アカウント名:
パスワード:
今回のLIGO(Laser Interferometer Gravitational-Wave Observatory)にせよ日本の大型低温重力波望遠鏡「KAGRA」にせよ「望遠鏡」なんですよね。光や電波やX線といった電磁波ではなく重力波で宇宙を観測できるようになったというのが画期的なところで、重力波天文学の夜明けといったところでしょう。
夜明けと言っても、観測装置は大掛かりだわ、観測できるような事象はそうそう起こるものではないわで、長年かかってやっと初めて捉えられたということなのに、今後も学問分野として成り立つほど観測データが集められるのだろうか。
地上じゃなくて宇宙に観測装置を上げちまおうという「レーザー干渉計宇宙アンテナ (Laser Interferometer Space Antenna; LISA)」を欧州宇宙機関が計画中で、人工惑星軌道に三機が投入される予定(機器の検証試験用のLISA パスファインダーが昨年打ち上げられました)。
今回のLIGOの基線長は4kmですが、LISAの場合は500万kmという超長基線の観測が出来るので感度もよく、重力波の周波数も低いものまで観測可能だとか。
問題は資金があんまないことで、計画では2034年ころに観測開始なんだそうです。今回の発見がこの計画の追い風になるといいですね。
LISAと聞いてどこのマックの話かと思ってしまった。
いや、事象自体は常に起こってますよ。超新星爆発とかとは違いますから。超重量の物体がお互いに回っていれば重力波は発生します。とりあえず、一組見つかっていたワケで、その次のペアを見つけることも可能かと思われます。
#まあ、そのペアが合体してしまったらなくなりますが、それはそれで合体の観測が出来ればもっとすごい。
まあ、デカいですから動かすわけにいきませんから、地球がその方向に向いたときに観測できる可能性を期待したい。
ただ、当然、事象の地平線の向こう側に入っちゃった回転から発生する重力はは見られません。
四つ以上合体しないと消えないんじゃないの?
確定するまではアレだけど、観測に成功したってことはその測定原理でOKだったと認められたことになる。測定できるかできないか分からないモノにはそんなにお金かけるわけにはいかないけど(それでも結構予算出してるはずだけどね)、「できる」ってわかった以上装置の性能向上や小型化などの道が開けることになるかと。重力波の測定自体にどれだけ需要があるかは分からないけど、関連分野や測定装置なんかはどんどん発展してくと思うよ。
# 乗るしかない、このビックウェーブに!的な
その昔のニュートリノみたいな感じだろ。まず理論で予測され、実際に観測されて現在ではニュートリノ天文学が成立している。
理論で弱らせて物理(金)で叩く感じ。多分、こういう装置を作ったらこういう観測が出来るはず、というスタートは割とシンプルで。そのまま装置を作ると途方もないお金がかかるので、なんとか安くで済ませられるように工夫に工夫を重ねて。それでもまだまだ膨大なお金が必要なので、言える限りの次に繋がる成果の可能性を揚げて、自分たちの提案した装置でまず失敗は無いと信頼して貰えるだけの予備的な成果を積み上げて、最後は金の力。
より多くのコメントがこの議論にあるかもしれませんが、JavaScriptが有効ではない環境を使用している場合、クラシックなコメントシステム(D1)に設定を変更する必要があります。
私は悩みをリストアップし始めたが、そのあまりの長さにいやけがさし、何も考えないことにした。-- Robert C. Pike
重力波天文学 (スコア:2, 興味深い)
今回のLIGO(Laser Interferometer Gravitational-Wave Observatory)にせよ日本の大型低温重力波望遠鏡「KAGRA」にせよ「望遠鏡」なんですよね。
光や電波やX線といった電磁波ではなく重力波で宇宙を観測できるようになったというのが画期的なところで、重力波天文学の夜明けといったところでしょう。
Re:重力波天文学 (スコア:0)
夜明けと言っても、観測装置は大掛かりだわ、観測できるような事象はそうそう
起こるものではないわで、長年かかってやっと初めて捉えられたということなのに、
今後も学問分野として成り立つほど観測データが集められるのだろうか。
Re:重力波天文学 (スコア:4, 興味深い)
地上じゃなくて宇宙に観測装置を上げちまおうという「レーザー干渉計宇宙アンテナ (Laser Interferometer Space Antenna; LISA)」を欧州宇宙機関が計画中で、人工惑星軌道に三機が投入される予定(機器の検証試験用のLISA パスファインダーが昨年打ち上げられました)。
今回のLIGOの基線長は4kmですが、LISAの場合は500万kmという超長基線の観測が出来るので感度もよく、重力波の周波数も低いものまで観測可能だとか。
問題は資金があんまないことで、計画では2034年ころに観測開始なんだそうです。
今回の発見がこの計画の追い風になるといいですね。
Re: (スコア:0)
LISAと聞いてどこのマックの話かと思ってしまった。
Re:重力波天文学 (スコア:2)
いや、事象自体は常に起こってますよ。超新星爆発とかとは違いますから。
超重量の物体がお互いに回っていれば重力波は発生します。とりあえず、一組見つかっていたワケで、その次のペアを見つけることも可能かと思われます。
#まあ、そのペアが合体してしまったらなくなりますが、それはそれで合体の観測が出来ればもっとすごい。
まあ、デカいですから動かすわけにいきませんから、地球がその方向に向いたときに観測できる可能性を期待したい。
ただ、当然、事象の地平線の向こう側に入っちゃった回転から発生する重力はは見られません。
Re: (スコア:0)
四つ以上合体しないと消えないんじゃないの?
Re:重力波天文学 (スコア:1)
確定するまではアレだけど、観測に成功したってことはその測定原理でOKだったと認められたことになる。測定できるかできないか分からないモノにはそんなにお金かけるわけにはいかないけど(それでも結構予算出してるはずだけどね)、「できる」ってわかった以上装置の性能向上や小型化などの道が開けることになるかと。重力波の測定自体にどれだけ需要があるかは分からないけど、関連分野や測定装置なんかはどんどん発展してくと思うよ。
# 乗るしかない、このビックウェーブに!的な
Re: (スコア:0)
その昔のニュートリノみたいな感じだろ。
まず理論で予測され、実際に観測されて現在ではニュートリノ天文学が成立している。
Re: (スコア:0)
理論で弱らせて物理(金)で叩く感じ。
多分、こういう装置を作ったらこういう観測が出来るはず、というスタートは割とシンプルで。
そのまま装置を作ると途方もないお金がかかるので、なんとか安くで済ませられるように工夫に工夫を重ねて。
それでもまだまだ膨大なお金が必要なので、言える限りの次に繋がる成果の可能性を揚げて、
自分たちの提案した装置でまず失敗は無いと信頼して貰えるだけの予備的な成果を積み上げて、最後は金の力。