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秒間30コマ撮ることを前提に設計されたビデオカメラをわざわざ宇宙に持っていって、NHKがこれ見よがしに「わが協会が叡智を結集して開発したハイビジョンカメラでなければここまで精細に記録できなかった」みたいな自慢タラタラの態度を視聴者に見せ付けるのが、いつもなにかと気に障るのですが、こーゆー用途に対して、本当にビデオカメラがベストな選択なのか、ちょっと疑問。
松浦氏のコラム [nikkeibp.co.jp]にあるとおり
「かぐや」の開発段階では、NHKのハイビジョンカメラの搭載は、疑問視されていた。「かぐや」搭載の通信システムは月周回軌道から地球に 10Mbps(1秒間に10メガビット)のデータを送信できるように設計されている。この速度では、1分間のハイビジョン画像を伝送するのに20分かかる。つまり、その他の科学観測機器の取得データを送信する時間が、圧迫されることになる。このため計画に参加した科学者達の間では「科学観測のための探査機が、ハイビジョンカメラのせいで十分なデータ伝送が不可能になるなら本末転倒だ」という意見が強かった。
とのことで、いろいろな研究者の方もハイビジョンの動画撮影カメラが本当に必要なのか懐疑的で、ある程度意見対立があったのは間違いなさそうですね。ただ、広報という意味で、的川教授をはじめとした宇宙開発をもっと世の中に発信していこうという活動の中で搭載された、つまりスポンサーである国民に宣伝する・こびを売るための装置であったと言えると思います。その点では、愚民共にその価値をわかりやすく示すためには動画である必要があったと言える、と考えますがいかがでしょうか。
なので、ビデオカメラがベストだなんて、誰も思ってないと思いますよ。今じゃ手のひらにのる超小型HD CCDヘッドが開発されている時代ですからアレですが、計画当時はこんな巨大なものを載せるなんてって意見も当然あったでしょうし。
NHKがこれ見よがしに「わが協会が叡智を結集して開発したハイビジョンカメラでなければここまで精細に記録できなかった」みたいな自慢タラタラの態度を視聴者に見せ付けるのが、いつもなにかと気に障る
激しく同意ですね。てか、ぶっちゃけNHKじゃなくったってできるはずだよあんなの。結局レンズはFUJINONなんだから、NECだってできただろうし、IKEGAMIだって。特殊カメラだったらナックとかと手を組めばもっと安く確実につまらん利権を取られずにできたと思うんですが。(何が「過酷な環境に耐えるように作った」だよ。宇宙機器ならあたりまえ。カメラよりもっとシビアな積載条件のセンサーだってあるんだから、別に宣伝して回るような事じゃないだろ。その上全部(C)入れて公開渋りやがったし。)NHKを巻き込んだことすら広報戦略だったと思います。効果は抜群だったし、良いか悪いかは置いておいて。
NASAでもボイジャーの時は「可視光のカメラなどいらない」という意見を、カール・セーガンが説き伏せて搭載することになったそうで、こういうのはいつでもどこでも起こるんですなあ。ある意味、大衆や商業主義と科学技術が共存している健全な例かも。
# カール・セーガンの業績は高く評価されていますが、学会より一般社会の方を向きすぎという批判があったのも事実。
ぶっちゃけ既存品の改造でんがな。アポロやそれ以降のニコンと同じ
金主=皆様のNHK設計制作=池上通信機砧は多分ノータッチと思われ
http://www.ikegami.co.jp/news/n20071105.html [ikegami.co.jp]
もしHDTV撮影が科学観測を圧迫するようなら、地球の出だけ撮影しておしまいにすることも出来たはずなので、実際は問題ないみたいですね。「まだ撮るか」と言いたくなるほどいっぱい撮影してますし。
仮定の話ではなくって「他に宇宙関係企業で似たような実績を持つ企業はいくらでもある」って話で、誰でもじゃなくて「既存にそういったものを手がけている企業が何社もあるのに、なぜ実績のないNHKを使うのか」って話なんですけど。たとえばNECは宇宙向けのカメラ・センサなど山ほど手がけてるし、IKEGAMIやナックは軍用等の過酷な環境で使うカメラを作っている。なぜ「カメラを宇宙に打ち上げるだけなら誰でもできる」なんてミスリードしたのか興味深いところ。
