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用語は定義を明確にしないと議論になりません。定義を曖昧にしている違憲ほど親コメ主のように誤魔化されている気がするのは当然だと思います。
学問領域によって用語は「操作可能な形で」つまり科学的な手法に基づいて恣意的に概念定義されています。これは科学として概念を議論するために必要なことです。したがって学術用語と日常用語とは意味がずれる場合もあります(とくに社会科学の概念は日常用語と字面が同じなので混乱する)。議論の場合は用語の定義・用法を明確にしないと建設的な議論ができないのです。
元記事見ると心理学系統の実験のようですので「Empathy」という語はとりあえず「感情移入」とか「共感性」等と訳すべき(訳語の善し悪しは別の議論として当然ありえますが)。ここでの「Empathy」はいくつかの質問群によって測定された値(あるいは程度)ですので,ある条件の実験上ので定義された「Empathy」ですので,すべての「Empathy」ではないことに留意すべきです。
また「共感力」と勝手に造語で訳してしまうと,「Empathy」と類似の「sympathy(共感,共鳴)」との差異がわからなくなる危険性があります。
# これは映画の字幕問題と共通するものだと思います。
どこにぶら下げるべきか迷ったのですが、ここに。
恥ずかしながら私もごく最近知ったのですが、欧米文化圏では、SympathyとEmpathyには明確に使い分けられているのだそうです。もの凄く乱暴な言葉で表現するなら。Sympathyとは、上から目線での同情。Empathyとは、その人の立場に自分が立ったと仮定した上で、その人の思いをより深く理解しようとすること。
Empathy 力の実験ということは、後者、すなわち「その人の立場に自分が立ったと仮定した上で、その人の思いをより深く理解しようとすること」がどれほどできるかどうか、を定量的に見ようとするものなのでしょう。他人の思いをより深いところまで想像できるかどうかを、定量的に見ようとする実験、とも言えます。
実験でそのような力を定量的に測定できるのか、できるとして、この実験がそれに該当するのかは、また別の話。
SympathyとEmpathyの違いについて、あまり良い参考ページがなかったのですが、とりあえず。http://jpnews.org/fukuinb/satouayako/001.htm [jpnews.org]
ある種の共感に関連する(と思われる)現象 [wikipedia.org]を物理定量的に観測するってのは実際にあるのですが, 今回のとは直接的な関係は無いでしょうし.
久々に「○○力」の新語が来ましたね。
> なんとなく分かったようで分からないのだが
この辺って「○○力」体系(というのがあれば)全体に漂ってますよね
コミュニケーション力とか、○○力ってさまざまな要因が複合してるものを1次元の高い低いにしちゃってますね。世の中の真理を見出しているのではなく、強制的な単純化。ドラゴンボールの「戦闘力が高くなればスピードも速くなるのだ!」の世界。
こういう言葉を覚える度に利口なつもりの単純バカになっていく。
勤務先で受けさせられる研修も「対人対応力研修」とか「対顧客折衝力研修」とか、要するにコミュニケーション力を上げればすべてうまくいくみたいなものが多くて、うんざりです。どうせ俺は「暗くて」「非社交的」ですよ。そんなもん個人の資質なんだから、大きなお世話。
そんなもん個人の資質なんだから、大きなお世話。
対人関係のあり得る職場なら、そりゃ個人の資質とは関係なく会得せねばならん技術では?スーツきてネクタイ締めても仕事はできるようになりませんし、ひげを剃らなくてもコーディング速度は落ちませんが、連れてく営業がどう思うか、とか。
