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宇宙

ツタンカーメンの短剣は隕鉄から作られていた? 39

ストーリー by hylom
これで切られると特殊な力に目覚めたりするのだろうか 部門より

古代エジプトの王・ツタンカーメンの棺から発見された短剣の1つには鉄の刃が付けられている。この鉄に含まれる元素の含有率が、隕石に含まれるものとほぼ一致したとの研究結果が発表された(ハフィントンポスト)。

この短剣の刃では、鉄に加えてニッケル、コバルトが含まれているという。この含有率が鉄隕石の比率と一致しており、さらにエジプトのメルサマトルー付近で発見された隕石に、この刃と類似した成分が含まれていることが分かったという。

12800064 story
宇宙

なつのロケット団、観測ロケット「モモ」の打ち上げ費用をクラウドファンディングで募集 17

ストーリー by hylom
1千万円でポチッとな 部門より
あるAnonymous Coward 曰く、

民間での国産ロケットの開発を進める「なつのロケット団」ことインターステラテクノロジズ株式会社は、開発中の宇宙観測ロケット「モモ」を高度100km以上の宇宙空間に打ち上げるための実験費用の募集をクラウドファンディングサイトCAMPFIREにて開始した(募集ページ)。

インターステラテクノロジズ社は、元々宇宙機エンジニアや科学ジャーナリスト、作家らが集まった「なつのロケット団」に端を発する民間宇宙企業。小型のロケットエンジンから徐々に大型化を図り、今年3月ついに10kN級エンジンの開発を終えたことから、今夏の観測ロケット打ち上げが計画された。開発中の「モモ」ロケットは20kgのペイロードを高度100kmの宇宙空間に打ち上げ可能なサブオービタル機であるが、将来的には小型衛星を打ち上げ可能なロケットの開発を目指している。

目標金額は2千7百万円としており、出資者には金額に応じてPDFの報告書やステッカー、打ち上げ動画の配信、報告会への招待、あさりよしとお氏の原画といったリターンが予定されている。なお、一人で1千万円を出資した出資者には、ロケットの打ち上げボタンを押す権利が与えられる。

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ビジネス

長野県の霧ケ峰の黒曜石で作られた矢尻、620km離れた北海道前期~中期縄文遺跡(5千~4.5千年前)で出土 39

ストーリー by hylom
620kmなら徒歩で移動できる距離ということか 部門より

北海道福島町・館崎遺跡で縄文前期~中期の地層から出土した黒曜石製の矢尻が、長野県・霧ケ峰周辺の黒曜石で作られたものであることが明らかになった(共同通信日経新聞)。道内で本州産の黒曜石の矢尻が見つかったのは初めてだという。

霧ケ峰周辺から福島町までは直線距離でおよそ620kmあるとのことで、縄文人が海を越えて交流していた証拠になるという。

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サイエンス

「第5の力」の存在証明へ 71

ストーリー by hylom
フォースではない(5番目だけに) 部門より
maia 曰く、

自然界には4つの「基本相互作用」があるとされているが、昨年ハンガリーのチームがLHCで行った研究で、これらとは異なる「第5の力」の存在が確認された可能性があるという(ギズモード・ジャパン科学ニュース)。

カリフォルニア大学アーバイン校のチームが、ハンガリーチームの実験と結論についてなんら欠陥が認められないことを確認し、学界が騒然。この問題の検証に複数のチームが取り組む事になった模様。結論は1年程先になるようだ。

なお、すでに確認されている4つの力は「重力」「電磁力」「弱い力」「強い力」。

12796708 story
宇宙

米ロッキード・マーチン、火星を周回する宇宙ステーションの計画を発表 18

ストーリー by hylom
月と火星の間がありすぎませんか 部門より
あるAnonymous Coward 曰く、

米ロッキード・マーチンが、2028年までに人間を火星に送り込むという計画を発表している(ナショナルジオグラフィック)。

この計画では2018年に月への無人ミッションを行い、2021年には有人の月フライバイを行うとのこと。2025年には月程度の距離のミッションを複数回行い、2026年には火星周回軌道に無人モジュールと太陽電池からなる前哨基地を設置する。その2年後には人間を載せた宇宙船を前哨基地にドッキングさせて実験室や居住スペースを備える「マーズベースキャンプ」が完成する予定だそうだ。

