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数年内に実用化を目指すなんて気の長いことを言ってるが、実用化への壁としてどんなものが残っているんだろうか?
プレスリリースでは炭化水素の酸化能力については触れていなかった。もし、炭化水素を処理する能力が無いのなら、現在用いられている三元触媒をそのまま置き換えるようなものにはなれない。
また、貴金属やレアメタルを用いる三元触媒より安価にできると言っておきながら、三元触媒との性能比較はでてこないあたり、実用レベルの浄化性能や耐久性、活性条件にはまだ達していないのかもしれない。
数年でプラチナが枯渇するような緊急の事情があるのかしら?
今のペースでは200年ぐらいしか持たないのと、ロシアや南アフリカ等の供給先に不安を覚える国、そして何より高価である点。
等の理由からより安価だったり、別の物質で代替できる触媒の開発は大切なんでしょうね。このストーリーから外れますが、燃料電池の普及にはより安価な触媒普及が鍵になるそうです。
小惑星に豊富に含まれている(はず)の白金属元素が得られれば、あるいは。
まだ学術レベルの技術に過ぎず、これを触媒メーカーが排ガス処理システムに組み込む試作・運用条件出し・寿命試験段階を経て、更に自動車メーカーの試験を経て、4年掛かりとされる新車開発工程に組み込まれるのに、そりゃ実用化に10年近く掛かるわ。マスキー法の時のデスマーチが、普通と思わないで欲しい。
耐熱性に事実上触れてないので、そこがネックかと。400度240時間といいますが、400度って三元触媒だとやっとコールドスタートからの昇温終わった!って温度なので、通常はそれ以上で常用されます。これがNOやCOをもっと低い温度で浄化できたとしても、上限400度なんて触媒は自動車の排ガス浄化には使えないです。あとは、浄化ウインドウ(A/Fがどの範囲だとどの成分を浄化してくれるか)と言った所も今よりシビア過ぎると、いくら安くても使い物になりません。
たとえ実験室レベルであろうと、それらを数年で解決するってのはかなり厳しいかと。もう少し長い目で見ていいと思いますが。
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ソースを見ろ -- ある4桁UID
実用化への壁 (スコア:0)
数年内に実用化を目指すなんて気の長いことを言ってるが、
実用化への壁としてどんなものが残っているんだろうか?
Re:実用化への壁 (スコア:2, 参考になる)
プレスリリースでは炭化水素の酸化能力については触れていなかった。
もし、炭化水素を処理する能力が無いのなら、現在用いられている三元触媒を
そのまま置き換えるようなものにはなれない。
また、貴金属やレアメタルを用いる三元触媒より安価にできると言っておきながら、
三元触媒との性能比較はでてこないあたり、実用レベルの浄化性能や耐久性、活性条件
にはまだ達していないのかもしれない。
Re: (スコア:0)
数年でプラチナが枯渇するような緊急の事情があるのかしら?
Re:実用化への壁 (スコア:2, 興味深い)
今のペースでは200年ぐらいしか持たないのと、
ロシアや南アフリカ等の供給先に不安を覚える国、
そして何より高価である点。
等の理由からより安価だったり、別の物質で代替できる触媒の開発は大切なんでしょうね。
このストーリーから外れますが、燃料電池の普及にはより安価な触媒普及が鍵になるそうです。
Re: (スコア:0)
小惑星に豊富に含まれている(はず)の白金属元素が得られれば、あるいは。
Re: (スコア:0)
まだ学術レベルの技術に過ぎず、これを触媒メーカーが排ガス処理システムに組み込む試作・運用条件出し・寿命試験段階を経て、更に自動車メーカーの試験を経て、4年掛かりとされる新車開発工程に組み込まれるのに、そりゃ実用化に10年近く掛かるわ。
マスキー法の時のデスマーチが、普通と思わないで欲しい。
Re: (スコア:0)
耐熱性に事実上触れてないので、そこがネックかと。
400度240時間といいますが、400度って三元触媒だとやっとコールドスタートからの昇温終わった!って温度なので、通常はそれ以上で常用されます。
これがNOやCOをもっと低い温度で浄化できたとしても、上限400度なんて触媒は自動車の排ガス浄化には使えないです。
あとは、浄化ウインドウ(A/Fがどの範囲だとどの成分を浄化してくれるか)と言った所も今よりシビア過ぎると、いくら安くても使い物になりません。
たとえ実験室レベルであろうと、それらを数年で解決するってのはかなり厳しいかと。
もう少し長い目で見ていいと思いますが。