# 「対顧客折衝力研修」ってのが「相手と友達になろう」とかならたしかに余計なお世話な話だが :-P
解決策をcase:で分岐してあって、最後にdefault:で落とす。新聞の人生相談コーナーのように完結した回答ですね。
自分磨きで女子力アップ!のような便利な消費者向け用語でしょ。
共感という単語を聞くと泣けましたー、共感して感動しましたー、xx最高!なあの手の映画CMを彷彿させる
スルー力の悪口はそこまでだ
説明も書いていないしね。
しかも、言葉の語感からすると「感覚的」なもののようなのに、「40%減少」と定量的に計測可能な客観指標であるらしい。
一体どういう次元で評価されるんでしょうねぇ。
ニュータイプ的な何かと思われます読みは「きょうかんちから」で
#若者の方がオールドタイプとはこれいかに
http://www.youtube.com/watch?v=ieJl8ZlkfJk [youtube.com]
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日々是ハック也 -- あるハードコアバイナリアン
共感力って何? (スコア:0)
Re:共感力って何? (スコア:4, すばらしい洞察)
用語は定義を明確にしないと議論になりません。定義を曖昧にしている違憲ほど親コメ主のように誤魔化されている気がするのは当然だと思います。
学問領域によって用語は「操作可能な形で」つまり科学的な手法に基づいて恣意的に概念定義されています。これは科学として概念を議論するために必要なことです。したがって学術用語と日常用語とは意味がずれる場合もあります(とくに社会科学の概念は日常用語と字面が同じなので混乱する)。議論の場合は用語の定義・用法を明確にしないと建設的な議論ができないのです。
元記事見ると心理学系統の実験のようですので「Empathy」という語はとりあえず「感情移入」とか「共感性」等と訳すべき(訳語の善し悪しは別の議論として当然ありえますが)。ここでの「Empathy」はいくつかの質問群によって測定された値(あるいは程度)ですので,ある条件の実験上ので定義された「Empathy」ですので,すべての「Empathy」ではないことに留意すべきです。
また「共感力」と勝手に造語で訳してしまうと,「Empathy」と類似の「sympathy(共感,共鳴)」との差異がわからなくなる危険性があります。
# これは映画の字幕問題と共通するものだと思います。
SympathyとEmpathy (スコア:5, 参考になる)
どこにぶら下げるべきか迷ったのですが、ここに。
恥ずかしながら私もごく最近知ったのですが、欧米文化圏では、SympathyとEmpathyには明確に使い分けられているのだそうです。
もの凄く乱暴な言葉で表現するなら。
Sympathyとは、上から目線での同情。
Empathyとは、その人の立場に自分が立ったと仮定した上で、その人の思いをより深く理解しようとすること。
Empathy 力の実験ということは、後者、すなわち「その人の立場に自分が立ったと仮定した上で、その人の思いをより深く理解しようとすること」がどれほどできるかどうか、を定量的に見ようとするものなのでしょう。
他人の思いをより深いところまで想像できるかどうかを、定量的に見ようとする実験、とも言えます。
実験でそのような力を定量的に測定できるのか、できるとして、この実験がそれに該当するのかは、また別の話。
SympathyとEmpathyの違いについて、あまり良い参考ページがなかったのですが、とりあえず。
http://jpnews.org/fukuinb/satouayako/001.htm [jpnews.org]
Re:共感力って何? (スコア:2, 興味深い)
ある種の共感に関連する(と思われる)現象 [wikipedia.org]を物理定量的に観測するってのは実際にあるのですが, 今回のとは直接的な関係は無いでしょうし.