12796730 story
携帯電話

携帯電話が人体に悪影響を与えることは確認できないという調査結果と、電磁波がラットに悪影響を与えるという調査結果 46

ストーリー by hylom
結論は出ず 部門より

30年にわたる追跡調査結果から、携帯電話の普及による脳腫瘍発生率の増加はほぼ確認できない、というデータが得られたという(WIRED)。

オーストラリアではがんの診断結果がすべで公式に記録されているとのことで、携帯電話普及率が大幅に増えたここ30年のデータを調査したところ、ここ数十年で脳腫瘍の発生率が増加したという証拠は見つからなかったという。

いっぽう、マウスを使った実験では携帯電話の電磁波によって腫瘍ができる割合がわずかに高まるという結果も出ている模様(CNN/co.jpMIT Technology Review論文)。この実験は、2歳のラット/マウス2500匹にGSMやCDMAといったプロトコルを模した900~1900MHzのさまざまなレベルの電磁波を照射するというもので、オスのラットでのみ脳腫瘍などの発生がわずかに増加するという結果が得られたという。

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バイオテック

エンドウ豆から作る牛乳代替品 22

ストーリー by hylom
飲んでみたい 部門より

米シリコンバレーのRipple Foodsという新興メーカーが、エンドウ豆から作った牛乳代替品「Ripple」を開発したそうだ(TechCrunch)。

Rippleは牛乳と同量の蛋白質を含み、脂肪は9分の1以下、カルシウムやビタミンDは牛乳より多く含まれているという。さらに製造に使用する水も少なく、環境に優しいという。

牛乳の代替品としては大豆から作った豆乳があるものの、牛乳とは味がだいぶ異なっていた。Rippleはエンドウ豆由来の蛋白質をベースにひまわり油、砂糖、ビタミン、ミネラルなどを配合しているとのことで、調製豆乳に近い感じだ。味の比較を行っているPOPSUGARの記事によると、豆乳とアーモンドミルクの中間という感じの味という雰囲気で、牛乳に近い味とのコメントもあるようだ。また、チョコレート味やバニラ味のものも提供されている。

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ネットワーク

全都道府県を100Gbpsで結ぶ学術ネットワーク「SINET5」開通 38

ストーリー by hylom
太い 部門より

大学共同利用機関法人情報・システム研究機構国立情報学研究所(NII)が、100Gbpsの高速回線を使用した学術情報ネットワーク「SINET5」の今年4月からの運用開始を記念して開通式を行った(INTERNET WatchNIIの発表)。

SINETは大学や研究機関、高等専門学校などを接続するネットワーク。ホスティング・データセンター事業者などの回線とも直結されており、各機関や事業者が提供するサービスに対し高速なアクセスが可能。

SINET5ではダークファイバを調達して構築されており、全都道府県にノードが設置されたフルメッシュネットワークが特徴。また、米国とは100Gbps、欧州とは20Gbpsで接続される。

12795769 story
テクノロジー

SpaceXのFalcon 9ロケット、ドローン船上への着陸・回収に3回連続で成功 22

ストーリー by headless
高速 部門より
SpaceXは27日、Falcon 9ロケット第1段のドローン船上への着陸・回収に3回連続で成功した(SpaceXのニュース記事The Vergeの記事The Washington Postの記事GeekWireの記事)。

Falcon 9はタイ・Thaicomの商用通信衛星「THAICOM 8」を搭載し、米国・フロリダ州のケープカナベラル空軍基地から打ち上げられた。THAICOM 8は超同期トランスファー軌道に投入され、打ち上げは成功。Falcon 9ロケットの第1段はやや傾いたものの、大西洋上のドローン船「Of Course I Still Love You」に無事着陸した。

今回のミッションは衛星を高軌道に投入することから、ドローン船上への着陸は前回2回ミッションよりも難易度が高い。イーロン・マスク氏のツイートによれば着陸時の速度は設計上の最高速度に近く、Falcon 9の脚に組み込まれた衝撃吸収用のクラッシュコアが破損したようだ。クラッシュコアは容易に交換できるが、ケープカナベラルへの帰路でFalcon 9が倒れる可能性もあるとのこと。
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NASA

