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観点がちょっとあれですが…… 花は葉が分化して出来てます。 プレスリリースによると根ももともとは葉 ってことは、花、茎、葉、根の植物を構成する要素(花は高等植物のみ)のうち3つまで葉を起源にしているんじゃないかってことが分かったと。 根になるためには積極的な誘導が必要っぽいので、起源としては葉の方が古そうな感じ
「失敗作」って言葉が、どこから出てきたか分かりませんが…… 機能的に違うモノが、同じ由来で出来ているってところが生物学的に面白いですね
#発表者がD4 ってところに高等生物を使った難しさが感じられます
植物が海藻だった頃は岩に固着する部分はあっても根っこなんていらなかっただろうからきっと葉が先なんでしょうね。だとすると幹よりまず光合成できる葉のほうが先にあった?
基本形は葉でしょうね、たしか高等植物の細胞一個を培養して増やすと、小さな塊になり次いでそこから葉が出てきたはず。根になるには、追加の修飾が必要だと。ただ芽生え際に、この根になる修飾が強すぎて葉になって欲しい場所まで、根になるのでその修飾を押さえ込む、さらに別の仕掛けが用意されているという。
余談胞子で増える植物から、種子で増える植物への進化の過程のどこかで、ほとんど根だけの存在になることで環境の変化に対応できた、といったことがあったかも。
化石なんかからだと, 初期陸上植物としては茎のみを持っていた [wikipedia.org](明確な根や葉を持たない)形態だったみたいです.
格好だけなら現在でもマツバラン [wikipedia.org]というのがいて, 同様に茎のみの体制となっています. 一昔前まではこれが古代植物の生きた化石だと思われていたのですが, 最近の分子系統分析によって直接的な関係には無いということが分かったのだとか.
小葉植物というのがあるらしいので、茎の次は根でしょうね。で、この遺伝子で葉が生えたと。根を持てば競合相手のいない、より乾燥した場所に出れるから、生存競争的にも有利だし。
シダ植物で、この遺伝子をあれこれすると何か出てくるかも?
茎→根→葉の順に遺伝子を追加して作った訳ですか。で遺伝子をオフすると前に戻る。
茎も葉からできてる?って聞くとなんか変な感じ。でもシダの丸まった感じとか見ると何となく納得しないでもない。
「失敗作」については、ちょっと情緒的ですね。実際は、何かの要素が欠けることが「失敗」というわけではありませんからねえ。「突起の間の膜を作る遺伝子の発現が失われた、つまり手はヒレの失敗作である」とか言われても・・という感じで。欠失することで他の機能を獲得する、あるいは他の要素の割合を増やして器官として別の役割を担う、という事だと思うんですけどねえ。
さすがに研究者は分かってて言ってるとは思いますけどね。
ピラゴラスイッチ的に例えるなら、用意されたスイッチ・機構・経路を全て完遂してこそ「成功」で、途中で止まれば失敗だと。あるいは障害物レースでどの障害物もクリアしてゴールに辿り着いたから成功だと。
でも本当はその途中下車な細胞も個々に特有の機能を持ってるのだから、それぞれ一つの正規品ですよね。
わざと逆に考えれば、適切なタイミングで就くべき職業につけず仕方なく家業を継ぐハメになった、とか言えば途中で他のモノになった方が偉そうに見えませんか?
・・・あまり良い例じゃなかった。
プレスリリースには失敗作などとは書いていないわけだが
ごめんなさい。その通りですね。申し訳ない。
#それだけなのでACで
昔ですね、谷○新司のラジオ番組に天才・秀才・バカというコーナーがありまして
チンペイ「性器というものは両側からできてくるもので」ばんば「うんうん」チ「最後にくっつくようにして出来上がるんですね」ば「ほほう」チ「だから袋の裏筋はその時の名残で」ば「…じゃあ、女は失敗作か?」
#ジジイと呼んでいいです
単一の受精卵が分裂していく過程で、細胞の位置によって発現する遺伝子が変わり、ひとつの多細胞生物を形成するのが「発生」なので、ある方向に分岐した細胞を「失敗作」と呼ぶのは変です。それは、分化せず無目的に分裂した細胞の塊を「成功(した細胞たち)」と呼ぶに等しいでしょう。
今回のプレスリリースは>子葉が子葉になるためには、2つの遺伝子の働きが必須であること、これらの機能が失われると、>子葉が形成されるべき場所から、代わりに根が形成されてしまうということを明らかにしましたなので、マスター遺伝子の分岐上、葉の形成を制御する遺伝子が先行して判断される順序になっている様です。そのマスター遺伝子が抑制されると、次に効いてくるのが根を形成するマスター遺伝子なのでしょう。
生物学的には雄は雌から発生するので、雌は雄になれなかった「失敗作」とか言ったら大変な事になりそうだよね。
別に根を目指して挫折したわけでもないだろうし、失敗してはいないよね。
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UNIXはただ死んだだけでなく、本当にひどい臭いを放ち始めている -- あるソフトウェアエンジニア
機能的に違うモノが…… (スコア:2)
観点がちょっとあれですが……
花は葉が分化して出来てます。
プレスリリースによると根ももともとは葉
ってことは、花、茎、葉、根の植物を構成する要素(花は高等植物のみ)のうち3つまで葉を起源にしているんじゃないかってことが分かったと。
根になるためには積極的な誘導が必要っぽいので、起源としては葉の方が古そうな感じ
「失敗作」って言葉が、どこから出てきたか分かりませんが……
機能的に違うモノが、同じ由来で出来ているってところが生物学的に面白いですね
#発表者がD4 ってところに高等生物を使った難しさが感じられます
Re:機能的に違うモノが…… (スコア:2)
植物が海藻だった頃は岩に固着する部分はあっても根っこなんていらなかっただろうからきっと葉が先なんでしょうね。
だとすると幹よりまず光合成できる葉のほうが先にあった?