Re: (スコア:0)
わりと関連のある話なんだと思ってました。
○○力ってのは複合的で一つの物差しをあてられそうにないものを評価してしまう尺度であることに価値があるのだと思います。
その点をもって胡散臭いとか言われるともうどうしようも無いのは当然ということになります。
でもって、○○力に対応する、リンク先のような、取り出し可能な仕組みを人間や社会組織の中に見出せることがその概念の根拠になっているのでしょう。
だから共感力という概念が信憑性を持つためには、共感に関する仕組みが、それと特定できる形で人体や生物に備わっていることは重要なことのはずです。
というわけで「大いに関係有り」じゃないかなあ。
Re:共感力って何? (スコア:1, 興味深い)
久々に「○○力」の新語が来ましたね。
> なんとなく分かったようで分からないのだが
この辺って「○○力」体系(というのがあれば)全体に漂ってますよね
Re:共感力って何? (スコア:1, 興味深い)
コミュニケーション力とか、○○力ってさまざまな要因が複合してるものを1次元の高い低いにしちゃってますね。
世の中の真理を見出しているのではなく、強制的な単純化。
ドラゴンボールの「戦闘力が高くなればスピードも速くなるのだ!」の世界。
こういう言葉を覚える度に利口なつもりの単純バカになっていく。
Re:共感力って何? (スコア:2)
勤務先で受けさせられる研修も「対人対応力研修」とか
「対顧客折衝力研修」とか、要するにコミュニケーション力を
上げればすべてうまくいくみたいなものが多くて、うんざりです。
どうせ俺は「暗くて」「非社交的」ですよ。
そんなもん個人の資質なんだから、大きなお世話。
Re:共感力って何? (スコア:1)
対人関係のあり得る職場なら、そりゃ個人の資質とは関係なく会得せねばならん技術では?
スーツきてネクタイ締めても仕事はできるようになりませんし、ひげを剃らなくてもコーディング速度は落ちませんが、連れてく営業がどう思うか、とか。
# 「対顧客折衝力研修」ってのが「相手と友達になろう」とかならたしかに余計なお世話な話だが :-P
Re:共感力って何? (スコア:1, 興味深い)
うまくいく人は大概コミュニケーション力に優れています。
残念ながら、それが事実です。
暗くて非社交的なのは個人の資質ですから、他人がとやかく言うのは
大きなお世話以外何者でもありません。
しかし、暗くて非社交的な社員を抱えていると儲からないので、
会社は無理やり個人の資質をいじろうとします。
残念ながら、これも事実です。
では、暗くて非社交的な人が個人の資質を守りたければどうしたらいいか。
明るくて社交的な連中に対抗できるだけの、違う能力を身につけてみる
というのはいかがでしょうか。
外国語。暗くて非社交的でも、日本語しかできない奴には確実に勝てます。
業務知識。難解な専門書を紐解くよりも、暗くて社交的なあなたに
たずねたほうが速ければ会社はそのためにあなたを雇い続けなければなりません。
卓越したプログラミング能力。あなたなら一日でやれることを
何ヶ月もかけてやってる人、いませんか?
他にもいろいろあると思いますが、何も思いつかないなら、
あきらめてクソくだらない研修で落ちこぼれましょう。
それもまた人生。
Re:共感力って何? (スコア:1, おもしろおかしい)
解決策をcase:で分岐してあって、最後にdefault:で落とす。
新聞の人生相談コーナーのように完結した回答ですね。
Re: (スコア:0)
これ以上の一次元化はあるまいに。
まさに、それを言っちゃあ終しまいよ、の思考停止状態に陥ってる。
Re: (スコア:0)
Re: (スコア:0)
Re: (スコア:0)
自分磨きで女子力アップ!
のような便利な消費者向け用語でしょ。
共感という単語を聞くと
泣けましたー、共感して感動しましたー、xx最高!な
あの手の映画CMを彷彿させる
おっと (スコア:0)
スルー力の悪口はそこまでだ
Re: (スコア:0)
説明も書いていないしね。
しかも、言葉の語感からすると「感覚的」なもののようなのに、
「40%減少」と定量的に計測可能な客観指標であるらしい。
一体どういう次元で評価されるんでしょうねぇ。
Re: (スコア:0)
Re: (スコア:0)
ニュータイプ的な何かと思われます
読みは「きょうかんちから」で
#若者の方がオールドタイプとはこれいかに
わからないあなたにこれ! (スコア:0)
http://www.youtube.com/watch?v=ieJl8ZlkfJk [youtube.com]