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http://anond.hatelabo.jp/20110315021127 [hatelabo.jp]堤防だけでなく、テトラポット埋めまくりがポイントだったのでしょうか。
釜石の堤防はもの凄く役に立った方だよ。似たような構造の陸前高田と被害を比べてみればいい。
ちなみに石巻は湾が広がってるから単純には比較できないし被害も結構あるわけで。
今回の津波が想定をあまりに超えていただけで何の対策もしてなければ被害者は一桁多かった可能性がある。それほどの津波だったのだから。
そうだそうだ。
このところ、某所(/.Jじゃないよ)で「地震対策の意識の高い東海地方だったら死者数は一桁から二桁小さかった」みたいな意見が出てるけど、三陸も地震・津波対策の意識が小さいところではなかった、にもかかわらずってのを忘れちゃいけない。
その地方で言うなら東海・東南海・南海+αがいっぺんに起こったのが今回の地震と津波だ。愛知-静岡の海岸線を15m以上の津波が襲ったら同じことがおきかねない。他山の石ととらえないと、足をすくわれますよ from 宮城
おそらく静岡の人は地震に対する意識が高いのですぐ避難するとは思うのですが、
静岡でも浜松では:http://www.chunichi.co.jp/article/shizuoka/20110320/CK2011032002000121.html [chunichi.co.jp]
浜松市の伊藤一彦・危機管理課長は、東海地震による市内の津波想定が5メートルであることを根拠に「天竜川から舞阪まで5メートルの防潮堤があるから、市内に津波は来ない」と断言。だから「(合併前に指定された場所を除き)市は対津波の避難所を指定していない」と説明する。
今回の教訓は巨大津波の前では防潮堤は時間稼ぎでしかない、火事にならない鉄筋コンクリ基礎が地盤に打ち付けた津波に流されない建物が地震発生後走って数分以内で4階まで到達できるようにしておく(その広さは周辺住民+αが収容できる広さ)と生き残れる可能性が高くなるってことでしょう。1週間程度の食糧と防寒・防暑・耐感染症の備えもあればすばらしい。
地区の小中学校校舎がいい候補ですが、その屋上に地区の住民+α(通りがかった人など)を乗せるというのはオーバースペック(財政負担が過大)になる。
http://www.cbr.mlit.go.jp/kawatomizu/tenpenchii/pdf/teigen_sankou_02.pdf [mlit.go.jp]台風と津波の同時発生なんてないだろう、と、思っても、伊勢湾台風はもう一回くるかもしれないのが、名古屋。
デイ・アフター?
# あの映画って妙にカラッとした終わりだけど現実は被災人数が多いから今回のように手間取るよな、と思う・・・
>2月にチリで地震が起こって名古屋市に津波警報が出たときも避難した人は0.2%らしいです 親の実家が三重で道路挟んだすぐが防波堤なのですが、高さはおそらく田老町とそんなに変わらないくらいあるのですが、
名古屋港の津波高さ予測を書かないのは意図的でしょうか?名古屋は二つの半島によって袋形に囲まれており、外海とくらべて1/5~1/10の津波高さが予測されています。仮に今回の規模の津波がきたとして、1m以内程度です。そして津波警報発生時は港区の一部などの外側にあるバリケードが閉鎖されます。名古屋市民は過去に伊勢湾台風、東海豪雨などを経験しており地理的に危険な場所がかなり限定されています。
0.2%という数値がどこで取られたのか分かりませんが、名古屋市民の0.2%も避難していたとしたら驚きですね。
横からですが.
避難率0.2%というのは,こちらの3/15の中日新聞の記事からだと思います.http://www.chunichi.co.jp/article/aichi/20110315/CK2011031502000085.html [chunichi.co.jp]「今回の地震では愛知県外海や伊勢・三河湾に津波警報が出され、田原市で1・6メートル、名古屋港で1メートルを観測した。人家がない豊橋市を除く名古屋、蒲郡市、東浦町は沿岸部の計3000世帯の8700人に避難を勧告したが、避難所に集まった人は20人だけ。県内では昨年2月のチリ大地震津波の際も避難率は0・2%で全国最低だった。」とのこと.
三陸地方はたびたび津波の被害に遭っていますし,対策もかなりされていたので,被害が食い止められた部分もあるのかな,と思っていたのですが.報道を見る限りでは,近年の地震で津波警報が出ても数mクラスの津波が来ることはなかったので,今回の地震でもたいしたことは無いだろう,と思っていた人がかなりいたようです.私も愛知県民ですが,今回の地震を教訓として避難態勢を整えることが重要だと思います.
そして津波警報発生時は港区の一部などの外側にあるバリケードが閉鎖されます。
そういったバリケードが力及ばなかったというのがこのトピの主旨では?
