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私もこの話はいつも気になってた。ヒトでは遺伝子が傷つくと、修復し、これがうまく行かない細胞は死ぬから、子孫には遺伝しないと放射線の本に載っているが、いつも致命的な傷だけではなく、ごくわずかの確率で遺伝するんじゃないかと。
>放射線突然変異育種(radiation mutation breeding)技術とは植物の種子や苗木に放射線を照射して>遺伝子や染色体の突然変異を誘発させ、優秀な形質をもつ突然変異体を選抜、遺伝的固定の過程を経て新たな遺伝資源を開発する技術。http://www.hellodd.com/japan/news/news_view.asp?t=dd_jp_news&menu=... [hellodd.com]とかあるので、植物とかは遺伝するのは明らか。
atomicaの放射線の遺伝的影響という記事 [rist.or.jp]によれば、
例えば、片方の親が1Gy被ばくする場合の重篤な遺伝的疾患の発生率は子(第1世代)では1万人当り18、それ以降の平衡状態においては1万人当り115人となる。
との事なので、
「突然変異が子孫に遺伝する確率」は極めて小さい
とは、言いがたいと考えます。また、子供が出来にくくなる等の影響も非常に大きな問題かと。
その全く同じ段落に
「人間での直接的なデータとしては、広島・長崎の原爆被ばく者子孫のデータが唯一のものであるが、現在までのところ遺伝的影響は観察されていない。」
って書いてありますけど。
毎年生殖細胞が 20 mSv 被曝し続けても、50年掛かりますね。
30~33mSvであれば、30年位ですね。様々な食品での内部被曝は、暫定基準値を遵守した場合、5~10mSv/y程度が見込まれます。また、文科省基準では20mSv/y程度の外部被曝がありえますので、合計30mSv/yは、それなりにありえる値かと思います。
身長の低い幼児が地面にしゃがんで遊ぶのは、生殖細胞を危険に晒すことになりそう……
様々な食品での内部被曝は、暫定基準値を遵守した場合、 5~10mSv/y程度が見込まれます。
これは基準値限界の食品だけで生活した場合の体全体の被曝量ですか?
また、文科省基準では20mSv/y程度の外部被曝がありえますので、 合計30mSv/yは、それなりにありえる値かと思います。 身長の低い幼児が地面にしゃがんで遊ぶのは、
基準値限界のホットスポットで、寝る間も無く30年間遊び(あるいは移動することなく)続ければそうなるのでしょうか…
様々な食品での内部被曝は、暫定基準値を遵守した場合、 5~10mSv/y程度が見込まれます。これは基準値限界の食品だけで生活した場合の体全体の被曝量ですか?
「暫定基準値を下回ったがしばらく出荷を見合わせる」等のニュースを聞いた事はありませんし、被災地支援を合言葉に積極的に被災地の食品を選択した場合には、ありえる想定と考えています。
基準値限界のホットスポットで、寝る間も無く30年間遊び(あるいは移動することなく)続ければそうな
AC発言では議論の継続性が観察できないでござる
月経のない世界にお住みなんですね。
遺伝子の損傷について月経って何か関係が有りますか?
30年かけて同じ生殖細胞に放射線を与え続けるということを想像しているのが、おもしろおかしいと言いたいのです。
> 月経のない世界にお住みなんですね。> 30年かけて同じ生殖細胞に放射線を与え続けるということを想像しているのが、おもしろおかしい
もしかして、「月イチで卵子は捨てられてるのに、30年も同じ生殖細胞に放射線を与えることなんでできねーだろ」って言いたいのですか?
卵子の元になる卵胞 [wikipedia.org]は生まれつきのものです。体内で後から新たに作られることはありません。
というわけで、卵胞の段階から30年かけて被曝というのは不可能ではないでしょう。まあ、そんなに被曝してたらそれ以外の所にもいろいろ影響が出そうですけど…
実験条件は生殖細胞への放射線照射ですよ。
シーベルト=グレイ×(放射線の荷重係数)×(人体組織の荷重係数)組織荷重係数が1なのは、身体全体に当たったとき。
#自分用メモ表2染色体性疾患の小計:1,000,000あたり13,000。1Gyは0.01Gyの100倍。平衡時での影響は1,000,000あたり115×100倍=11,500。13,000とほぼ同じ。つまり、1,000,000あたりの疾患発生率は元々の分13,000と併せて倍になる。よって1Gyは倍加線量。
君は全身生殖細胞なのかい?
