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安全保証を隠れ蓑にした産業振興かもしれませんが、技術力維持のためにどうしたって税金投入が必要な領域なんですから、やむをえないのでは?技術力を維持する必要があるからこいつらにそのための金を渡す。コストはかかるがしょうがない、という説明ができるものならしたほうが良いと思いますが。
> GXロケットもそうだったけど、経済的な採算が見込めない案に限って、「安全保障」の旗印が湧いてくる。
経済的な採算が見込めるんならそんな旗印いらないし、採算も取れず適当なタテマエも持たないならそもそも案として成立しない、というだけでしょう。
基盤維持のために衛星7基しめて2000億円コースってのはいくらなんでもおごりすぎ。H-IIAがもう1回開発できる額ですぜ。そもそもQZSSは「衛星3基セットの方が静止衛星1つより仕事増えるんじゃね」という目算で始まった極めて不道徳なシロモノで、WINDSやETS-8と同じく森政権下のe-Japan戦略であまりに適当に盛り込まれ、その後の情勢変化一切無視したまま計画が進み、放送・通信機能も盛りこんで民間からも資金出させようとして案の定逃げられて、でもプロジェクトはこの通りずるずる生き残った。GPSで十分だからとGalileoへの誘いを蹴っておきながら、今になってGalap
この計画も「日本版GPS」みたいなデタラメな呼び名もダメダメすぎて叩く気も失せてたんだけど、
>H-IIAがもう1回開発できる額ですぜ。>残念ながら「適当なタテマエ」でさえ吹けば飛ぶよに薄っぺらで、QZSSは基盤維持のためとしても経済的に技術的に筋が悪すぎる。>こういうゾンビをいくつも抱えてきたままJAXAや宇宙分野の予算の増額をアッピールしてきたのがJAXA iや擬人化twitterだと思うともうね。
これは事実誤認ここ10年くらいの予算削減と不況で宇宙産業から撤退する企業続出で、もうH2ロケットを飛ばすのに最低限必要だった水準を維持でき
なんか「タテマエだけで非効率的なプロジェクトは整理して、もっとマトモな計画立てろよ派」と「マトモじゃなくてもとりあえず今の時点では繋いでおかないと技術が消えちゃう(いつかマトモなプロジェクトが来た時にゼロ以下からの出発になっちゃう)派」が互いにため息つきながら「何も調べてないけど宇宙関係って金の無駄遣いにしか思えない派」と三つ巴の戦いをしている感じですね。
「タテマエだけで非効率的なプロジェクトしかないから宇宙関係って金の無駄遣いにしか思えない派」がやってきましたよ。
現状+近い将来に見通せるだけで、H-IIAにして3機/年とHTV用のH-IIBが1機/年、これくらいは割と堅実な官需があって、これだけで種子島は割と忙しくなるし、製造基盤の維持には十分とは言わないけど必要な分くらいはあるんです。それでも抜ける企業があるのはどっちかといえば不況のせいだし、そういう分野にはその分野について手当てをすればいい。そこに7基/10年とかいうQZSSを突っ込むのは基盤維持と言うようなささやかなレベルじゃないですよ。事によると種子島につっかえる。
「何もやらないとか、さらに撤退企業を増やすという選択だけは、ありえない」とは言うけども、QZSSやるくらいなら普通の通信・放送衛星を2年に1基くらい作ってアジアやアフリカにプレゼントして回ったほうがよっぽど喜ばれるはずだし、それに限られた資源をつぎ込むならQZSSみたいなアプリケーションやる前にロケットの推進系と衛星のバス機器とにきちんと注いでもらわないと。
