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その普遍文法の説明を読む限り今回の研究結果はあまり関係ないか、むしろ裏切る結果なんじゃないですか。
人間は生得的に言語を話すシステムを持っており、但し一部のパラメーターが未設定で生まれてくるので後天的な刺激でそれらが設定されなければいけないというだけだ、という普遍文法の考えで行けば、人類が拡散した後、それぞれの場所で別々のきっかけで言語が生み出されても不思議はないことになる。しかし実際にはアフリカでたった一度の言語の獲得があったきりで後はそれが受け継がれてきたのだとすれば、我々が言語をもっている現状は、生得的な能力の当然の帰結というより、偶然一度起きた特別な事件の後遺症と言うべきかもしれない。また諸言語が制限された範囲でしか変異をあらわしていないことを、パラメーターの考え(人間はほぼ完全な言語能力を生得的に持ちながら一部の離散的パラメーターが未設定で生まれてくる。そのパラメータの設定の仕方で個別言語のバリエーションが生まれる)の根拠としているようだけど、そもそも言語が全て同一の祖語から派生してるんだったら互いに似ているのは当然とも言える。
ソロモン王のように赤子を誰にも接させず 何語をしゃべるか試してみるべき論?考えたコトが一見正しいように思えてもそれを直接実践してみるのは必ずしも正解への道とはならないよ。
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アレゲは一日にしてならず -- アレゲ見習い
普遍文法 (スコア:1)
その辺についてもう少し知りたい場合はStephan Pinkerせんせの本 [amazon.co.jp]あたりを読んでみたらよいのではないでしょうか。
Re: (スコア:1, 興味深い)
その普遍文法の説明を読む限り今回の研究結果はあまり関係ないか、むしろ裏切る結果なんじゃないですか。
人間は生得的に言語を話すシステムを持っており、但し一部のパラメーターが未設定で生まれてくるので後天的な刺激でそれらが設定されなければいけないというだけだ、という普遍文法の考えで行けば、人類が拡散した後、それぞれの場所で別々のきっかけで言語が生み出されても不思議はないことになる。
しかし実際にはアフリカでたった一度の言語の獲得があったきりで後はそれが受け継がれてきたのだとすれば、我々が言語をもっている現状は、生得的な能力の当然の帰結というより、偶然一度起きた特別な事件の後遺症と言うべきかもしれない。
また諸言語が制限された範囲でしか変異をあらわしていないことを、パラメーターの考え(人間はほぼ完全な言語能力を生得的に持ちながら一部の離散的パラメーターが未設定で生まれてくる。そのパラメータの設定の仕方で個別言語のバリエーションが生まれる)の根拠としているようだけど、そもそも言語が全て同一の祖語から派生してるんだったら互いに似ているのは当然とも言える。
ならば試して見るべき あるいは 歴史は繰り返す (スコア:0)
ソロモン王のように赤子を誰にも接させず 何語をしゃべるか試してみるべき論?
考えたコトが一見正しいように思えてもそれを直接実践してみるのは必ずしも正解への道とはならないよ。