スルースキル:Lv2
Keep It Simple, Stupid!
Re:機能的に違うモノが…… (スコア:2)
基本形は葉でしょうね、たしか高等植物の細胞一個を培養して増やすと、小さな塊になり
次いでそこから葉が出てきたはず。根になるには、追加の修飾が必要だと。
ただ芽生え際に、この根になる修飾が強すぎて葉になって欲しい場所まで、根になるので
その修飾を押さえ込む、さらに別の仕掛けが用意されているという。
余談
胞子で増える植物から、種子で増える植物への進化の過程のどこかで、ほとんど根だけの
存在になることで環境の変化に対応できた、といったことがあったかも。
Re:機能的に違うモノが…… (スコア:2)
おのおの独立に発生した器官が機能上の要求で似てしまったという事なんですかね?
(菌)糸状の構造(つまり根)を持ち平面を線で覆うか、糸状構造が垂直に立ちあがり、せいぜい突起や分岐で
表面積を稼ぐようなものが水中から地上に上がった種子植物の祖先生物であり、葉はその糸状構造(根)から発生した。
この研究の結果をそのまま敷衍してしまうとそんな感じでしょうか?
シダ・種子植物に比較的近いとされる藻類でシャジクモ [wikipedia.org]がありますが、 そういえば分岐する糸状構造と
言えない事も無いと思います。
Re:機能的に違うモノが…… (スコア:1)
化石なんかからだと, 初期陸上植物としては茎のみを持っていた [wikipedia.org](明確な根や葉を持たない)形態だったみたいです.
格好だけなら現在でもマツバラン [wikipedia.org]というのがいて, 同様に茎のみの体制となっています. 一昔前まではこれが古代植物の生きた化石だと思われていたのですが, 最近の分子系統分析によって直接的な関係には無いということが分かったのだとか.
Re:機能的に違うモノが…… (スコア:1)
小葉植物というのがあるらしいので、茎の次は根でしょうね。
で、この遺伝子で葉が生えたと。
根を持てば競合相手のいない、より乾燥した場所に出れるから、生存競争的にも有利だし。
シダ植物で、この遺伝子をあれこれすると何か出てくるかも?
Re:機能的に違うモノが…… (スコア:1)
茎→根→葉の順に遺伝子を追加して作った訳ですか。
で遺伝子をオフすると前に戻る。
the.ACount
Re: (スコア:0)
茎も葉からできてる?って聞くとなんか変な感じ。
でもシダの丸まった感じとか見ると何となく納得しないでもない。
Re: (スコア:0)
「失敗作」については、ちょっと情緒的ですね。
実際は、何かの要素が欠けることが「失敗」というわけではありませんからねえ。
「突起の間の膜を作る遺伝子の発現が失われた、つまり手はヒレの失敗作である」
とか言われても・・という感じで。
欠失することで他の機能を獲得する、あるいは他の要素の割合を増やして器官として別の役割を担う、という事だと思うんですけどねえ。
Re:機能的に違うモノが…… (スコア:1)
さすがに研究者は分かってて言ってるとは思いますけどね。
ピラゴラスイッチ的に例えるなら、用意されたスイッチ・機構・経路を全て完遂してこそ「成功」で、途中で止まれば失敗だと。
あるいは障害物レースでどの障害物もクリアしてゴールに辿り着いたから成功だと。
でも本当はその途中下車な細胞も個々に特有の機能を持ってるのだから、それぞれ一つの正規品ですよね。
わざと逆に考えれば、適切なタイミングで就くべき職業につけず仕方なく家業を継ぐハメになった、とか言えば途中で他のモノになった方が偉そうに見えませんか?
・・・あまり良い例じゃなかった。
Re: (スコア:0)
プレスリリースには失敗作などとは書いていないわけだが
Re: (スコア:0)
ごめんなさい。その通りですね。
申し訳ない。
#それだけなのでACで
Re: (スコア:0)
災い転じて福となすというか
そんな感じじゃね?
#個人的には葉にすらなれなかった失敗作が他にも多数あった中で葉が生き残ったと妄想
Re: (スコア:0)
昔ですね、谷○新司のラジオ番組に天才・秀才・バカというコーナーがありまして
チンペイ「性器というものは両側からできてくるもので」
ばんば「うんうん」
チ「最後にくっつくようにして出来上がるんですね」
ば「ほほう」
チ「だから袋の裏筋はその時の名残で」
ば「…じゃあ、女は失敗作か?」
#ジジイと呼んでいいです
Re: (スコア:0)
単一の受精卵が分裂していく過程で、細胞の位置によって発現する遺伝子が変わり、ひとつの多細胞生物を形成するのが「発生」なので、ある方向に分岐した細胞を「失敗作」と呼ぶのは変です。それは、分化せず無目的に分裂した細胞の塊を「成功(した細胞たち)」と呼ぶに等しいでしょう。
今回のプレスリリースは
>子葉が子葉になるためには、2つの遺伝子の働きが必須であること、これらの機能が失われると、
>子葉が形成されるべき場所から、代わりに根が形成されてしまうということを明らかにしました
なので、
マスター遺伝子の分岐上、葉の形成を制御する遺伝子が先行して判断される順序になっている様です。
そのマスター遺伝子が抑制されると、次に効いてくるのが根を形成するマスター遺伝子なのでしょう。
Re: (スコア:0)
生物学的には雄は雌から発生するので、雌は雄になれなかった「失敗作」とか言ったら大変な事になりそうだよね。
Re: (スコア:0)
別に根を目指して挫折したわけでもないだろうし、
失敗してはいないよね。