そういうちょっとでも建設的な話をしたいけど、それどころじゃないみたいだし http://techon.nikkeibp.co.jp/article/COLUMN/20100423/182126/ [nikkeibp.co.jp] http://www.kantei.go.jp/jp/singi/utyuu/seisaku_kaigi/dai7/siryou7_1.pdf [kantei.go.jp] http://www.wakayama-u.ac.jp/ifes/news/data/20101218-akiyama.pdf [wakayama-u.ac.jp] 過去8年間で撤退企業が54社、去年9月みちびきを打ち上げたH-IIA18号機は枯渇した電子部品を変更宇宙機器産業就業人口/国費投入額は95年がピークで1万人/4000億円、現在は4割減の6000人/2500億円JAXAの予算は99年がピークで2259億円、2005年1765億円、2010年1800億円IGSの重荷 http://twitpic.com/seo56 [twitpic.com] http://smatsu.air-nifty.com/lbyd/2007/01/25_a0ff.html [air-nifty.com] つ
最近どこからともなく
「中小企業も宇宙産業に参入しよう!」という動きをJAXAやその周辺があおっているのは、大手や老舗が儲からないからやめてしまい、多少赤字になっても箔付けに無理して少ない予算で作ってくれる新興企業を探してるから
なんて話を聞きますね。聞こえてくる話もなんか補助金付きで民間部品を使って安くしましょう(≒民間部品作っているところをだまくらかして安く作らせる)という話題ばかりだし。大手はもうほとんど儲からないことをを悟ってますよ。撤退する会社は老舗や大手、参入する会社は技術蓄積がない新興企業。参入してくれるだけましだし、それ自体はいいことだけど、古株が抜けた穴埋めに促進した結果「新規企業の参入多数」と言われても技術蓄積は断絶して技術力は落ちますよね…。
#宇宙産業は防衛産業とも密接につながっている防衛産業も、#予算削減以上にミサイル防衛で米国企業に多大な金が流れて国内産業の維持に回るお金は予算削減幅以上に減少中で瀕死#なのも関係してて、防衛撤退宇宙撤退なんてのも多いんじゃないかと思うがそれは別の話で。
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未知のハックに一心不乱に取り組んだ結果、私は自然の法則を変えてしまった -- あるハッカー
安全保障というが (スコア:3, すばらしい洞察)
安全保障的な観点で宇宙利用を考えるのは大いに結構だと思うけれど、 安全保障を隠れ蓑にして費用対効果の議論を回避するのは問題じゃないかなあ。
そもそも、かなりの面で米国に安全保障を依存している状況で、GPSへの依存を排除できるメリットがどこまで大きいか不明。
Re: (スコア:1, 興味深い)
安全保証を隠れ蓑にした産業振興かもしれませんが、技術力維持のためにどうしたって税金投入が必要な領域なんですから、やむをえないのでは?
技術力を維持する必要があるからこいつらにそのための金を渡す。コストはかかるがしょうがない、という説明ができるものならしたほうが良いと思いますが。
> GXロケットもそうだったけど、経済的な採算が見込めない案に限って、「安全保障」の旗印が湧いてくる。
経済的な採算が見込めるんならそんな旗印いらないし、採算も取れず適当なタテマエも持たないならそもそも案として成立しない、というだけでしょう。
QZSSはゾンビ (スコア:4, 興味深い)
基盤維持のために衛星7基しめて2000億円コースってのはいくらなんでもおごりすぎ。H-IIAがもう1回開発できる額ですぜ。
そもそもQZSSは「衛星3基セットの方が静止衛星1つより仕事増えるんじゃね」という目算で始まった極めて不道徳なシロモノで、
WINDSやETS-8と同じく森政権下のe-Japan戦略であまりに適当に盛り込まれ、その後の情勢変化一切無視したまま計画が進み、
放送・通信機能も盛りこんで民間からも資金出させようとして案の定逃げられて、でもプロジェクトはこの通りずるずる生き残った。
GPSで十分だからとGalileoへの誘いを蹴っておきながら、今になってGalap
Re: (スコア:2, 参考になる)
この計画も「日本版GPS」みたいなデタラメな呼び名もダメダメすぎて叩く気も失せてたんだけど、
>H-IIAがもう1回開発できる額ですぜ。
>残念ながら「適当なタテマエ」でさえ吹けば飛ぶよに薄っぺらで、QZSSは基盤維持のためとしても経済的に技術的に筋が悪すぎる。
