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量子テレポの距離が伸びれば時間とかに関係なく色々なものが伝達できるそうすれば何年もかけて他の星にいかなくても瞬時にいろいろ送れたりできるけどいまのところ140キロが上限で分子だか原子だかを送れる程度なので、日常生活に特に変化はなし
そもそも量子テレポーテーションの解釈が違う。量子テレポーテーションは、対象の「状態」を送る手法。例えば原子の「軸」がどっちを向いているのか、と言う情報を抽出して、別の原子の所に持って行って、その原子に注入して同じ軸方向を再現するようなもの。
古典物理的に言えば、
「観測対象の原子Aの状態を破壊しながら読み取り。 その情報を抱えてどこか別の場所に移動(もしくは情報を伝送)。 その場に存在する別の同種原子Bにその状態を書き込み。 Aの状態がBに転移されました!」
と言うようなもの。(実際の量子テレポーテーションでは、あらかじめAとBとの間にある種の相関を作っておく必要がある)
これだけ聞くと「そんなもんできて当たり前じゃん」と感じるかも知れないけど、量子論が絡むと当たり前じゃなくなってくる。量子論では例えば、x方向のスピンと、yやz方向のスピンを同時に決定する事が出来ない。という事は、Aという原子のスピン状態をBと言う原子に移し替えようと思ったとき、単純にAの原子のx方向のスピンを測って、次にy方向のスピンを測って……とは出来ない。最初にx方向のスピンを測った瞬間に、yとz方向のスピン状態が破壊されてしまうから。
ところが量子テレポーテーションを使う場合には、A自体の個々のスピン成分を測定せず、「BとAの差分」のような量を測定する(差分は測定出来るが、Aそのものの状態は破壊される)。で、この「差分情報」をBの所に持って行って、差分に相当するスピンを加えてやる。そうするとAと全く同じスピンが再現される。これが量子テレポーテーション。(具体的にはもうちょっと違うんだけど)
> 目下の所は、「絶対に盗聴も改ざんも不可能な通信」を目指して研究が進んでいます。それって研究が進むにつれてどんどん絶望的になってなかったっけ。http://www.u-presscenter.jp/modules/bulletin/index.php?page=article&am... [u-presscenter.jp]
光子数分割攻撃をされると、光子数の統計的な分布が変わってしまうことを利用して、盗聴検出するとか、BB84以外のプロトコルを使うとか、いろいろ考えられてたはずだけど、どれもだめなんだっけ?
なんか人間が生きる意味を知るレベルの不可能なことに大金が注がれている気がする。
よくわからんたとえだな。
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あと、僕は馬鹿なことをするのは嫌いですよ (わざとやるとき以外は)。-- Larry Wall
この解釈でいいの? (スコア:2)
量子テレポの距離が伸びれば時間とかに関係なく色々なものが伝達できる
そうすれば何年もかけて他の星にいかなくても瞬時にいろいろ送れたりできる
けど
いまのところ140キロが上限で分子だか原子だかを送れる程度なので、日常生活に特に変化はなし
ダメ (スコア:4, 参考になる)
そもそも量子テレポーテーションの解釈が違う。
量子テレポーテーションは、対象の「状態」を送る手法。
例えば原子の「軸」がどっちを向いているのか、と言う情報を抽出して、別の原子の所に持って行って、その原子に注入して同じ軸方向を再現するようなもの。
古典物理的に言えば、
「観測対象の原子Aの状態を破壊しながら読み取り。
その情報を抱えてどこか別の場所に移動(もしくは情報を伝送)。
その場に存在する別の同種原子Bにその状態を書き込み。
Aの状態がBに転移されました!」
と言うようなもの。
(実際の量子テレポーテーションでは、あらかじめAとBとの間にある種の相関を作っておく必要がある)
これだけ聞くと「そんなもんできて当たり前じゃん」と感じるかも知れないけど、量子論が絡むと当たり前じゃなくなってくる。
量子論では例えば、x方向のスピンと、yやz方向のスピンを同時に決定する事が出来ない。
という事は、Aという原子のスピン状態をBと言う原子に移し替えようと思ったとき、単純にAの原子のx方向のスピンを測って、次にy方向のスピンを測って……とは出来ない。最初にx方向のスピンを測った瞬間に、yとz方向のスピン状態が破壊されてしまうから。
ところが量子テレポーテーションを使う場合には、A自体の個々のスピン成分を測定せず、「BとAの差分」のような量を測定する(差分は測定出来るが、Aそのものの状態は破壊される)。
で、この「差分情報」をBの所に持って行って、差分に相当するスピンを加えてやる。そうするとAと全く同じスピンが再現される。これが量子テレポーテーション。
(具体的にはもうちょっと違うんだけど)
Re:この解釈でいいの? (スコア:2)
FAXの場合、手元の紙と同じ白黒パターンを、なんからの方法で電送して、相手側で再現しています。 これを、「どこが白くてどこが黒いか」から、「素粒子の状態そのまま」を相手に電送できるようになれば、おっしゃるような、物質転送装置になる可能性はありますが、しょせんは電送なので、光速を越えません。
量子テレポーテーションは、そこへ通じる長い長い道のりの第一歩、「素粒子1個の状態をそっくりそのまま送る」というのを、限られた条件下で実現する技術の基礎・・・ぐらいにはなるのかもしれませんが、残念ながら言葉のイメージとは大分違って、目下の所は、「絶対に盗聴も改ざんも不可能な通信」を目指して研究が進んでいます。
タレコミに、衛星の高度がどうのこうの、とあるのは、衛星との秘密通信に使えるようになると色々捗るからです。
Re:この解釈でいいの? (スコア:1)
> 目下の所は、「絶対に盗聴も改ざんも不可能な通信」を目指して研究が進んでいます。
それって研究が進むにつれてどんどん絶望的になってなかったっけ。
http://www.u-presscenter.jp/modules/bulletin/index.php?page=article&am... [u-presscenter.jp]
Re:この解釈でいいの? (スコア:1)
光子数分割攻撃をされると、光子数の統計的な分布が変わってしまうことを利用して、盗聴検出するとか、
BB84以外のプロトコルを使うとか、いろいろ考えられてたはずだけど、どれもだめなんだっけ?
1を聞いて0を知れ!
Re: (スコア:0)
なんか人間が生きる意味を知るレベルの不可能なことに大金が注がれている気がする。
Re:この解釈でいいの? (スコア:1)
よくわからんたとえだな。
1を聞いて0を知れ!