>君は全身生殖細胞なのかい?そのような事はありませんが、性欲の塊みたいな時期はちゃんとありました。
植物はクローンを作ることで遺伝子的には同一世代の中で個体進化してしまえる。だから植物に放射線を当てて変化を誘発するのは有効な手段になる。放射線を使って誘発した変化が後世に伝わる確率が低い動物(ヒトも含む)に対しては使えない。
マッキーノ先生は
つまり、遺伝的影響はずーっと伝わる、というのが標準的な理解
と書かれてますけど…うーむ。
http://www.artcompsci.org/~makino/journal/journal-2011-06.html#30 [artcompsci.org]
氏は物理学者ですから、「正しいことは正しい」という感覚なのかもしれませんが。
氏の引用されているように「1Gy(!)あびて1万人当り18人」という見積もりだそうですが。・それを疫学的に検出できるのか(実際、検出できていない)。・そこまで発生率の低いものを、要因として医学的に考慮すべきなのか。・あまつさえ、それを理由に二世差別や結婚差別をしていいのか。・それを引き起こしうるような記事をセンセーショナルに書くのが正しいのか。
ということを考えると、「物理学的な正しさ」と「他の学問的正しさ」「人間としての正しさ」「報道・出版としての正しさ」とが必ずしも一致する物ではないということでしょう。
遺伝的影響なら「ずーっと伝わる」で正しいさ。でも遺伝的影響が観測されてないのに前提にして、その前提以降が正しいというのは単なる「すり替え」だね。
専門家が専門外のことを語って…って奴の典型例と思います。
広島と長崎で被曝した父親を持つ子どもたちとチェルノブイリで被曝した父親を持つ子どもたちをイスラエルの研究者たちが調査した。その結果、父親が原爆で被曝した後に生まれた子どもたちには遺伝子の変異がまったく見られなかったことが分かった。 それ
広島と長崎だって放射性物質がばらまかれてるんだから低線量長時間の被曝もあるはずだ。チェルノブイリ解体作業だって低線量被曝とは限らんだろ。原爆とチェルノブイリの違いは被曝と別の差じゃないのか?
> 広島と長崎だって放射性物質がばらまかれてるんだから低線量長時間の被曝もあるはずだ。放出が続いたわけではないので、そもそもの量が少ない&短期間で減衰したみたいです。ガンマ線を大量に浴びただろう爆心地の方はそもそも爆発で即死だったでしょうから…。
> チェルノブイリ解体作業だって低線量被曝とは限らんだろ。低線量を長期間浴びた人のほうが多いでしょう。そりゃ、100%じゃないでしょうけど…。短期間で生死にかかわるような線量を浴びるような作業のさせ方はしないですし。
というか、そんなレアケースそうな部分を持ち出してもあまり意味ないんじゃ…
このサイトとか分かりやすいです。http://www.rerf.or.jp/general/qa/qa12det.html [rerf.or.jp]
放射線の影響が現れるほどのDNA欠損があれば、妊娠に至らない。親コメントで指摘されているような、発生に異常のないレベルのごくわずかな欠損は、被曝の有無にかかわらず起きており、被曝による増加は有意には現れない。
植物においては、種子に放射線を当てて突然変異を誘発するため、遺伝を利用してない。F1品種の性質は基本的に遺伝しない。しかし、大規模にやれば極僅かなレートで遺伝するのは確かなので。人間でも妊娠初期の妊婦の被曝はできるだけ避けるべきだろう。それでも、基本的に遺伝しないという事が事実なのは変わらない。
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普通のやつらの下を行け -- バッドノウハウ専門家
放射線によって傷ついた遺伝子は子孫に伝わるのか? (スコア:0)
私もこの話はいつも気になってた。
ヒトでは遺伝子が傷つくと、修復し、これがうまく行かない細胞は死ぬから、子孫には遺伝しないと
放射線の本に載っているが、いつも致命的な傷だけではなく、ごくわずかの確率で遺伝するんじゃないかと。
>放射線突然変異育種(radiation mutation breeding)技術とは植物の種子や苗木に放射線を照射して
>遺伝子や染色体の突然変異を誘発させ、優秀な形質をもつ突然変異体を選抜、遺伝的固定の過程を経て新たな遺伝資源を開発する技術。
http://www.hellodd.com/japan/news/news_view.asp?t=dd_jp_news&menu=... [hellodd.com]
とかあるので、植物とかは遺伝するのは明らか。