>こういうゾンビをいくつも抱えてきたままJAXAや宇宙分野の予算の増額をアッピールしてきたのがJAXA iや擬人化twitterだと思うともうね。
これは事実誤認
ここ10年くらいの予算削減と不況で宇宙産業から撤退する企業続出で、もうH2ロケットを飛ばすのに最低限必要だった水準を維持でき
Re: (スコア:2, 興味深い)
なんか
「タテマエだけで非効率的なプロジェクトは整理して、もっとマトモな計画立てろよ派」と
「マトモじゃなくてもとりあえず今の時点では繋いでおかないと技術が消えちゃう(いつかマトモなプロジェクトが来た時にゼロ以下からの出発になっちゃう)派」が
互いにため息つきながら
「何も調べてないけど宇宙関係って金の無駄遣いにしか思えない派」と三つ巴の戦いをしている感じですね。
Re: (スコア:2)
「タテマエだけで非効率的なプロジェクトしかないから宇宙関係って金の無駄遣いにしか思えない派」がやってきましたよ。
現状+近い将来に見通せるだけで、H-IIAにして3機/年とHTV用のH-IIBが1機/年、これくらいは割と堅実な官需があって、
これだけで種子島は割と忙しくなるし、製造基盤の維持には十分とは言わないけど必要な分くらいはあるんです。
それでも抜ける企業があるのはどっちかといえば不況のせいだし、そういう分野にはその分野について手当てをすればいい。
そこに7基/10年とかいうQZSSを突っ込むのは基盤維持と言うようなささやかなレベルじゃないですよ。事によると種子島につっかえる。
「何もやらないとか、さらに撤退企業を増やすという選択だけは、ありえない」とは言うけども、
QZSSやるくらいなら普通の通信・放送衛星を2年に1基くらい作ってアジアやアフリカにプレゼントして回ったほうがよっぽど喜ばれるはずだし、
それに限られた資源をつぎ込むならQZSSみたいなアプリケーションやる前にロケットの推進系と衛星のバス機器とにきちんと注いでもらわないと。
Re: (スコア:1, 参考になる)
そういうちょっとでも建設的な話をしたいけど、それどころじゃないみたいだし
http://techon.nikkeibp.co.jp/article/COLUMN/20100423/182126/ [nikkeibp.co.jp]
http://www.kantei.go.jp/jp/singi/utyuu/seisaku_kaigi/dai7/siryou7_1.pdf [kantei.go.jp]
http://www.wakayama-u.ac.jp/ifes/news/data/20101218-akiyama.pdf [wakayama-u.ac.jp]
過去8年間で撤退企業が54社、去年9月みちびきを打ち上げたH-IIA18号機は枯渇した電子部品を変更
宇宙機器産業就業人口/国費投入額は95年がピークで1万人/4000億円、現在は4割減の6000人/2500億円
JAXAの予算は99年がピークで2259億円、2005年1765億円、2010年1800億円
IGSの重荷
http://twitpic.com/seo56 [twitpic.com]
http://smatsu.air-nifty.com/lbyd/2007/01/25_a0ff.html [air-nifty.com]
つ
Re:QZSSはゾンビ (スコア:0)
最近どこからともなく
なんて話を聞きますね。
聞こえてくる話もなんか補助金付きで民間部品を使って安くしましょう(≒民間部品作っているところをだまくらかして安く作らせる)という話題ばかりだし。
大手はもうほとんど儲からないことをを悟ってますよ。撤退する会社は老舗や大手、参入する会社は技術蓄積がない新興企業。
参入してくれるだけましだし、それ自体はいいことだけど、古株が抜けた穴埋めに促進した結果「新規企業の参入多数」と言われても技術蓄積は断絶して技術力は落ちますよね…。
#宇宙産業は防衛産業とも密接につながっている防衛産業も、
#予算削減以上にミサイル防衛で米国企業に多大な金が流れて国内産業の維持に回るお金は予算削減幅以上に減少中で瀕死
#なのも関係してて、防衛撤退宇宙撤退なんてのも多いんじゃないかと思うがそれは別の話で。