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日経「 米当局、新型ウイルスの検査キット配布 4時間で診断 [nikkei.com]」
CDCによると、検査キットは通常のインフルエンザの診断で使用する機器で利用でき、4時間で結果が出る。1キットで700~800の検体を診断できる。手始めに国内の公立検査機関などに約200キット、海外の選定された検査機関にも約200キットを配布する。
ニュースソースは「Shipping of CDC 2019 Novel Coronavirus Diagnostic Test Kits Begins [cdc.gov]」
一方ロッシュではいち早く先月末に検査キットの出荷を開始しており、中国に提供しようとした [bloomberg.co.jp]が、交通遮断で中国国内に持ち込めない [reuters.com]のが話題となっている。
日本感染症学会が「すでに本邦にウイルスが入り込み市中にお [kansensho.or.jp]
感染拡大防止のためには検査と陽性者の隔離が非常に大事です。
ですが、新型コロナに関しては有意な抗原-抗体反応が見つかっておらず(見つかったという話もあるが、未確認)、インフルエンザであるようなイムノクロマトキットはおろかELISA法ですら検出手段がありません。一般的に、これらの検査手法が必要な試験を通って市場に出せるようになるまでは、あの中国ですら1年はかかります。かなり端折っても安全性試験やある程度の保存安定性試験は必須でしょうし、何より有意差をもって検出可能かどうかの試験はかなりのデータが必要です。どんなに超法規的措置を取っても数か月はかかるでしょう。いい加減なものなら出せるかもしれませんが…。ですからすぐにインフルエンザのような検査体制を取ることは不可能です。
で、一方のRT-PCRは、機械もかなり大きく価格も数百万します。その上、日本の現行法規ではこの種の感染症の病原体を含む可能性のある検体はP3以上の設備の中で試験を行う必要があります。とてもその辺のクリニックでできることではなく、大手病院の検査室や大手受託臨床検査センターでしかできません。日本全体でどんなに頑張ってもすぐには2000-3000検体/日が限界でしょうね。それもやりすぎるとB肝炎など他の重大な病気の検査を阻害する恐れもあります。
勉強不足どころか、殆ど勉強する気もない煽るだけのマスコミは無視して、すぐに検査体制が万全になるとは考えず、まずはマスク着用、手洗い、及び体調管理を行うことをお勧めします。
#3759253ですが、書き忘れましたので捕捉します。
コロナの検体は「喀痰」であり、採取にも前処理にもかなりの手間がかかります。特に前処理は粘りを取るなど結構手技のレベルが必要で、ここをきっちりできない人がやるとまともな検査結果が出ません。
誰かも書いていましたが、検査自体も含めて、これらをできる人の数は日本全体で圧倒的に不足しています。
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UNIXはただ死んだだけでなく、本当にひどい臭いを放ち始めている -- あるソフトウェアエンジニア
CDC関連なら「検査キットの配布開始」に注目 (スコア:0)
日経「 米当局、新型ウイルスの検査キット配布 4時間で診断 [nikkei.com]」
CDCによると、検査キットは通常のインフルエンザの診断で使用する機器で利用でき、4時間で結果が出る。1キットで700~800の検体を診断できる。手始めに国内の公立検査機関などに約200キット、海外の選定された検査機関にも約200キットを配布する。
ニュースソースは「Shipping of CDC 2019 Novel Coronavirus Diagnostic Test Kits Begins [cdc.gov]」
一方ロッシュではいち早く先月末に検査キットの出荷を開始しており、中国に提供しようとした [bloomberg.co.jp]が、交通遮断で中国国内に持ち込めない [reuters.com]のが話題となっている。
日本感染症学会が「すでに本邦にウイルスが入り込み市中にお [kansensho.or.jp]
Re:CDC関連なら「検査キットの配布開始」に注目 (スコア:0)
感染拡大防止のためには検査と陽性者の隔離が非常に大事です。
ですが、新型コロナに関しては有意な抗原-抗体反応が見つかっておらず(見つかったという話もあるが、未確認)、インフルエンザであるようなイムノクロマトキットはおろかELISA法ですら検出手段がありません。一般的に、これらの検査手法が必要な試験を通って市場に出せるようになるまでは、あの中国ですら1年はかかります。かなり端折っても安全性試験やある程度の保存安定性試験は必須でしょうし、何より有意差をもって検出可能かどうかの試験はかなりのデータが必要です。どんなに超法規的措置を取っても数か月はかかるでしょう。いい加減なものなら出せるかもしれませんが…。ですからすぐにインフルエンザのような検査体制を取ることは不可能です。
で、一方のRT-PCRは、機械もかなり大きく価格も数百万します。その上、日本の現行法規ではこの種の感染症の病原体を含む可能性のある検体はP3以上の設備の中で試験を行う必要があります。とてもその辺のクリニックでできることではなく、大手病院の検査室や大手受託臨床検査センターでしかできません。日本全体でどんなに頑張ってもすぐには2000-3000検体/日が限界でしょうね。それもやりすぎるとB肝炎など他の重大な病気の検査を阻害する恐れもあります。
勉強不足どころか、殆ど勉強する気もない煽るだけのマスコミは無視して、すぐに検査体制が万全になるとは考えず、まずはマスク着用、手洗い、及び体調管理を行うことをお勧めします。
Re: (スコア:0)
#3759253ですが、書き忘れましたので捕捉します。
コロナの検体は「喀痰」であり、採取にも前処理にもかなりの手間がかかります。
特に前処理は粘りを取るなど結構手技のレベルが必要で、ここをきっちりできない人がやるとまともな検査結果が出ません。
誰かも書いていましたが、検査自体も含めて、これらをできる人の数は日本全体で圧倒的に不足しています。