Re:放射線によって傷ついた遺伝子は子孫に伝わるのか? (スコア:4, 参考になる)
ヒトをはじめ、動物ではそうはいかないからこそ、山中先生のiPS細胞(体細胞由来の分化多能性細胞)があれだけ騒がれたわけで。
ヒトの場合、放射線照射で体細胞の遺伝子に突然変異が入っても、その体細胞が生殖細胞に変化するわけではないので、子孫には伝わらない。
もちろん、生殖細胞に放射線が照射されて突然変異が…という「可能性はゼロではない」よ。けど、外からの被曝では体の内側にある生殖細胞に到達する線量は基本的に少なめになる。到達してDNA損傷を引き起こしても、それに対する修復系が存在するし、また修復できない場合には細胞死が起きることの方が多いので、「突然変異が子孫に遺伝する確率」は極めて小さい…少なくとも、広島長崎の被爆者や、医療被曝のケースからでは検出できない程度の微々たる違いにしかならない。
Re: (スコア:0)
atomicaの放射線の遺伝的影響という記事 [rist.or.jp]によれば、
との事なので、
とは、言いがたいと考えます。
また、子供が出来にくくなる等の影響も非常に大きな問題かと。
Re:放射線によって傷ついた遺伝子は子孫に伝わるのか? (スコア:2, 興味深い)
その全く同じ段落に
「人間での直接的なデータとしては、広島・長崎の原爆被ばく者子孫のデータが唯一のものであるが、現在までのところ遺伝的影響は観察されていない。」
って書いてありますけど。
Re:放射線によって傷ついた遺伝子は子孫に伝わるのか? (スコア:1)
γ線は 1 Gy ≒ 1 Sv ですよね…?
毎年生殖細胞が 20 mSv 被曝し続けても、50年掛かりますね。
Re: (スコア:0)
30~33mSvであれば、30年位ですね。
様々な食品での内部被曝は、暫定基準値を遵守した場合、
5~10mSv/y程度が見込まれます。
また、文科省基準では20mSv/y程度の外部被曝がありえますので、
合計30mSv/yは、それなりにありえる値かと思います。
身長の低い幼児が地面にしゃがんで遊ぶのは、
生殖細胞を危険に晒すことになりそう……
Re:放射線によって傷ついた遺伝子は子孫に伝わるのか? (スコア:1)
これは基準値限界の食品だけで生活した場合の体全体の被曝量ですか?
基準値限界のホットスポットで、寝る間も無く30年間遊び(あるいは移動することなく)続ければそうなるのでしょうか…
Re: (スコア:0)
「暫定基準値を下回ったがしばらく出荷を見合わせる」等のニュースを聞いた事はありませんし、
被災地支援を合言葉に積極的に被災地の食品を選択した場合には、ありえる想定と考えています。
Re:放射線によって傷ついた遺伝子は子孫に伝わるのか? (スコア:1)
AC発言では議論の継続性が観察できないでござる
RYZEN始めました
Re: (スコア:0)
月経のない世界にお住みなんですね。
Re: (スコア:0)
遺伝子の損傷について月経って何か関係が有りますか?
Re: (スコア:0)
30年かけて同じ生殖細胞に放射線を与え続けるということを想像しているのが、おもしろおかしいと言いたいのです。
Re:放射線によって傷ついた遺伝子は子孫に伝わるのか? (スコア:1, 参考になる)
> 月経のない世界にお住みなんですね。
> 30年かけて同じ生殖細胞に放射線を与え続けるということを想像しているのが、おもしろおかしい
もしかして、「月イチで卵子は捨てられてるのに、30年も同じ生殖細胞に放射線を与えることなんでできねーだろ」って言いたいのですか?
卵子の元になる卵胞 [wikipedia.org]は生まれつきのものです。体内で後から新たに作られることはありません。
というわけで、卵胞の段階から30年かけて被曝というのは不可能ではないでしょう。
まあ、そんなに被曝してたらそれ以外の所にもいろいろ影響が出そうですけど…
Re: (スコア:0)
実験条件は生殖細胞への放射線照射ですよ。
Re: (スコア:0)
シーベルト=グレイ×(放射線の荷重係数)×(人体組織の荷重係数)
組織荷重係数が1なのは、身体全体に当たったとき。
Re: (スコア:0)
#自分用メモ
表2
染色体性疾患の小計:1,000,000あたり13,000。
1Gyは0.01Gyの100倍。
平衡時での影響は1,000,000あたり115×100倍=11,500。13,000とほぼ同じ。
つまり、1,000,000あたりの疾患発生率は元々の分13,000と併せて倍になる。
よって1Gyは倍加線量。
Re:放射線によって傷ついた遺伝子は子孫に伝わるのか? (スコア:1)
君は全身生殖細胞なのかい?