和歌山も稲村の火というお話(津波から逃げるよう知らせるために、収穫した稲に火を放って知らせた)というお話を小学生の頃から叩き込まれてるので大丈夫、と思いたい。
田老町では堤防があるがために安心して逃げなかった人もいるという話です。くれぐれもご注意を。
津波 - 失敗は伝わらない [youtube.com]を見ると人間の愚かさがよくわかります。
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役に立った堤防もあるようで (スコア:5, 参考になる)
http://anond.hatelabo.jp/20110315021127 [hatelabo.jp]
堤防だけでなく、テトラポット埋めまくりがポイントだったのでしょうか。
Re: (スコア:4, すばらしい洞察)
釜石の堤防はもの凄く役に立った方だよ。
似たような構造の陸前高田と被害を比べてみればいい。
ちなみに石巻は湾が広がってるから単純には比較できないし
被害も結構あるわけで。
今回の津波が想定をあまりに超えていただけで
何の対策もしてなければ被害者は一桁多かった可能性がある。
それほどの津波だったのだから。
Re: (スコア:2, 興味深い)
今回の津波が想定をあまりに超えていただけで
何の対策もしてなければ被害者は一桁多かった可能性がある。
それほどの津波だったのだから。
そうだそうだ。
このところ、某所(/.Jじゃないよ)で「地震対策の意識の高い東海地方だったら
死者数は一桁から二桁小さかった」みたいな意見が出てるけど、
三陸も地震・津波対策の意識が小さいところではなかった、にもかかわらずってのを忘れちゃいけない。
その地方で言うなら東海・東南海・南海+αがいっぺんに起こったのが今回の地震と津波だ。
愛知-静岡の海岸線を15m以上の津波が襲ったら同じことがおきかねない。
他山の石ととらえないと、足をすくわれますよ from 宮城
Re:役に立った堤防もあるようで (スコア:2, 興味深い)
Re:役に立った堤防もあるようで (スコア:3, 興味深い)
おそらく静岡の人は地震に対する意識が高いのですぐ避難するとは思うのですが、
静岡でも浜松では:
http://www.chunichi.co.jp/article/shizuoka/20110320/CK2011032002000121.html [chunichi.co.jp]
浜松市の伊藤一彦・危機管理課長は、東海地震による市内の津波想定が5メートルであることを根拠に「天竜川から舞阪まで5メートルの防潮堤があるから、市内に津波は来ない」と断言。だから「(合併前に指定された場所を除き)市は対津波の避難所を指定していない」と説明する。
今回の教訓は巨大津波の前では防潮堤は時間稼ぎでしかない、
火事にならない鉄筋コンクリ基礎が地盤に打ち付けた津波に流されない建物が
地震発生後走って数分以内で4階まで到達できるようにしておく(その広さは周辺住民+αが収容できる広さ)
と生き残れる可能性が高くなるってことでしょう。
1週間程度の食糧と防寒・防暑・耐感染症の備えもあればすばらしい。
地区の小中学校校舎がいい候補ですが、その屋上に地区の住民+α(通りがかった人など)を乗せるというのは
オーバースペック(財政負担が過大)になる。
Re:役に立った堤防もあるようで (スコア:2)
Re: (スコア:0)
http://www.cbr.mlit.go.jp/kawatomizu/tenpenchii/pdf/teigen_sankou_02.pdf [mlit.go.jp]
台風と津波の同時発生なんてないだろう、と、思っても、伊勢湾台風はもう一回くるかもしれないのが、名古屋。
デイ・アフター?
# あの映画って妙にカラッとした終わりだけど現実は被災人数が多いから今回のように手間取るよな、と思う・・・
Re:役に立った堤防もあるようで (スコア:2)
>2月にチリで地震が起こって名古屋市に津波警報が出たときも避難した人は0.2%らしいです 親の実家が三重で道路挟んだすぐが防波堤なのですが、高さはおそらく田老町とそんなに変わらないくらいあるのですが、
名古屋港の津波高さ予測を書かないのは意図的でしょうか?
名古屋は二つの半島によって袋形に囲まれており、外海とくらべて1/5~1/10の津波高さが予測されています。
仮に今回の規模の津波がきたとして、1m以内程度です。
そして津波警報発生時は港区の一部などの外側にあるバリケードが閉鎖されます。
名古屋市民は過去に伊勢湾台風、東海豪雨などを経験しており
地理的に危険な場所がかなり限定されています。
0.2%という数値がどこで取られたのか分かりませんが、
名古屋市民の0.2%も避難していたとしたら驚きですね。
Re:役に立った堤防もあるようで (スコア:1)
横からですが.
