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クォーク・グルーオン・プラズマですね.
陽子や中性子などのハドロン類はクォークからできていますが,クォーク間にはグルーオン(文字通り,クォーク同士をくっつけるところから命名)を介した強い引力が働くため単体では取り出せず,いくつかのクォーク(とそれを結ぶグルーオン)が集まった粒子を作ります.しかし,温度が上がる(各粒子の持つエネルギーが大きくなる)と,それら粒子中のクォークが大きなエネルギーにより粒子から飛び出そうとします.クォークを結びつけるグルーオンは非常に相互作用が強く,完全に自由にはなれない(例えばクォーク
補足です。衝突後に高温状態から出てくる粒子は、QGPによる流体力学的な効果で少し特殊な方向分布を作るのですが、RHIC では Au の原子核同士の衝突でそれが見えていたものの、陽子同士の衝突では見えていませんでした。LHCによる高いエネルギーで、陽子同士の衝突でも QGP が作られたかもしれない、というのが今回の"面白い結果"です。
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QGP (スコア:5, 参考になる)
クォーク・グルーオン・プラズマですね.
陽子や中性子などのハドロン類はクォークからできていますが,クォーク間にはグルーオン(文字通り,クォーク同士をくっつけるところから命名)を介した強い引力が働くため単体では取り出せず,いくつかのクォーク(とそれを結ぶグルーオン)が集まった粒子を作ります.
しかし,温度が上がる(各粒子の持つエネルギーが大きくなる)と,それら粒子中のクォークが大きなエネルギーにより粒子から飛び出そうとします.クォークを結びつけるグルーオンは非常に相互作用が強く,完全に自由にはなれない(例えばクォーク
Re:QGP (スコア:4, 参考になる)
補足です。
衝突後に高温状態から出てくる粒子は、
QGPによる流体力学的な効果で少し特殊な方向分布を作るのですが、
RHIC では Au の原子核同士の衝突でそれが見えていたものの、
陽子同士の衝突では見えていませんでした。
LHCによる高いエネルギーで、陽子同士の衝突でも QGP が作られたかもしれない、
というのが今回の"面白い結果"です。