アカウント名:
パスワード:
より多くのコメントがこの議論にあるかもしれませんが、JavaScriptが有効ではない環境を使用している場合、クラシックなコメントシステム(D1)に設定を変更する必要があります。
ナニゲにアレゲなのは、ナニゲなアレゲ -- アレゲ研究家
成長が遅い、怒りやすい子供の原因は育った環境によるのでは (スコア:1)
親の過労、不摂生が家庭内の緊張やいさかいをもたらしているとすれば、その子供が怒りっぽくなるのは必然のようで。そして怒りやすい人は心臓病にかかりやすい、それだけだと思います。
モデレータは基本役立たずなの気にしてないよ
Re: (スコア:0)
親の過労・不摂生による結果ではない早産もあります。
親の過労・不摂生が必ずしも家庭内の緊張やいさかいをもたらすとは限りません。
なのでその意見には「それだけだと思」うほどは納得できません。
#風が吹けば桶屋が儲かる。それだけだと思います。
Re:成長が遅い、怒りやすい子供の原因は育った環境によるのでは (スコア:3, 参考になる)
出生児、6ヶ月時の体重と攻撃性、あるいは新疾患リスクの相関をとって、それが有意に高いか低いかをみたものです。
その結果、数字としてはあまり高くはありませんが(相関係数が0.1とか0.2とか)、95%信頼区間では0より高い(低い)ので、関係性があるだろうという話です。
攻撃性と心疾患には関連があることは以前から主張されていますが、恐らく出生児の体重が原因ということではないでしょう。
多分攻撃性と心疾患リスクに共通の因子があり、その因子の現れのひとつとして出生児の体格もあるということかと考えます。
これがどのような意味があるかというと、原因を調べる側には「攻撃性ー心疾患ー出生児体重」に共通な因子(遺伝子?環境?)を探れば本質が分かるかもしれない、ということになり、一般人にとっては出生児体重が少ない場合は成人になってからの新疾患リスクが(本当にわずかですが)高まるかもと注意した方がいいかもしれない、ということです。
kaho
Re:成長が遅い、怒りやすい子供の原因は育った環境によるのでは (スコア:1)
> 出生児、6ヶ月時の体重と攻撃性、あるいは新疾患リスクの相関をとって、それが有意に高いか低いかをみたものです。
6ヶ月だけでなく,11才まで何段階かのデータを利用しています(結果は有意ではありませんが)。それから,今回は心疾患を直接扱ってはいないようです。Hostilityは敵意性と訳されるようですが,それを目的変数として,その他の要因を説明変数とした重回帰モデルを立てています。単純な相関ではないですが,因果関係までは分からないでしょう。
ちなみに,Hostilityの尺度である「Cook-Medley Hostility Scale」の下位概念は,
Cynicism
Hostile Attributions
Hostile Affect
Aggressive Responding
Social Avoidance
Other
となっているので,単純な怒り(という感情)や攻撃行動だけではないようです。
> その結果、数字としてはあまり高くはありませんが(相関係数が0.1とか0.2とか)、95%信頼区間では0より高い(低い)ので、関係性があるだろうという話です。
サンプルサイズが大きいので,(重回帰モデルですので相関係数ではなく)標準偏回帰係数は値が小さくても有意になりやすいです。ただ,値としては低いですね。その弱い関連にどの程度の意味があるのかはちょっと評価できません。
他の方も書いておられましたが,こういう結果でも非常に単純化された形で伝わっていきますね。「体重の軽い子は乱暴になる」みたいな。まぁ,過度に振り回されることがなければいいんですが。