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デブリ回収用に鳥もち衛星みたいなのはできないんだろうかと、ふと思った。
小川一水の「第六大陸」で、中心に推進部のある金タワシみたいなので捕獲して燃料がつきかけたら大気圏に落として燃え尽きさせる・・・ってのがありましたなぁ打ち上げのときは金タワシ部分は圧縮されていて、宇宙に出てから展開して何倍(何十倍だっけ?)にもなるとか結構考えられていたような・・・
でも、金タワシだと細かいのがよけい飛び散りそうな気がしないでもないんでそのあたりの構造に一工夫が要りそう
軽い金属箔程度では、衝突してきたデブリを破壊できるかもしれませんが、運動量は大して奪えないのでは。つまり、デブリは粉々になりつつも金タワシを貫通し、より小さな多数のデブリがほとんど軌道速度を変えずに存在し続けてしまう可能性が大きそう。
効率的に軌道速度を落とすには、質量のでかい壁にぶつけるのが良さそうですね。壁自体は粉々になってもデブリにならないような…となると、粉々になれば昇華してくれる氷とかかなあ。しかし、「軌道上で自由に動かせる(デブリとの衝突軌道に乗せられる)質量のでかい壁」という時点で、デブリ除去技術としてはあんまり現実的でなくなってしまう問題がでかい。ああ難しい。
ということで、「将来、人工衛星の衝突事故を防ぐためにどういった手段があるか?」というScienceDiary記事。
ScienceDiary Satellite Collisions: What Can Be Done To Prevent Them In The Future? [sciencedaily.com]
# これもいまいちだけど(超長期的な解決策ではない)、現実解としてはこのあたりでお茶を濁すしかなさそう。
「帯電させたマイクロブラックホールをぶつける。」
#「おっと、手が滑った。」「地球が吸い込まれちゃったけどどうする?」
細かいところは考察していない(というか能力的に考察できない(汗))ですが、たしかデブリは摩擦熱で蒸発してしまう、あるいはすり抜けるほど小さくなれば問題はないってことになってたような気がします#そういう意味では「捕獲」は間違いですねそういうことが可能なほど高密度で巨大な金タワシ(しかも打ち上げ時にはコンパクトに圧縮)が可能なのかどうか・・・#個人的には「科学の進歩で何とかなるさ」という楽観論者ですが(笑)
より小さな多数のデブリがほとんど軌道速度を変えずに存在し続けてしまう
だいたい、直径 1cm 程度以下になればホイップル・バンパー [wikipedia.org]で防げるんですよ。だから、そこまで砕いてしまえば致命的な問題は少なくなります。まぁ、宇宙船とか船外作業中の宇宙飛行士とかはまだ危険でしょうが。 それに、細かく砕けば体積(重量といってもいい)あたりの表面積は大きくなりますから、わずかに存在する空気抵抗で落ちるのも早くなりますからね。
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ナニゲにアレゲなのは、ナニゲなアレゲ -- アレゲ研究家
デブリ回収衛星 (スコア:2)
デブリ回収用に鳥もち衛星みたいなのはできないんだろうかと、ふと思った。
Re:デブリ回収衛星 (スコア:0)
小川一水の「第六大陸」で、中心に推進部のある金タワシみたいなので捕獲して
燃料がつきかけたら大気圏に落として燃え尽きさせる・・・ってのが
ありましたなぁ
打ち上げのときは金タワシ部分は圧縮されていて、
宇宙に出てから展開して何倍(何十倍だっけ?)にもなるとか
結構考えられていたような・・・
でも、金タワシだと細かいのがよけい飛び散りそうな気がしないでもないんで
そのあたりの構造に一工夫が要りそう
Re:デブリ回収衛星 (スコア:3, 興味深い)
軽い金属箔程度では、衝突してきたデブリを破壊できるかもしれませんが、運動量は大して奪えないのでは。つまり、デブリは粉々になりつつも金タワシを貫通し、より小さな多数のデブリがほとんど軌道速度を変えずに存在し続けてしまう可能性が大きそう。
効率的に軌道速度を落とすには、質量のでかい壁にぶつけるのが良さそうですね。壁自体は粉々になってもデブリにならないような…となると、粉々になれば昇華してくれる氷とかかなあ。
しかし、「軌道上で自由に動かせる(デブリとの衝突軌道に乗せられる)質量のでかい壁」という時点で、デブリ除去技術としてはあんまり現実的でなくなってしまう問題がでかい。ああ難しい。
ということで、「将来、人工衛星の衝突事故を防ぐためにどういった手段があるか?」というScienceDiary記事。
ScienceDiary Satellite Collisions: What Can Be Done To Prevent Them In The Future? [sciencedaily.com]
# これもいまいちだけど(超長期的な解決策ではない)、現実解としてはこのあたりでお茶を濁すしかなさそう。
Re:デブリ回収衛星 (スコア:2, 興味深い)
太陽系辺境空域 (スコア:0)
「帯電させたマイクロブラックホールをぶつける。」
#「おっと、手が滑った。」「地球が吸い込まれちゃったけどどうする?」
Re: (スコア:0)
細かいところは考察していない(というか能力的に考察できない(汗))ですが、
たしかデブリは摩擦熱で蒸発してしまう、あるいはすり抜けるほど小さくなれば問題はない
ってことになってたような気がします
#そういう意味では「捕獲」は間違いですね
そういうことが可能なほど高密度で巨大な金タワシ(しかも打ち上げ時にはコンパクトに圧縮)が
可能なのかどうか・・・
#個人的には「科学の進歩で何とかなるさ」という楽観論者ですが(笑)
Re: (スコア:0)
だいたい、直径 1cm 程度以下になればホイップル・バンパー [wikipedia.org]で防げるんですよ。だから、そこまで砕いてしまえば致命的な問題は少なくなります。まぁ、宇宙船とか船外作業中の宇宙飛行士とかはまだ危険でしょうが。
それに、細かく砕けば体積(重量といってもいい)あたりの表面積は大きくなりますから、わずかに存在する空気抵抗で落ちるのも早くなりますからね。