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ということを誰か記者会見で質問してほしかった。私はソフト屋なのでハードのことは良く分かりませんが、品質に関係する開発プロセスの部分はちょっと気になるので。
今の設計になった経緯は、「最後のギリギリまですべてのケーブルの電源を入れておくのがよいとの判断基準でH2Aは設計していて、問題が起きていなかった」ので、H3でも踏襲した、と。
しかし問題は、本件に関するテスト項目がなかった。
スイッチを切り替えてノイズが発生するというのは電機の世界ではよく発生することらしいので、本件に関するテストを入れ込む判断をどこかでしているべきだったんだろうと思います。でもなぜか今までその判断は行われなかった。
正直、H2Aの時代から含めたら担当レベルでうすうす思っている人いたんじゃないかなって思うんですよ。ここ、この設計でいいのかなーって、こういうテストやったほうがいいんじゃないかなーって。完全に私の推測の話ですが。
この辺りの話をし始めると、開発のプロセスがどうとか、開発の体制がどうとかいう、たぶんそんな話になるので、そうすぐには結論は出ないんだろうし、そしたら記者会見の時点で話すのは難しいとは思いますが、そのあたりまで結論出していつか報告してほしいなって。
いわゆる「安全側に振った」設計のようにも見える。オラオラ系のSpaceXなら「ハァ? Ethernetでいいだろw」としそうな所。H-IIAから引き継ぎと決定したことで出た問題だから深くツッコめないんじゃないかと危惧を感じなくもない。
メディアにはこういう所を批判して欲しいのに、中止だ失敗だと矛先を反らして隠蔽に執心するんだよな…
中止を失敗だと主張して物議をかもしていたのは共同通信のアレな記者だけなんだが、だれが矛先をずらして隠蔽しようとしていると思ってるんです?
安全寄りなのは良いけど、今回の様な問題がSRB点火後に起きたらどうなるのか気になりますね。飛んでからだってノイズは起こるわけで、その信号を間に受けて電源落としたりしたら困るから、引き返せないところまで行ったら破局的な信号は無視するとか、メインコンピューターにお伺い立てるとかそっち方面の安全性も考えていると良いんですけど
# といかこんな素人が考える様なことはもちろん考慮してるんだろうけど、言い出したらキリがないよね# 安全のために組み込んだロジックが逆に問題を大きくしたりしないかとか心配が尽きない
SRBは消火できない都合上リフトオフと必ず同時に指示され、だからこそSRB点火可否の自動チェックが掛かるわけだが通常、飛行中に発生した場合は爆薬、または機体分解用の導火線、またはエンジン停止により「飛行中止」を行う
事故ケースではしばしば、打ち上げ後1分20秒前後で動圧最大点(高度が高すぎて加速していながら空気抵抗が減少に転じる)を過ぎたあたりでデータ取得に不調を生じ、望遠カメラ映像で機体底部付近から火炎と閃光を認め、続いて巨大な火球を認め、重い空気と無言が1分ほど続いたのち「飛行中止」担当者が念のため中止指令送信を宣言して、通夜の案内が流れる
逆に言えば、第一段ロケットは爆発するから、単にエンジンが停止され弾道飛行が続くという挙動が観測されることは少ない
1分20秒~40秒を過ぎて天球に火球を認めない場合は背もたれにもたれても構わないが、データ上の高度と速度が予定線を下回り始める場合は、やはり徐々に重苦しい空気が立ち込める事になるから、打ち上げから起算して5分程度、一定の緊張は続く
この時点では第二段ロケットに切り替わっているが、こちらは停止してもムダだからか、人為的に停止するケースはほぼない
概ね5分を経過して実況席が何か喋っていれば、大枠において打ち上げはつつがなく終了したと考えてよいその後も第二段エンジン起動停止や衛星切り離しなどイベントは続くが、少なくとも野次馬にとってのインパクトは薄い
2系統のうち片方だけの問題でしたし、止めれるタイミングだったから止めただけで、止められないタイミングならそのまま打ち上げ続行でしょうし、それで問題なかった可能性が高いかと。
流石にパーツ単体ならコード引き抜くテストしてたんじゃないかな。
でもロケットに組み込んで発射直前まで試すテストだと、これが最後の信号線だから、切断すると色々面倒。テレメトリー取り続けるためには本番では使わない機能(別経路の信号線を足すか、切断した線をつなぎ直す)を乗せる必要があるから、やらない方を選んだとか?