避難率0.2%というのは,こちらの3/15の中日新聞の記事からだと思います.
http://www.chunichi.co.jp/article/aichi/20110315/CK2011031502000085.html [chunichi.co.jp]
「今回の地震では愛知県外海や伊勢・三河湾に津波警報が出され、田原市で1・6メートル、名古屋港で1メートルを観測した。人家がない豊橋市を除く名古屋、蒲郡市、東浦町は沿岸部の計3000世帯の8700人に避難を勧告したが、避難所に集まった人は20人だけ。県内では昨年2月のチリ大地震津波の際も避難率は0・2%で全国最低だった。」
とのこと.
三陸地方はたびたび津波の被害に遭っていますし,対策もかなりされていたので,被害が食い止められた部分もあるのかな,と思っていたのですが.
報道を見る限りでは,近年の地震で津波警報が出ても数mクラスの津波が来ることはなかったので,今回の地震でもたいしたことは無いだろう,と思っていた人がかなりいたようです.
私も愛知県民ですが,今回の地震を教訓として避難態勢を整えることが重要だと思います.
Re:役に立った堤防もあるようで (スコア:3, 参考になる)
> と思っていた人がかなりいたようです.
少なくとも岩手県においては,私の聞いた話とは違いますね。
たしかに過去に度々甚大な津波被害を受けてきた三陸沿岸部であっても,近年においては地震で警報が出た際,実際に避難する率が三割を切るようになっていて,震災前にもニュースなどで問題点として取り上げられていたくらいだったのですが,今回の地震の際には沿岸部の大半の人が地震直後に「これはただごとではない」と感じ,急いで避難したそうです。
何しろ大半の場所で地震後10分以内に津波の第一波が押し寄せてきたのですから,そうでなければ津波に呑み込まれたヒトの数はそれこそ桁違いになったと思いますよ。
ただごとではないと感じ多くの人々が直ちに避難を開始したにもかかわらず,あまりに巨大な津波(かつ多くの地域では第一波到達まで10分足らずという短時間)だったため膨大な犠牲者が出てしまった,ということは言えると思います。
なにしろ高所に避難,という認識があって実際に高所まで避難したのに,その避難場所にまで津波が押し寄せてきたという事例が多かったのが今回の大津波ですから。さらには津波の到達時間がとても早かったため高台への避難が間に合わず,ビルの屋上で手スリにしがみついて津波を耐え凌いだ,なんて方も多数おりましたし。
こうなるともはや防災 "意識" や態勢を整えるだけではどうにもならず,やはり具体的な日頃の避難 "訓練" で身体に手順と避難経路と避難場所(指定場所へ間に合わない場合の咄嗟の避難場所も含めて)を覚え込ませることが結局は肝要になるのだと思います。
岩手県民より
Re: (スコア:0)
日本で最高レベルだったと思います。
今回の津波は行政の作成したハザードマップで安全とみなされていた場所まで侵入しており
被害の大きさを油断に帰結させてしまうのはあまりに危険です。
他の地域の津波対策についても確実に見直す必要があります。
#一定以上の災害については、防ぐのではなく、保障を充実させるというノーガード戦略しかないような
Re:役に立った堤防もあるようで (スコア:1)
なお、名古屋港最奥部の名古屋市港区・南区には複数の河川があり、河口に水門がある堀川、河口が締め切られてポンプ排水している荒子川・中川運河のほかは自然流下(ただしかなり上流まで感潮域)で、津波が来たら逆流必至。んで、海岸堤防や河川堤防の多くは、伊勢湾台風で締め切られてから大規模な改修を行っていない上に、港区・南区は標高0~2メートルの場所も少なくない。つ~か、名古屋市は堀川の西と熱田神宮の南は総じて標高が低くて、伊勢湾台風による破堤で長期間水没した場所です。
同様に伊勢湾台風の後で締め切られた日光川は、地盤沈下による能力低下と液状化による崩壊を防ぐために流域の広範囲で堤防を改修。河口の水閘門も東海地震の震度で倒壊する危険性があるとして新しいものを建設しているのに比べたら、名古屋市民で上記の地域(標高0~1メートル)に住んでる身としちゃ不安を感じざるを得ませんわ。先の地震で東北地方ではかなり地盤沈下してますし。
Re: (スコア:0)
そういったバリケードが力及ばなかったというのがこのトピの主旨では?
Re:役に立った堤防もあるようで (スコア:2)
和歌山も稲村の火というお話(津波から逃げるよう知らせるために、収穫した稲に火を放って知らせた)というお話を小学生の頃から叩き込まれてるので大丈夫、と思いたい。
Re: (スコア:0)
田老町では堤防があるがために安心して逃げなかった人もいるという話です。
くれぐれもご注意を。
津波 - 失敗は伝わらない [youtube.com]を見ると人間の愚かさがよくわかります。