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タレコミ本文にもあるTechnobahnの記事 [technobahn.com]によると,振動の原因は,アレス1が固体燃料エンジンを採用していることのようです.
固体燃料エンジンでは,ガスが噴出される過程において超音速の渦が発生し,それがロケットを激しくゆさぶるそうです.そして,アレス1は固体燃料ロケットとしてはあまりに巨大であるため,NASAも渦による振動をシミュレートしきれなかったようです.
とりあえずでかいものを作っちゃおう,なんかやばそうだけど小さくせずにおもりをつけちゃおう,というのはとてもアメリカらしい発想だと思います.
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にわかな奴ほど語りたがる -- あるハッカー
ロケットと衛星と振動 (スコア:5, 興味深い)
そして、幾つかの周波数帯の振動の加速度、音響においても各帯域の音圧があってそれを元に、衛星設計において振動が共振してややこしいことにならないように、構造解析で共振せず耐えるように衛星は開発されるようです。
そして、試作段階でランダム振動試験で振動を与えて確認をしていきます。
大学が作っている超小型のキューブサットでは、サイズが小さい故に共振周波数が高くなってランダム振動に通るかどうかが見られるみたいですね。
衛星を作る視点がそうであると言うことは、ロケット開発においても衛星に無駄な剛性を持たせないように乗り心地の良いロケットが必要で、衛星関連の書籍でも、ロケットにより乗り心地の善し悪しがあると書かれています。
今回は、設計時のシミュレーションで洗いきれなかったのかなと思いました。
それか、色々と平行でやっていて確認のしようが無かったのかな?
振動をシミュレートできなかった原因 (スコア:4, 興味深い)
タレコミ本文にもあるTechnobahnの記事 [technobahn.com]によると,振動の原因は,アレス1が固体燃料エンジンを採用していることのようです.
固体燃料エンジンでは,ガスが噴出される過程において超音速の渦が発生し,それがロケットを激しくゆさぶるそうです.そして,アレス1は固体燃料ロケットとしてはあまりに巨大であるため,NASAも渦による振動をシミュレートしきれなかったようです.
とりあえずでかいものを作っちゃおう,なんかやばそうだけど小さくせずにおもりをつけちゃおう,というのはとてもアメリカらしい発想だと思います.
Re: (スコア:0)
シャトルはそれを2発使っているんだけども、そっちもシミュレーションしてなかったんだろうか?
Re: (スコア:3, 興味深い)
シャトルの場合、巨大な燃料タンクと、これまた巨大なオービター本体に付随するブースターだったから、問題にならなかったんでしょう。
シャトル本体の液体ロケットの方をスロットリングして、加速度の調節をすることもできたはずです。
一方のアレスの場合、固体燃料ロケットの上にのっかるのは、シャトルに比べたら相対的に微小なペイロードです。
シャトルのブースターに更に1セグメント追加して、燃焼時間も延ばしているはずです。
固体燃料ロケットの素の性質が強く出てしまう
マーキュリー計画に逆戻り (スコア:1)