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アレゲは一日にしてならず -- アレゲ見習い
正直な話 (スコア:2, 興味深い)
何年後に可能かを抜きにして語るのならば、核融合技術そのものの実現可能性を否定するつもりはありません。しかしながら少なくとも現時点では、本来なら実験炉を作る段階にさえ至っていないと思われますし、もしITERを作っても新たな課題が噴出するだけでしょう(‘現時点’では反対、という意見はこれ)。
建前は’実現可能かを検証する施設’ですからそれはある意味実用化のためには必要な過程なのかもしれませんが、世間がそのよう
Re:正直な話 (スコア:1)
>核融合というキーワードに関わる全ての研究に否定的な烙印が押される最悪の状況を恐れている人も反対者には多いのではないでしょうか。
商業的に核融合を実現するつもりなら、より大きな器は必須でしょ?
ITERが出来て、商業化への道のりが多少ともはっきりするのなら、それは核融合研
Re:正直な話 (スコア:3, 参考になる)
最近の問題として浮上しているのが
「ホントーに連続稼動できるのか?」
「エネルギー収支的に見合うの?」
「商業的に成功すんの?」
等で、特に深刻なのが「炉壁の放射化」の問題です。
核融合では反応が起こると超強力な中性子が発生するので
その中性子が炉壁にぶち当たると壁が放射能を帯びてすぐに
使い物にならなくなってしまいます。
また、この放射化した炉壁は放射性廃棄物になってしまいます
からその処理どーすんのよ
テキトーな話 (スコア:0)
>「ホントーに連続稼動できるのか?」
原研では自発電流・電磁波・ビーム加熱で維持できるとしています。
また間欠運転モードでもかまわないという話もあります(熱収支的には有利、
コスト的には1割程度不利)。欧米は当初こちらを主張していました。
>「エネルギー収支的に見合うの?」
当初のITER間欠運転モードではエネルギー増倍率∞で設計されていました。
現在のコンパクトイータでは10程度が予定されています。
(核融合を研究していたのならITERスケーリング則ぐらいはご存知でしょうね)
>「商業的に成功すんの?」
ここが問題ということには同意します。
>また、この放射化した炉壁は放射性廃棄物になってしまいます
>からその処理どーすんのよ、って問題もあります。
核分裂生成物や超ウラン元素を含まない中・低レベル廃棄物は
浅地下処分が確立されてますが?炉壁の遠隔交換にはすでに成功していますが?
>放射化しない材質を求めて世界中の核融合系材料工学の研究者が
>血眼になっているハズですが、未だに十分条件を満たすような材料
>が開発されたとは過分にして聞いてません。
SiCやバナジウム合金等は加工や生産の問題だと聞いていますが?
そもそも繊維強化銅や低放射化フェライト鋼が中性子で放射化する、
といってもそれで炉という概念が成立しないようなレベルの話ではありません。
核融合のメリットは「高レベル廃棄物を出さない、核暴走しない」ことであって、
(DT核融合の場合)どんなにうまくいっても低レベル廃棄物は核分裂路より多く出ます。
この手の話を聞くたびになぜそんな10年間進歩が無かったかのような議論が
行われるのか不思議です。上にも少し書きましたが、逆に
・高レベル廃棄物は出ないが中・低レベル廃棄物は分裂炉以上にでる
・はたしてまともなコストでできるのか?
(石炭・石油・ウラン等にコスト的に太刀打ちできるとは思わないし、
「まだできていないから」で逃げ気味)
あたりが世間ではっきり議論されないのが不思議というか不健全に思います。
#核融合からは足を洗ったのでAC