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http://jp.reuters.com/article/oddlyEnoughNews/idJPJAPAN-22401620110728 [reuters.com]これまた目的とは違うんだろうけど、光らせてクローンを識別するのは流行りなのかな。
遺伝子組換えとかやっていると、目的の遺伝子を持った個体と持っていない個体を識別する手段が必要になります。 遺伝子によって成功/失敗の確立は当然変わるのですが、簡単に識別できるほうがありがたいです 例えば・・・大腸菌なら抗生物質入りの培地でも生育できる(成功したものしかコロニーを作らない)、酵母だったら特定培地でも生育できる(成功したものしか増えない)と、シンプルな生物だったら増える/増えないで区別できます。 ネコぐらい高等な生き物になると生死で区別するのが難しいので、光らせることもあります。 力技を使うのであれば、PCRとかで組込んだ遺伝子が入っているか確認できますが、大量のサンプルを区別するには時間もお金もかかるので、たくさんのサンプルを必要とする場合には、より簡単に識別できる手段がよく使われます。
素人考えなんだけど…生物を観察するためには光が必要なわけで(?)特定部位を観察するには色をつけるのがいいんだろうけど、色変えるくらいならじ自家発光したほうがもっといいよねみたいな発想なのかな?
ところでこの発光させるやりかたって日本人のノーベル賞受賞者がからんでなかったっけ?
素人は考えるな、感じるんだ
と横の専門家が言っております
発光ではないです。蛍光です。蛍光とは、特定の物質に特定の波長の光を当てると、それより低いエネルギーの波長の光を出す現象です。蛍光を出すためにオワンクラゲ由来の緑色蛍光タンパク質(GFP)を作らせます。それを発見し抽出し性質を調べたのが下村脩先生です。下村脩先生はその功績により2008年にノーベル化学賞を受賞されました。GFPは青い光を当てると緑の光を出します。
一方、発光は光を作りだす現象です。ホタルの光がそれです。ホタルではルシフェラーゼというタンパク質がルシフェリンという基質を分解するときにでるエネルギーが光に変換されています。そして、オワンクラゲも発光します。イクオリンというタンパク質がカルシウムと結合する際に青い光を発するのです。それで、この青い光をGFPが受けることで緑色の蛍光を出し、結果としてオワンクラゲは緑色に発光しているように見えるわけです。このイクオリンを発見し抽出し性質を調べたのも下村先生です。
犬の全身にリンを塗って、ダートムアの沼地で人を襲わせる(*'-')b
あっ、シクロピディスだっ。#うそぴょーん
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アレゲは一日にしてならず -- アレゲ研究家
光る犬 (スコア:1)
http://jp.reuters.com/article/oddlyEnoughNews/idJPJAPAN-22401620110728 [reuters.com]
これまた目的とは違うんだろうけど、光らせてクローンを識別するのは流行りなのかな。
Re:光る犬 (スコア:3, 興味深い)
遺伝子組換えとかやっていると、目的の遺伝子を持った個体と持っていない個体を識別する手段が必要になります。
遺伝子によって成功/失敗の確立は当然変わるのですが、簡単に識別できるほうがありがたいです
例えば・・・大腸菌なら抗生物質入りの培地でも生育できる(成功したものしかコロニーを作らない)、酵母だったら特定培地でも生育できる(成功したものしか増えない)と、シンプルな生物だったら増える/増えないで区別できます。
ネコぐらい高等な生き物になると生死で区別するのが難しいので、光らせることもあります。
力技を使うのであれば、PCRとかで組込んだ遺伝子が入っているか確認できますが、大量のサンプルを区別するには時間もお金もかかるので、たくさんのサンプルを必要とする場合には、より簡単に識別できる手段がよく使われます。
Re:光る犬 (スコア:2)
素人考えなんだけど…
生物を観察するためには光が必要なわけで(?)
特定部位を観察するには色をつけるのがいいんだろうけど、色変えるくらいならじ自家発光したほうがもっといいよねみたいな発想なのかな?
ところでこの発光させるやりかたって日本人のノーベル賞受賞者がからんでなかったっけ?
Re: (スコア:0)
素人は考えるな、感じるんだ
と横の専門家が言っております
Re: (スコア:0)
発光ではないです。蛍光です。
蛍光とは、特定の物質に特定の波長の光を当てると、それより低いエネルギーの波長の光を出す現象です。
蛍光を出すためにオワンクラゲ由来の緑色蛍光タンパク質(GFP)を作らせます。
それを発見し抽出し性質を調べたのが下村脩先生です。
下村脩先生はその功績により2008年にノーベル化学賞を受賞されました。
GFPは青い光を当てると緑の光を出します。
一方、発光は光を作りだす現象です。
ホタルの光がそれです。
ホタルではルシフェラーゼというタンパク質がルシフェリンという基質を分解するときにでるエネルギーが光に変換されています。
そして、オワンクラゲも発光します。
イクオリンというタンパク質がカルシウムと結合する際に青い光を発するのです。
それで、この青い光をGFPが受けることで緑色の蛍光を出し、結果としてオワンクラゲは緑色に発光しているように見えるわけです。
このイクオリンを発見し抽出し性質を調べたのも下村先生です。
Re:光る犬 (スコア:2)
犬の全身にリンを塗って、ダートムアの沼地で人を襲わせる(*'-')b
And now for something completely different...
Re: (スコア:0)
あっ、シクロピディスだっ。
#うそぴょーん