The American Engineers' Council for Professional Development (ECPD, the predecessor of ABET) has defined engineering as follows:
The creative application of scientific principles to design or develop structures, machines, apparatus, or manufacturing processes, or works utilizing them singly or in combination; or to construct or operate the same with full cognizance of their design; or to forecast their behavior under specific operating conditions; all as respects an intended function, economics of operation and safety to life and property.
選ばれたのは真田さん? (スコア:0)
Re:選ばれたのは真田さん? (スコア:0)
・必要以上の冗長性を確保することによって総コストと故障の可能性そのものとを増大せしめること
・再現性に乏しく再教育にも規模の拡大にも難儀しがちな所謂「職人技」を用いざるを得なくなること
・工学的進歩なり工学的特長なりを差し置いた部分ばかりで工業製品が評価されてしまうこと
等は評価の対象というよりは工学の敗北で、「こんなこともあろうかと」的なヤマトの真田さん的人物は実際に居た日にはダメ工学者だったりする。
真田さんが出るためには慎重な仕込みが要る(Re:選ばれたのは真田さん? (スコア:3, 参考になる)
冗長性に関して言うならば、「はやぶさ」に関しては「のぞみ」のような実態に即しない漫然とした多重化ではなく限られたコストと重量を勘案した上で、どういう故障が起こりやすいかと言うデータ実態に基づいて設計されてるように思うのですが。
「のぞみ」の場合には、理論で引き出した冗長性と工学的な実装の未熟さがことごこく仇になってミッション放棄に至った訳ですが [www.jaxa.jp]、「はやぶさ」はこの部分を克服しているからこそ、度重なるアクシデントを乗り越えて成功してる訳で。
職人技云々でいうならば、精密工学にしてもノウハウの蓄積にしても、最終的には職人技に依存しなければならないのでは?
量産品のように初期不良率が0.1%オーダか一桁高い形で許容されている物であればノウハウの蓄積は限定的で済みますが、量産プロセスで不良率を下げようと思ったら、データの蓄積と解析能力が求められ、結局は解析内容を実行するのに職人技のあるなしが求められ、一桁単位での不良率の高低を左右する。
この場合に言う職人技とは個人プレーの有無ではなく、高度に熟練する人が多数出ることになりますが。
工学的進歩なり工学的特徴なり云々の件については、明らかに極限ミッションと言う「はやぶさ」の特異性・工業的困難性を実際にやりとげた事を無視してませんか?超遠距離惑星探査機自体はアメリカに一日の長があるとは思いますが、あれだけの遠距離にある小惑星にイオンエンジンで接近して試料を採取して地球にまで持ち帰るという、ある種の極めて高度なロボットは作り得なかったでしょう(多分、プランとしてあっても前例がないあの時点では承認を得るためにコストと重量が何倍にもならないと予算が下りなかったはずだし、長寿命であるマイクロ波型のイオンエンジンの技術自体アメリカは遅れていて実物がなかった)。
あの当時のアメリカ工業界のコスト偏重で実力が急激に落ちていた実態以てしても同レベルの物をアメリカが独自開発するのは無理だったでしょうね。
Re:選ばれたのは真田さん? (スコア:1, すばらしい洞察)
なので、実際に宇宙を飛ばして問題がないか、問題が起きたらその原因は何か、を調べるのが本来の仕事です。
ですから、多少の問題が起きても、実験を継続させるためにある程度は冗長な設計になっているのは当然なのでは?
修理しに行くことは不可能な訳ですし。
運用が非常にあれなのは認めますが、それも設計段階で何もしていなければ出来なかったことです。
Re:選ばれたのは真田さん? (スコア:1, 参考になる)
> 多少の問題が起きても、実験を継続させるためにある程度は冗長な設計になっているのは当然なのでは?
実験Aが成功しないとやれない実験B、実験Bが成功しないとやれない実験C、……と5段直列に重ねた実験計画がそもそもありえないのです。
それで500点満点とか正気ですか、全部盛りじゃなかったらそこまで冗長な設計要らないんじゃないんですか、と。
まあ、そうなったのも予算と打ち上げの機会が限られるISASの内部事情のせいだし、
高価なうえペイロードが限られる打ち上げ機に縛られたのも要因のひとつだし、
予算がつかないのは結局のところ一部の人間の自己満足と論文のネタにしかならない宇宙科学そのものの問題だしね。
Re: (スコア:0)
宇宙科学に問題があるってよりは、お偉いさん方が興味を持ちたくないって事だったりするんでは?