#しかもその理屈、単純にやったもん勝ちって話じゃないか。批判は許さないってか?あほらし。
「既存にそういったものを手がけている企業が何社もあるのに、なぜ実績のないNHKを使うのか」って話なんですけど。
NHKはスペシャル番組をつくってくれますが、他のカメラメーカーではカメラを作ってくれるだけだからでしょう。これはさんざん既出だと思いますが。
親コメントのほうの「愚民共」という書かれ方といい、一般向けの広報の重要性を理解されていない人が多いように感じますね。
「既存にそういったものを手がけている企業が何社もあるのに、なぜ実績のないNHKを使うのか」って話なんですけど。NHKはスペシャル番組をつくってくれますが、他のカメラメーカーではカメラを作ってくれるだけだからでしょう。これはさんざん既出だと思いますが。
そのスペシャル番組が、つまらんゲストを呼んでの余計なスタジオトークばかりだったったりします。黙って映像だけ見せててくれりゃ、それだけでお腹いっぱいなのに。
映像のみであれば、5分番組くらいになっちゃいそうですね。実際にそのくらいの尺でご希望通りの構成のミニ番組もあったように記憶しているので、そちらをご覧になればよかったのではないでしょうか。
# 渡部先生、ゲストのトークがつまらないと不評です。次の機会では頑張ってください。## (私は面白かったですけど)
> #映像撮るだけなら自前でロケット打ち上げればいいじゃん。> #文句あるならその位やれ。本気なら、ね。(たぶんそこまで本気なのは居ない)
と、NHKに言ってやりたいんですよね。わかります。
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にわかな奴ほど語りたがる -- あるハッカー
どーしてもビデオカメラで撮らなきゃいけない? (スコア:1, すばらしい洞察)
秒間30コマ撮ることを前提に設計されたビデオカメラをわざわざ宇宙に
持っていって、NHKがこれ見よがしに「わが協会が叡智を結集して開発した
ハイビジョンカメラでなければここまで精細に記録できなかった」みたいな
自慢タラタラの態度を視聴者に見せ付けるのが、いつもなにかと気に障るのですが、
こーゆー用途に対して、本当にビデオカメラがベストな選択なのか、ちょっと疑問。
Re:どーしてもビデオカメラで撮らなきゃいけない? (スコア:4, 参考になる)
松浦氏のコラム [nikkeibp.co.jp]にあるとおり
とのことで、いろいろな研究者の方もハイビジョンの動画撮影カメラが本当に必要なのか懐疑的で、ある程度意見対立があったのは間違いなさそうですね。
ただ、広報という意味で、的川教授をはじめとした宇宙開発をもっと世の中に発信していこうという活動の中で搭載された、つまりスポンサーである国民に宣伝する・こびを売るための装置であったと言えると思います。その点では、愚民共にその価値をわかりやすく示すためには動画である必要があったと言える、と考えますがいかがでしょうか。
なので、ビデオカメラがベストだなんて、誰も思ってないと思いますよ。今じゃ手のひらにのる超小型HD CCDヘッドが開発されている時代ですからアレですが、計画当時はこんな巨大なものを載せるなんてって意見も当然あったでしょうし。
激しく同意ですね。てか、ぶっちゃけNHKじゃなくったってできるはずだよあんなの。結局レンズはFUJINONなんだから、NECだってできただろうし、IKEGAMIだって。特殊カメラだったらナックとかと手を組めばもっと安く確実につまらん利権を取られずにできたと思うんですが。(何が「過酷な環境に耐えるように作った」だよ。宇宙機器ならあたりまえ。カメラよりもっとシビアな積載条件のセンサーだってあるんだから、別に宣伝して回るような事じゃないだろ。その上全部(C)入れて公開渋りやがったし。)
NHKを巻き込んだことすら広報戦略だったと思います。効果は抜群だったし、良いか悪いかは置いておいて。
