では赤潮中のプランクトンの99%以上死滅するという結果も出ているという。

12988654 story
宇宙

SpaceX、高速インターネット網構築のため4425機の人工衛星の打ち上げ許可を申請 55

ストーリー by hylom
宇宙から来たパケット 部門より
あるAnonymous Coward曰く、

米民間宇宙開発企業SpaceXが合計4425機の通信衛星を利用したインターネットアクセスネットワークの構築を目指しているという。同社は15日、これを実現するために米連邦通信委員会(FCC)に衛星の打ち上げ許可申請を行ったそうだ(GeekWireGIGAZINEbusinessnewslineSlashdot)。

同社はまず800機の衛星を使った商用のブロードバンド通信サービスを開始する予定で、地球上で北緯15度から60度および南緯15度から60度のエリアをカバーするという。その後段階的に衛星の数を増やし、地球全土をカバーするネットワークの構築を目指すそうだ。

それぞれの衛星は重量が約386kg、サイズが4×1.8×1.2mで、太陽電池を備え稼動寿命は5~7年間とされる。回線速度は17~23Gbpsで、レイテンシは25~35ミリ秒。低い軌道上で衛星を運用することでレイテンシを下げるという。使用する周波数帯は10GHzから30GHzの間だそうだ。

12988805 story
サイエンス

オランダ王立芸術科学アカデミー、女性のみを対象とした新会員枠を用意 54

ストーリー by hylom
とりあえず枠が増えた 部門より
あるAnonymous Coward 曰く、

オランダ王立芸術科学アカデミー(KNAW)が、会員の男女比率是正のため女性のみを対象にした新会員選出を行うという(Science)。

同アカデミーの会員556人のうち、男性は87%を占めるそうだ。そのため、2017年と2018年には女性のみを対象とした新会員枠を用意し、それぞれ10名および6名を選ぶという。同アカデミーは毎年16人の新会員を選出しているが、これと並行して女性だけの選出も行われるため、男性にとって不利益はないとしている。

これに対して批判的な意見もあり、女性では初めて米国科学アカデミー(NAS)のトップとなったMarcia McNutt氏はこれについて「我々がこういったことをすることは考えていない」「ある種の懸念を発生させる」と述べている。

こういった科学アカデミーは会員らによって選出されることで新な会員が選ばれるが、オランダ王立芸術科学アカデミーに限らず、どの国の科学アカデミーも女性比率は少ないという。その理由の1つとして、多くの科学アカデミーでは会員資格が生涯にわたって与えられることがあるようだ。

12987710 story
バイオテック

注射によって遺伝子操作を行える手法が開発される、非分裂細胞に対しても有効 10

ストーリー by hylom
SFのようだ 部門より

理化学研究所と米ソーク生物研究所が、「生体内ゲノム編集の新技術」を開発したと発表した朝日新聞)。

従来のゲノム編集手法では細胞分裂の際に遺伝子を挿入していたため、対象にできる細胞が皮膚の表皮細胞や腸の上皮細胞などに限られていたという。今回開発された新手法は非分裂細胞に対してもゲノム改変を行える技術で、また従来手法よりも高い効率で遺伝子挿入を行えたという。

実験では人の培養分裂細胞やマウス胎児由来の培養神経細胞、生きたマウスの胎児脳などを対象に遺伝子挿入に成功しており、また生きたマウスに局所注射することで脳の一部など組織・器官の目的部位のみに遺伝子挿入したり、静脈注射での投与によって全身の組織・器官の細胞を改変できることも確認できたという。

理研の恒川雄二研究員は「遺伝子改変が難しかったサルや鳥類にも使え、基礎研究でも有用ではないか」と話している。

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吾輩はリファレンスである。名前はまだ無い -- perlの中の人

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