結局今回あとからテレメトリー取ってロケットを打ち上げ前に戻せたんだから、テストできなくはなかったんだろうけど。
SIerで例えるなら、構築作業を自社内でやってテストまで完璧に終わらせた後に一旦分解、顧客拠点内で再キッティングして稼働させたら失敗、みたいなものでは。
打ち上げ台でロケットが作れてテストできるわけじゃないしな。
エレキのエンジニアの地位が低いんじゃないのロケット>メカ>>エレキ>>>ソフト
H2の頃に起きなかったのは回路の動作電圧(信号電圧)が下がって露呈しただけなのかもねそのくらいお粗末な設計ミスで、結果的に失敗であることには変わりはない失敗として学ばなければまた同じような問題が起こるだろう
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弘法筆を選ばず、アレゲはキーボードを選ぶ -- アレゲ研究家
なぜ本件に関するテストが今までなかったのか? (スコア:0)
ということを誰か記者会見で質問してほしかった。
私はソフト屋なのでハードのことは良く分かりませんが、品質に関係する開発プロセスの部分はちょっと気になるので。
今の設計になった経緯は、
「最後のギリギリまですべてのケーブルの電源を入れておくのがよいとの判断基準でH2Aは設計していて、問題が起きていなかった」
ので、H3でも踏襲した、と。
しかし問題は、本件に関するテスト項目がなかった。
スイッチを切り替えてノイズが発生するというのは電機の世界ではよく発生することらしいので、本件に関するテストを入れ込む判断をどこかでしているべきだったんだろうと思います。
でもなぜか今までその判断は行われなかった。
正直、H2Aの時代から含めたら担当レベルでうすうす思っている人いたんじゃないかなって思うんですよ。ここ、この設計でいいのかなーって、こういうテストやったほうがいいんじゃないかなーって。完全に私の推測の話ですが。
この辺りの話をし始めると、開発のプロセスがどうとか、開発の体制がどうとかいう、たぶんそんな話になるので、そうすぐには結論は出ないんだろうし、そしたら記者会見の時点で話すのは難しいとは思いますが、そのあたりまで結論出していつか報告してほしいなって。
Re:なぜ本件に関するテストが今までなかったのか? (スコア:1)
いわゆる「安全側に振った」設計のようにも見える。オラオラ系のSpaceXなら「ハァ? Ethernetでいいだろw」としそうな所。
H-IIAから引き継ぎと決定したことで出た問題だから深くツッコめないんじゃないかと危惧を感じなくもない。
メディアにはこういう所を批判して欲しいのに、中止だ失敗だと矛先を反らして隠蔽に執心するんだよな…
Re: (スコア:0)
中止を失敗だと主張して物議をかもしていたのは共同通信のアレな
記者だけなんだが、だれが矛先をずらして隠蔽しようとしていると
思ってるんです?
Re: (スコア:0)
安全寄りなのは良いけど、今回の様な問題がSRB点火後に起きたらどうなるのか気になりますね。
飛んでからだってノイズは起こるわけで、その信号を間に受けて電源落としたりしたら困るから、引き返せないところまで行ったら破局的な信号は無視するとか、メインコンピューターにお伺い立てるとかそっち方面の安全性も考えていると良いんですけど
# といかこんな素人が考える様なことはもちろん考慮してるんだろうけど、言い出したらキリがないよね
# 安全のために組み込んだロジックが逆に問題を大きくしたりしないかとか心配が尽きない
Re:なぜ本件に関するテストが今までなかったのか? (スコア:1)
SRBは消火できない都合上リフトオフと必ず同時に指示され、だからこそSRB点火可否の自動チェックが掛かるわけだが
通常、飛行中に発生した場合は爆薬、または機体分解用の導火線、またはエンジン停止により「飛行中止」を行う
事故ケースではしばしば、打ち上げ後1分20秒前後で動圧最大点(高度が高すぎて加速していながら空気抵抗が減少に転じる)
を過ぎたあたりでデータ取得に不調を生じ、望遠カメラ映像で機体底部付近から火炎と閃光を認め、続いて巨大な火球を認め、
重い空気と無言が1分ほど続いたのち「飛行中止」担当者が念のため中止指令送信を宣言して、通夜の案内が流れる
逆に言えば、第一段ロケットは爆発するから、単にエンジンが停止され弾道飛行が続くという挙動が観測されることは少ない
1分20秒~40秒を過ぎて天球に火球を認めない場合は背もたれにもたれても構わないが、データ上の高度と速度が予定線を
下回り始める場合は、やはり徐々に重苦しい空気が立ち込める事になるから、打ち上げから起算して5分程度、一定の緊張は続く
この時点では第二段ロケットに切り替わっているが、こちらは停止してもムダだからか、人為的に停止するケースはほぼない
概ね5分を経過して実況席が何か喋っていれば、大枠において打ち上げはつつがなく終了したと考えてよい
その後も第二段エンジン起動停止や衛星切り離しなどイベントは続くが、少なくとも野次馬にとってのインパクトは薄い
Re: (スコア:0)
2系統のうち片方だけの問題でしたし、止めれるタイミングだったから止めただけで、
止められないタイミングならそのまま打ち上げ続行でしょうし、それで問題なかった可能性が高いかと。
Re: (スコア:0)
流石にパーツ単体ならコード引き抜くテストしてたんじゃないかな。
でもロケットに組み込んで発射直前まで試すテストだと、これが最後の信号線だから、切断すると色々面倒。
テレメトリー取り続けるためには本番では使わない機能(別経路の信号線を足すか、切断した線をつなぎ直す)を乗せる必要があるから、やらない方を選んだとか?
結局今回あとからテレメトリー取ってロケットを打ち上げ前に戻せたんだから、テストできなくはなかったんだろうけど。
Re: (スコア:0)
SIerで例えるなら、構築作業を自社内でやってテストまで完璧に終わらせた後に一旦分解、顧客拠点内で再キッティングして稼働させたら失敗、みたいなものでは。
打ち上げ台でロケットが作れてテストできるわけじゃないしな。
Re: (スコア:0)
エレキのエンジニアの地位が低いんじゃないの
ロケット>メカ>>エレキ>>>ソフト
H2の頃に起きなかったのは回路の動作電圧(信号電圧)が下がって露呈しただけなのかもね
そのくらいお粗末な設計ミスで、結果的に失敗であることには変わりはない
失敗として学ばなければまた同じような問題が起こるだろう