Re:どーしてもビデオカメラで撮らなきゃいけない? (スコア:1, 興味深い)
NASAでもボイジャーの時は「可視光のカメラなどいらない」という意見を、カール・セーガンが説き伏せて搭載することになったそうで、こういうのはいつでもどこでも起こるんですなあ。
ある意味、大衆や商業主義と科学技術が共存している健全な例かも。
# カール・セーガンの業績は高く評価されていますが、学会より一般社会の方を向きすぎという批判があったのも事実。
Re:どーしてもビデオカメラで撮らなきゃいけない? (スコア:1, 参考になる)
ぶっちゃけ既存品の改造でんがな。アポロやそれ以降のニコンと同じ
金主=皆様のNHK
設計制作=池上通信機
砧は多分ノータッチと思われ
http://www.ikegami.co.jp/news/n20071105.html [ikegami.co.jp]
Re: (スコア:0)
もしHDTV撮影が科学観測を圧迫するようなら、地球の出だけ撮影して
おしまいにすることも出来たはずなので、実際は問題ないみたいですね。
「まだ撮るか」と言いたくなるほどいっぱい撮影してますし。
Re: (スコア:0)
天地の差ほどの違いがあるんだよ? できるはずという仮定をずらずら並べてるけどさ。
カメラを宇宙に打ち上げるだけなら誰でもできる、というのと大差無いこと並べられても‥。
#映像撮るだけなら自前でロケット打ち上げればいいじゃん。
#文句あるならその位やれ。本気なら、ね。(たぶんそこまで本気なのは居ない)
Re:どーしてもビデオカメラで撮らなきゃいけない? (スコア:1, 興味深い)
仮定の話ではなくって「他に宇宙関係企業で似たような実績を持つ企業はいくらでもある」って話で、誰でもじゃなくて「既存にそういったものを手がけている企業が何社もあるのに、なぜ実績のないNHKを使うのか」って話なんですけど。たとえばNECは宇宙向けのカメラ・センサなど山ほど手がけてるし、IKEGAMIやナックは軍用等の過酷な環境で使うカメラを作っている。
なぜ「カメラを宇宙に打ち上げるだけなら誰でもできる」なんてミスリードしたのか興味深いところ。
#しかもその理屈、単純にやったもん勝ちって話じゃないか。批判は許さないってか?あほらし。
Re:どーしてもビデオカメラで撮らなきゃいけない? (スコア:4, すばらしい洞察)
NHKはスペシャル番組をつくってくれますが、他のカメラメーカーではカメラを作ってくれるだけだからでしょう。これはさんざん既出だと思いますが。
親コメントのほうの「愚民共」という書かれ方といい、一般向けの広報の重要性を理解されていない人が多いように感じますね。
Re:どーしてもビデオカメラで撮らなきゃいけない? (スコア:1)
そのスペシャル番組が、つまらんゲストを呼んでの余計なスタジオトークばかりだったったりします。
黙って映像だけ見せててくれりゃ、それだけでお腹いっぱいなのに。
敢えて言おう。カスである!と。
Re:どーしてもビデオカメラで撮らなきゃいけない? (スコア:2)
映像のみであれば、5分番組くらいになっちゃいそうですね。実際にそのくらいの尺でご希望通りの構成のミニ番組もあったように記憶しているので、そちらをご覧になればよかったのではないでしょうか。
# 渡部先生、ゲストのトークがつまらないと不評です。次の機会では頑張ってください。
## (私は面白かったですけど)
Re: (スコア:0)
実際にはNHKはヘタな考えで動くことが多いと思いますよ。
たとえば紅白歌合戦なんかトラディショナルなスタイルでやったほうがいいのに、
無理に下品な演出をして家族そろって見ることができない猥褻な番組になっちゃって、とか。
Re: (スコア:0)
NHKが金を出して、池上が作ったのでしょう。
大雑把に言って、池上はNHK研究所のテレビカメラ製造部門、だと思います。
電電公社が企画・仕様を設計して、ファミリー企業が製造するっていう、旧電電ファミリーと同じ構図ですね。
Re: (スコア:0)
> #映像撮るだけなら自前でロケット打ち上げればいいじゃん。
> #文句あるならその位やれ。本気なら、ね。(たぶんそこまで本気なのは居ない)
と、NHKに言ってやりたいんですよね。
わかります。