Re:放射線によって傷ついた遺伝子は子孫に伝わるのか? (スコア:1, おもしろおかしい)
>君は全身生殖細胞なのかい?
そのような事はありませんが、性欲の塊みたいな時期はちゃんとありました。
Re:放射線によって傷ついた遺伝子は子孫に伝わるのか? (スコア:1, 参考になる)
植物はクローンを作ることで遺伝子的には同一世代の中で個体進化してしまえる。
だから植物に放射線を当てて変化を誘発するのは有効な手段になる。
放射線を使って誘発した変化が後世に伝わる確率が低い動物(ヒトも含む)に対しては使えない。
Re: (スコア:0)
マッキーノ先生は
と書かれてますけど…うーむ。
http://www.artcompsci.org/~makino/journal/journal-2011-06.html#30 [artcompsci.org]
Re:放射線によって傷ついた遺伝子は子孫に伝わるのか? (スコア:4, 参考になる)
氏は物理学者ですから、「正しいことは正しい」という感覚なのかもしれませんが。
氏の引用されているように「1Gy(!)あびて1万人当り18人」という見積もりだそうですが。
・それを疫学的に検出できるのか(実際、検出できていない)。
・そこまで発生率の低いものを、要因として医学的に考慮すべきなのか。
・あまつさえ、それを理由に二世差別や結婚差別をしていいのか。
・それを引き起こしうるような記事をセンセーショナルに書くのが正しいのか。
ということを考えると、
「物理学的な正しさ」と「他の学問的正しさ」「人間としての正しさ」「報道・出版としての正しさ」とが
必ずしも一致する物ではないということでしょう。
Re:放射線によって傷ついた遺伝子は子孫に伝わるのか? (スコア:1)
遺伝的影響なら「ずーっと伝わる」で正しいさ。
でも遺伝的影響が観測されてないのに前提にして、その前提以降が正しいというのは単なる「すり替え」だね。
the.ACount
Re: (スコア:0)
専門家が専門外のことを語って…って奴の典型例と思います。
Re: (スコア:0)
細胞に放射線が少しずつ当たったら、部分的に壊れた遺伝子が残る。
それが生殖細胞なら、子孫まで残る。
両親ともに被爆したら、なおさら。
福島の原発事故では、放射性物質が即死しない量で広範囲にばらまかれており、低線量長時間の被曝になる。
つまり、変異が遺伝するケース。
Re:放射線によって傷ついた遺伝子は子孫に伝わるのか? (スコア:1)
広島と長崎だって放射性物質がばらまかれてるんだから低線量長時間の被曝もあるはずだ。
チェルノブイリ解体作業だって低線量被曝とは限らんだろ。
原爆とチェルノブイリの違いは被曝と別の差じゃないのか?
the.ACount
Re:放射線によって傷ついた遺伝子は子孫に伝わるのか? (スコア:1)
> 広島と長崎だって放射性物質がばらまかれてるんだから低線量長時間の被曝もあるはずだ。
放出が続いたわけではないので、そもそもの量が少ない&短期間で減衰したみたいです。
ガンマ線を大量に浴びただろう爆心地の方はそもそも爆発で即死だったでしょうから…。
> チェルノブイリ解体作業だって低線量被曝とは限らんだろ。
低線量を長期間浴びた人のほうが多いでしょう。
そりゃ、100%じゃないでしょうけど…。
短期間で生死にかかわるような線量を浴びるような作業のさせ方はしないですし。
というか、そんなレアケースそうな部分を持ち出してもあまり意味ないんじゃ…
このサイトとか分かりやすいです。
http://www.rerf.or.jp/general/qa/qa12det.html [rerf.or.jp]
Re: (スコア:0)
放射線の影響が現れるほどのDNA欠損があれば、妊娠に至らない。
親コメントで指摘されているような、発生に異常のないレベルのごくわずかな欠損は、被曝の有無にかかわらず起きており、被曝による増加は有意には現れない。
植物においては、種子に放射線を当てて突然変異を誘発するため、遺伝を利用してない。F1品種の性質は基本的に遺伝しない。
しかし、大規模にやれば極僅かなレートで遺伝するのは確かなので。人間でも妊娠初期の妊婦の被曝はできるだけ避けるべきだろう。
それでも、基本的に遺伝しないという事が事実なのは変わらない。