アカウント名:
パスワード:
むしろ、最大・最強・最悪の敵は、無理やりな設計流用で、コストカットができるという、近視眼的な考え方じゃないかな?
が、5セグメントSRBもSRBを単体で使った打上げ機もシャトル時代からアイデアや計画は出てたんだよね。本当に新規のアイテムはJ-2の改良だと言いつつほぼ新エンジンにしか見えないJ-2Xくらいなもので。Delta 4 heavyやAtlas 5 heavyをMan ratedにする、あるいは全く新規に25-30t級の有人打上げ機を作ることになっていたらAres Iより早く安く安全になったのか、と言われると……LEO/ISSへの輸送はCOTSに任せるにしても。
「何が何でも新規設計すれば、全てが上手くいく」というのも、また逆の近視眼である事は、認めざるを得ません。ですが、アレスロケットのケースでは、設計流用のメリットは、失われてしまっているように見えます。
一般論として、設計流用のメリットとは、「面倒な確認・検算作業をパスできる」点にあると、私は考えます。ですが、設計している設備や装置の用途が変ってしまえば、結局、イチから確認をやりなおすハメに、なるのではないでしょうか。
// 経営者とか、プロジェクトマネージャみたいな立場の人々は、// 使いまわされて、小汚くなった図面やドキュメントを見て、// 「設計流用のお陰で、ドキュメントを新規に書き起こす手間が省けた」// と、満足げに微笑むのですが、工数的には、大した節約になっていません。
シャトルとロケットでは、様々な前提条件が異なっていたと思われます。初期のプラン通りに、シャトルのバリアントを増やしたとしても、額面通りにローコストな運用が出来たとは、断言し難いのではないでしょうか。
個人的には、流用の効果が出るのは(言い方を換えれば"量産効果が効くのは")、製造段階での話ではないのか、という印象を持っています。
より多くのコメントがこの議論にあるかもしれませんが、JavaScriptが有効ではない環境を使用している場合、クラシックなコメントシステム(D1)に設定を変更する必要があります。
身近な人の偉大さは半減する -- あるアレゲ人
アレス1の最大の敵は (スコア:0)
Re: (スコア:4, すばらしい洞察)
むしろ、最大・最強・最悪の敵は、
無理やりな設計流用で、コストカットができるという、
近視眼的な考え方じゃないかな?
Re: (スコア:2)
が、5セグメントSRBもSRBを単体で使った打上げ機もシャトル時代からアイデアや計画は出てたんだよね。
本当に新規のアイテムはJ-2の改良だと言いつつほぼ新エンジンにしか見えないJ-2Xくらいなもので。
Delta 4 heavyやAtlas 5 heavyをMan ratedにする、あるいは全く新規に25-30t級の有人打上げ機を作ることになっていたら
Ares Iより早く安く安全になったのか、と言われると……LEO/ISSへの輸送はCOTSに任せるにしても。
Re:アレス1の最大の敵は (スコア:2, 興味深い)
「何が何でも新規設計すれば、全てが上手くいく」というのも、
また逆の近視眼である事は、認めざるを得ません。
ですが、アレスロケットのケースでは、
設計流用のメリットは、失われてしまっているように見えます。
一般論として、設計流用のメリットとは、
「面倒な確認・検算作業をパスできる」点にあると、私は考えます。
ですが、設計している設備や装置の用途が変ってしまえば、
結局、イチから確認をやりなおすハメに、なるのではないでしょうか。
// 経営者とか、プロジェクトマネージャみたいな立場の人々は、
// 使いまわされて、小汚くなった図面やドキュメントを見て、
// 「設計流用のお陰で、ドキュメントを新規に書き起こす手間が省けた」
// と、満足げに微笑むのですが、工数的には、大した節約になっていません。
シャトルとロケットでは、様々な前提条件が異なっていたと思われます。
初期のプラン通りに、シャトルのバリアントを増やしたとしても、
額面通りにローコストな運用が出来たとは、断言し難いのではないでしょうか。
個人的には、流用の効果が出るのは
(言い方を換えれば"量産効果が効くのは")、
製造段階での話ではないのか、という印象を持っています。