Regarding climate change skeptics, remember that conservatism prizes individual action over collective efforts. So while they may assert disbelief in order to stave off coercive (in their view) actions by the government, many could take pride in doing what they can do on a personal basis.
The results suggest that "changing skeptical Americans' minds need not be a top priority for climate policymakers," at least if their goal is inspiring individual action.
なんだこりゃ・・・ (スコア:3)
タレコミ [science.srad.jp]のこの箇所を大胆に削ったなぁ:
論文ではこの一見矛盾した結果の原因を「モラル・ライセンシング」だと推測している。「モラル・ライセンシング」とは「一方で良い事をしておけば他方で悪い事をしても許される」という心理的な現象の事で、過去にスラドでも「エコな車」に乗るほど交通法を破るという例が紹介されている。
この過去ストーリー [science.srad.jp]へのリンクもこれじゃ意味不明だろ。おかげでコメントも的を射ないものばかりだ。興味深い調査結果の紹介であると同時に「モラル・ライセンシング」という日本ではあまり知られていない心理的現象を紹介するタレコミのつもりだったんだが。
例えばつい最近でも#metooの先頭で活動してたリベラル政治家が女性への慢性的な暴行が発覚して辞任 [jiji.com]している。これを「偽善」の言葉で片付ける人もいるだろうが、実はこれは「モラル・ライセンシング」なのだ。「自ら女性に暴行を働いておきながら、女性への暴行を告発する運動の先頭に立つだなんて!」という感想は外れていて「自ら女性に暴行を働いているから、女性への暴行を告発する運動の先頭に立っていた」という理解が正しい。一連の発端となったワインスタインも告発された当初は事の真偽ではなく如何に自分がリベラル活動(良い事)をしているかさかんに主張していたのも同じ現象。
しきい値 1: ふつう匿名は読まない
匿名補正 -1
Re:なんだこりゃ・・・ (スコア:2)
別にタレ分まで遡るまでもなく、リンク先の記事 [psmag.com]から読めますよ(英語ですが)。さらに興味深いことも書いてあります。
個人主義、あるいはリバタリアン的価値観に基づいて、政府からビジネスや個人への干渉を嫌う価値観が動機としてあるのではないかということです。トランプ大統領と愉快な仲間たちがそうだと言われるように、純粋に経済的観点から化石燃料への増税や規制を嫌がってる可能性もなくはなさそうですが。
それとは全く関係なく、調査のデザインに不安が…まず600人は少ないのでは? そして雑誌のアンケートではなく1年かけての学術調査なら、エコ政策嫌いのオルタナ右翼が票操作した可能性はなさそう…と言いたいところだけど、回答者はオンラインアンケートか何かを使って雇ったのでは? だとしたら、その時点で色々偏りが生じているのでは?
そもそも「自然大好き!! 自然を破壊して作った文明きらーい!!」という人は、公共交通機関が長距離バスぐらいしかないような辺鄙な場所に住んでいるのでは? アメリカだし…同様に、意識が高すぎて有機栽培農家から直接野菜や肉を買いつけてるような人は、そもそもエコバッグを使う必要があるような買い物を滅多にしないのでは? 自転車や徒歩を車の代わりに選んだ人がどう処理されているかも気になります。
さらに、以前の男女の賃金差が思ったより少なかったニュースと同様に、懐疑派が実際よりかなりいい結果を報告してしまったのでは? 1年という期間の長さを考えれば簡素な感じになる(論文の本文にアクセスできていないため推定)のは仕方ない点ではありますが、もっと工夫の仕方はあった(論文の本文にアクセスできていないため推測)かもしれません。エコバッグ使用ではなく、プラゴミの量/消費金額を問うとか。
#近隣の小学校でベルマーク収集をしなくなった原因としてまことしやかにささやかれる「生協を使う世帯の親がクレームを入れてきた」という世知辛い都市伝説(母からしか聞いたことないのだけども)を思い出したぜ…
Re: (スコア:0)
単純に共稼ぎの家庭が増えて、ベルマーク収集にかかる労働力を捻出出来なく為っただけでしょ?
各家庭で製品パッケージから切り取って学校に持って行って、PTAが会社毎に纏めて事務局に送付する、という一連の流れにどれだけの労力がかかるか。
ベルマーク運動の維持にしか関心が無い関係者は思いが至らないのです。
今なら各種ポイントから寄付するとか、寄付控除をもっと拡充して寄付しやすい状況を作るとか他にやりようはあると思う。
Re: (スコア:0)
>リベラル活動(良い事)
日本でリベラル活動って言ったら、いいがかりのことになってしまうがな
Re: (スコア:0)
なるほど、そのような心理機序があるのは実感として理解してたけど名前が付いてるとは知らなんだ。
参考になったよ。
まあでも環境問題に関する事については善悪に還元するには思想信条利害所属諸々含めて難しいので「マトを外した」発言が増えるのは仕方ないんじゃないかな。
Re: (スコア:0)
>「自ら女性に暴行を働いているから、女性への暴行を告発する運動の先頭に立っていた」という理解が正しい。
分析って完全に分けられる場合と、中間層を含む集合体を特定の閾値で分類している場合とがあると思うけれど、
このモラルライセンシングでは完全に分けられる分析しか見当たらなかったっけ?
あなたの主張だと、女性に暴行を働き暴行告発の運動の先頭に立つ人は、先に暴行を働いている現実があると断定できる事になるけれど、私が知るモラルライセンシングでは依存関係が逆で「傾向がある」と書かれている物しか見たことがないのだが。
Re: (スコア:0)
> 「モラル・ライセンシング」とは「一方で良い事をしておけば他方で悪い事をしても許される」という心理的な現象の事で、過去にスラドでも「エコな車」に乗るほどこ交通法を破るという例が紹介されている。
crass氏の理解もあなたと違っているわけではなさそうです
彼はけっこう勇み足を踏むので、今回もそれではないでしょうか
もっともこのリベラル政治家がモラルライセンシングに当たるのかわたしはちょっと懐疑的ですが