よく解らないし、成功したからって自分に得にならないし…ってね。
#宇宙科学に限らず、将来の国(もしくは国民)の利益になるって事には興味なさそうね、今のお偉いさん方は。
Re:選ばれたのは真田さん? (スコア:1, 興味深い)
多くの方と同様勘違いなさってますが、はやぶさは小惑星探査機ではなく工学実験機です。
「小惑星探査機」という呼称,あるいは「『はやぶさ』(MUSES-C)は、小惑星探査を目的に開発された探査機」という説明はJAXA自身が言ってることです(http://www.jaxa.jp/projects/sat/muses_c/index_j.html [www.jaxa.jp]). それが全くのウソであるというあなたの主張は非常に興味深いので,ぜひその根拠を教えてください.
マジレスすると,そもそも「工学実験」と「小惑星探査」は両立可能な目的だし,はやぶさのプロジェクトには普通に両方(+その他多数)のテーマが設定されていると思っていたのですが.
Re: (スコア:0)
「小惑星探査」と言うと探査が出来なければ失敗となるが、「工学実験」ならばイオンエンジン等の稼働実証が出来ただけでも成功となる. だから表向き(予算獲得上)はあくまでも工学実験.
その他にも大人の事情があるのでしょうが、納税者から見て詐欺的な言葉遊び・言い換えは止めるべきでしょう.
リスクのあるプロジェクトはリスクがあって当然として実行すべきで、失敗した時にはすぐに2号機を打ち上げる予定です(その予算もくれ)と堂々と主張できないようなら、最初からやらなきゃ良い.
Re:選ばれたのは真田さん? (スコア:2, すばらしい洞察)
堂々と主張する「学術的に正しい姿勢の」プロジェクトに予算が付くかどうかと言うと…
ACで納税者と勝手に代表されても困るような。
#国家予算を「ダメだったら次の矢はある」プロジェクト×に支出するってのはある意味英断だとは思うんですけどねえ
#某A省の前身的なところが揃いも揃ってメーカーに無理難題を吹っかけた結果まともに装備更新もできなかったなんて歴史に比べれば…
RYZEN始めました
Re: (スコア:0)
工学実験機なのに予算取るときは小惑星探査機って言ってたんですか
いろいろまずいんじゃないですかそれは
Re:選ばれたのは真田さん? (スコア:1, 参考になる)
> 工学実験機なのに予算取るときは小惑星探査機って言ってたんですか
言ってません。
はやぶさの愛称が付けられる前は、ずっと工学実験探査機MUSES-Cという名称で呼ばれていました。
ちなみに、MUSESはMu Space Engineering Spacecraftの略です。MuはM-VのMuね。
どこで小惑星探査機って言ってます?
なお、Cは三番目ってこと。MUSES-Aは「ひてん」でMUSES-Bは「はるか」です。
Re: (スコア:0)
Re:選ばれたのは真田さん? (スコア:1, 興味深い)
素朴な疑問です。
大量生産品とワンオフ物で扱いは異なるように思うのですが
やはりワンオフ物でも工学の敗北なんですかね?
Re: (スコア:0)
Re:選ばれたのは真田さん? (スコア:1)
> 工学ってのは何かをいっぱい作る技術に関する学問だから、
>そもそもワンオフ物は工学の対象ではない。
この定義は初耳です。出典を示してもらえるとありがたい。
量産するというのも工学における重要分野だとは思いますが、すべてではないでしょう。
出典がWikipediaで申し訳ないが、以下のような定義があるそうです。
とくに量産云々という話は出てきません。
英語の方も見てみましたが、
ほぼ同様の定義で量産限定という話はありません。
Re: (スコア:0)
工学(engineering)と工業(industry)を勘違いした?
ちなみに、生産技術 [wikipedia.org]は工学の一分野ですよ。
Re: (スコア:0)
真田さんのアレコレはまぁその通りだが
ハヤブサのは予算を掛けたというより知恵を架けたものだと思うのだが
Re: (スコア:0)
一杯釣れてよかったね。
まぁ、民主政権下ではそのようなことが言われて予算カットされても不思議じゃないしね。