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アレゲはアレゲを呼ぶ -- ある傍観者
宇宙線イベント (スコア:1)
同じ重心系エネルギーを固定標的で生み出す入射ビームは14TeV^2/2=1e+17GeV。
これは、宇宙線イベントではまれに見られるエネルギーですよね? 観測数としてはずいぶん小さいですが、地球に降り注ぐ宇宙線の総量から考えるとかなりの頻度で地球上ではこの反応が起こっているはずです。
もっとも、重イオン(鉛)の場合はまた違うかもしれませんが。。。
それはそうと、電子って点粒子だと思っているんですよね?
電子も有限な質量をもっているので、有限なシュバルツシルト半径をもっているわけですが、なぜブラックホールにならないのでしょうか??
Re:宇宙線イベント (スコア:2, 参考になる)
私ゃこの方面の専門家ではないのでてけとーなこと云ってるかも知れんが、「粒子」は何かの相互作用の時しか出て来ないので一旦粒子は忘れて全部波で考えた方がいいかもだ。つまり、質点は存在しない。と。
>電子も有限な質量をもっているので、有限なシュバルツシルト半径をもっているわけですが、なぜブラックホールにならないのでしょうか??
電子の質量で重力崩壊を起こす程「波」を収縮させるにはどれだけエネルギーがいるか、計算するなり想像するなりしてみればなんとなくわかると思う。
Re:宇宙線イベント (スコア:1, 興味深い)
シュバルツシルト半径がプランク長以下になっちゃうんで意味を持たないからでは。
Re:宇宙線イベント (スコア:1)
Re: (スコア:0)
電子の場合、点粒子であるとしても計算上のシュバルツシルト半径が
プランク長以下であるということは、時空の構造が揺らぎのために
きっちり規定できないほど小さい範囲でのみブラックホールとして
振る舞える(=揺らぎでブラックホールとしての時空構造が崩れるため
実際にはブラックホールとしては振る舞えない)というだけで。
まあそもそもプランク長ぐらいの小さいところでは相対論は破綻して
いると考えられている(量子重力理論が必要)とか、電子は点粒子
ではなく有限の大きさをもつ粒子なんじゃないかとかあるんで
そもそもの前提がどうなんだろ、ってのもありますが。
Re:宇宙線イベント (スコア:1)
もちろん、質量の広がりはシュバルツシルト半径より大きい。(電弱場は漸近自由性を持つので、中心の質量集中はない)
the.ACount
Re:宇宙線イベント (スコア:1)