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空中投下後点火する迄は、弾道飛行で僅かに空力抵抗が働いて液体燃料は前寄り気味になる。一方点火後は、推力=加速度で液体燃料は後寄りになる。下手するとどちらかのモードで、燃料がエンジンに送れない事になる難しさがある。
打ち上げまでの燃料や酸化剤の蒸発があるから発射時の満タンは難しいけど燃料が送れるか心配しなきゃならないのは飛行機が下向いてる時くらいじゃないの?
慣性飛行中って電車内でブレーキを掛けた状態だよ。さて、中の人はどっちに動くって奴。
普通のロケット打ち上げだと燃料の受け口はタンクに下側にあればそれだけで自重で充填されるわけですが、水平に近い状態で尚且つ減速時には逆転しちゃうって話ですよ。一段目にSRBでも有れば加速Gを与え続けられるのですけど。ロケットエンジンで燃料吸えずに加圧用ガスとか吸うとエンジン爆発しかねないよ。
飛行機の慣性飛行?による無重力状態が、無重力実験になる程度には、空気抵抗による減速は無視できるものじゃないかな。
ほぼ0Gからのエンジン始動って、LE-5Bの再着火とかと似たようなもんじゃないかと
無重力になるだけでも、タンク内の液体と気体が混ざった、使いかけのアラビックヤマトをキャップを斜め上にして回したような状態になります。そのアラビックヤマトを吸い出した時、最初にぽすっ、と気泡が出てくると、ロケットエンジンの場合はタービンに吸い込まれてキャビテーションが発生、ブレードが破損、エンジンから炎が吹き戻してきて機体ごと爆発するわけですね。他にも気持ちよく浮いてた燃料が点火と同時に底に激突、というのもあります。こうした現象は"スロッシング"と呼ばれます。
サターンVやH-IIA上段などでは"アレッジモータ"と呼ぶ別系統のエンジンが取り付けられていて、始動手順の一環で機体に加速度を与えて予め燃料を底に寄せています。機体によっては姿勢制御用のスラスタで行うものもあります。いずれも実況ではいちいち言及されないので知らない人も多いと思います。
ちなみにソユーズでは下のブースターがまだ燃えてるうちに上段を点火する"ホット・ステージング"という強引な方法でこれを解決しています。あの1段/2段(2段/3段)のトラス剥き出し段間、かっこいいですよね。
あれは放物線軌道で飛行させて、空気抵抗による減速を打ち消すために少しエンジン吹かせて横方向の慣性力も発生しないように調整してます。簡単な説明ではエンジン停止して重力に任せるように書いてありますが、実際には精密な制御飛行で内部の見かけの重力を消してます。それでも大きな機体を大気の外乱に合わせるのは難しいので、0.01G以下はできないそうです。もっと精密な実験したかったら、落下搭を使った実験が必要です。
航空機による無重力実験で、横方向の空気抵抗が定量的にどの程度なのかは聞いたことないので分かりません。無重力実験だと高度20,000m以上で行うので、今回のように12,000mだと空気抵抗もより大きくなりそう。
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ロケットLauncherOne一段目は液体燃料ロケット(RP-1+LOX) (スコア:1)
空中投下後点火する迄は、弾道飛行で僅かに空力抵抗が働いて液体燃料は前寄り気味になる。
一方点火後は、推力=加速度で液体燃料は後寄りになる。
下手するとどちらかのモードで、燃料がエンジンに送れない事になる難しさがある。
Re: (スコア:0)
打ち上げまでの燃料や酸化剤の蒸発があるから発射時の満タンは難しいけど
燃料が送れるか心配しなきゃならないのは飛行機が下向いてる時くらいじゃないの?
Re: (スコア:0)
慣性飛行中って電車内でブレーキを掛けた状態だよ。さて、中の人はどっちに動くって奴。
普通のロケット打ち上げだと燃料の受け口はタンクに下側にあればそれだけで自重で充填されるわけですが、水平に近い状態で尚且つ減速時には逆転しちゃうって話ですよ。
一段目にSRBでも有れば加速Gを与え続けられるのですけど。
ロケットエンジンで燃料吸えずに加圧用ガスとか吸うとエンジン爆発しかねないよ。
Re:ロケットLauncherOne一段目は液体燃料ロケット(RP-1+LOX) (スコア:1)
飛行機の慣性飛行?による無重力状態が、無重力実験になる程度には、
空気抵抗による減速は無視できるものじゃないかな。
ほぼ0Gからのエンジン始動って、LE-5Bの再着火とかと似たようなもんじゃないかと
Re:ロケットLauncherOne一段目は液体燃料ロケット(RP-1+LOX) (スコア:3)
無重力になるだけでも、タンク内の液体と気体が混ざった、使いかけのアラビックヤマトをキャップを斜め上にして回したような状態になります。そのアラビックヤマトを吸い出した時、最初にぽすっ、と気泡が出てくると、ロケットエンジンの場合はタービンに吸い込まれてキャビテーションが発生、ブレードが破損、エンジンから炎が吹き戻してきて機体ごと爆発するわけですね。他にも気持ちよく浮いてた燃料が点火と同時に底に激突、というのもあります。こうした現象は"スロッシング"と呼ばれます。
サターンVやH-IIA上段などでは"アレッジモータ"と呼ぶ別系統のエンジンが取り付けられていて、始動手順の一環で機体に加速度を与えて予め燃料を底に寄せています。機体によっては姿勢制御用のスラスタで行うものもあります。いずれも実況ではいちいち言及されないので知らない人も多いと思います。
ちなみにソユーズでは下のブースターがまだ燃えてるうちに上段を点火する"ホット・ステージング"という強引な方法でこれを解決しています。あの1段/2段(2段/3段)のトラス剥き出し段間、かっこいいですよね。
Re: (スコア:0)
あれは放物線軌道で飛行させて、空気抵抗による減速を打ち消すために少しエンジン吹かせて横方向の慣性力も発生しないように調整してます。
簡単な説明ではエンジン停止して重力に任せるように書いてありますが、実際には精密な制御飛行で内部の見かけの重力を消してます。
それでも大きな機体を大気の外乱に合わせるのは難しいので、0.01G以下はできないそうです。
もっと精密な実験したかったら、落下搭を使った実験が必要です。
航空機による無重力実験で、横方向の空気抵抗が定量的にどの程度なのかは聞いたことないので分かりません。
無重力実験だと高度20,000m以上で行うので、今回のように12,000mだと空気抵抗もより大きくなりそう。