アカウント名:
パスワード:
特定の用途のみに資金を使ってくださいと言う要望をかなえようとすると、事業分野別の予算を組む必要が出てきます。このとき、ある用途では大量の余剰資金があるにも関わらず、他の用途には無いという問題が生じ得ます。例えば、あなたがアフリカにと資金を投じたときに、アフリカでは予算があまっており、南アジアでは資金が不足しているかもしれません。また、別の地域で干ばつや地震などの災害が発生したときにの救援資金にあなたの資金は使えません。ユニセフくらいの規模の組織になると事業分野や地域は極めて広範になりますから、資金を用途別に集める事はかなりの無駄を生むことになりそうです。
ユニセフは世界のどこかのお金を必要としている子供のために募金したいが、誰にお金を渡したらよいのかがわからない人向けに、今世界を見渡して必要とされ得ている分野に資金を回してくれるサービスを提供していると考えた方が良いでしょう。もちろん、そのような体制を作るために組織が肥大化し、非効率な運営が成されている問題もあります。
開発のどの分野に資金を投入するのが効率的であるかがわかっている人や、特定の領域に対して資金を提供すべきと言う信念がある方は、ユニセフのようなドンブリ勘定型の組織ではなく、特定分野に焦点を絞った活動を行っている組織に寄付をしたらよいのでしょう。ただ、そのような組織を自ら探す手間をかける人は極めて少ないのが実情です。
多くの国連機関の運営は極めて官僚的で、目標達成よりも政治的利害が優先されており、効率は極めて非効率的です。ユニセフも例外ではありませんが、多くの人がユニセフに一定の価値を見いだしているのが現状です。もし、ユニセフやユニセフ協会の活動に疑問を感じたのであれば、ユニセフやユニセフ協会がうさんくさい、で立ち止まらずに、更にもう一歩進んで、自分に何ができるのかを考えて欲しいと切に願います。
より多くのコメントがこの議論にあるかもしれませんが、JavaScriptが有効ではない環境を使用している場合、クラシックなコメントシステム(D1)に設定を変更する必要があります。
「科学者は100%安全だと保証できないものは動かしてはならない」、科学者「えっ」、プログラマ「えっ」
因みに (スコア:2, 興味深い)
Re: (スコア:1, 参考になる)
ユニセフの募金活動に胡散臭さを感じるのって、募金者の意思(何に対しての募金なのか)が反映されないからなんですよね。
日本ユニセフのWebサイトにある説明では、
----------------------------------------------------------
みなさまから寄せられた募金は、日本ユニセフ協会を通じて、ニューヨークのユニセフ本部に送金され、ユニセフの活動資金として大切に使われます。
ユニセフ本部は、各国の子どもの状況に応じてユニセフ現地事務所に予算を配分し、ユニセフ現地事務所は現地政府などと協力しながら、子どものためのさまざまな支援活動を行っ
Re:因みに (スコア:1)
特定の用途のみに資金を使ってくださいと言う要望をかなえようとすると、事業分野別の予算を組む必要が出てきます。
このとき、ある用途では大量の余剰資金があるにも関わらず、他の用途には無いという問題が生じ得ます。
例えば、あなたがアフリカにと資金を投じたときに、アフリカでは予算があまっており、南アジアでは資金が不足しているかもしれません。
また、別の地域で干ばつや地震などの災害が発生したときにの救援資金にあなたの資金は使えません。
ユニセフくらいの規模の組織になると事業分野や地域は極めて広範になりますから、資金を用途別に集める事はかなりの無駄を生むことになりそうです。
ユニセフは世界のどこかのお金を必要としている子供のために募金したいが、誰にお金を渡したらよいのかがわからない人向けに、今世界を見渡して必要とされ得ている分野に資金を回してくれるサービスを提供していると考えた方が良いでしょう。
もちろん、そのような体制を作るために組織が肥大化し、非効率な運営が成されている問題もあります。
開発のどの分野に資金を投入するのが効率的であるかがわかっている人や、特定の領域に対して資金を提供すべきと言う信念がある方は、ユニセフのようなドンブリ勘定型の組織ではなく、特定分野に焦点を絞った活動を行っている組織に寄付をしたらよいのでしょう。
ただ、そのような組織を自ら探す手間をかける人は極めて少ないのが実情です。
多くの国連機関の運営は極めて官僚的で、目標達成よりも政治的利害が優先されており、効率は極めて非効率的です。
ユニセフも例外ではありませんが、多くの人がユニセフに一定の価値を見いだしているのが現状です。
もし、ユニセフやユニセフ協会の活動に疑問を感じたのであれば、ユニセフやユニセフ協会がうさんくさい、で立ち止まらずに、更にもう一歩進んで、自分に何ができるのかを考えて欲しいと切に願います。