米議会、NASAに恒星間探査機の開発を要請 67

ストーリー by headless
要請 部門より
あるAnonymous Coward 曰く、

共同通信の報道によると、米下院の予算委員会がNASAが要求していないにも関わらず、光速の10分の1の速度で航行できる恒星間探査機の研究開発費を2017年度予算に盛り込み、開発を求める異例の形となっているという(毎日新聞の記事)。

委員会の報告書には「太陽系から最も近い恒星系であるケンタウルス座アルファ星へ向かう無人科学探査機を、アポロ11号の月面着陸から100年となる2069年の打ち上げを目指して開発すべきだ」と記されているということで、なんとなく技術的難易度を理解せずに政治主導で要請が出されてしまったようにみえる。予算が実際に認められるには本会議や上院の承認も必要となるので確定ではないが、50年も先のこととはいえ、何か技術的な目途があっての話なのだろうか。

実際に予算委員会の報告書(PDF: 該当部分は60ページ)が求めているのは、光速の10分の1程度での航行が可能な推進技術の研究・開発だ。現在のところ、このような推進技術で技術的成熟レベル(TRL) 1~2を超えるものは存在しないが、概念上は光速の10分の1を実現可能な推進技術の研究にNASAも出資している。これを踏まえて、恒星間航行に向けた推進技術の評価報告書を2017年度中にまとめるよう求めている。Scienceの記事では、先日話題になったNanocraft計画を念頭に置いたものとみている。

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国際宇宙ステーション

国際宇宙ステーションの膨張式活動モジュール、膨らまず(※2回目の試行で成功) 44

ストーリー by headless
膨張 部門より
NASAは26日(東部時間)、国際宇宙ステーション(ISS)でBigelow Aerospaceの膨張式活動モジュール「BEAM (Bigelow Expandable Activity Module)」の膨張を開始したが、予定通りには膨らまなかったため作業を一旦中止したそうだ(NASAのブログ記事[1][2][3]The Vergeの記事Ars Technicaの記事)。

BEAMは4月の補給ミッションでISSに届けられ、4月16日に設置が行われていた。26日には2時間ほどかけて空気を注入し、徐々に圧力を上げていったが、長さ・直径ともに数インチしか膨らまなかったとのこと。NASAは当初、早ければ27日朝にも作業を再開する計画だとしていたが、27日には作業を行わず、2回目の試行は28日午前9時(日本時間28日午後10時)から行う計画だ。作業の模様は日本時間28日午後9時45分からNASA TVで中継される。

追記: 2回目の試行は成功し、BEAMは日本時間29日午前5時10分にフルサイズまで膨張した。その後、モジュール内の気圧を0.8気圧まで上げてから作業を終了している。
12792803 story
バイオテック

独バイエル、米モンサントに買収提案 4

ストーリー by hylom
悪魔合体感 部門より

ドイツの化学工業・製薬会社バイエルが、遺伝子組み換え作物で知られる米モンサントに対し買収提案を行ったとのこと(ブルームバーグ)。

モンサント側は買収提案を拒否すると発表している(日経新聞)。この買収については、モンサント側にメリットがあるとの報道もある。

12792929 story
サイエンス

佐賀県など、養殖フグの肝を全頭検査した上で食用にすることは認めるべきと主張 122

ストーリー by hylom
まあ需要はありそうですが 部門より

毒性があるといわれているフグの肝を客に提供したとして大阪府のフグ料理店が摘発された(朝日新聞)。フグを飲食店で提供するには原則として資格が必要になり(資格を持った調理師が処理した部位のみを調理して提供するケースであれば資格無しで許される場合もあり)、またフグの肉および皮、精巣(白子)以外の提供は食品衛生法違反となる。しかし、最近では佐賀県や一部の養殖業者がフグの肝を食用として供することを認めるよう主張しているそうだ(朝日新聞)。

佐賀県および養殖業者の主張は「特定の餌で養殖したフグの肝には毒性がない」というもの。ただし、ふぐ毒の研究を行っている長崎大の荒川教授によると、「養殖フグなら無毒とは言い切れない」という。そのため、肝の全頭検査を行い、毒が検出されなかったもののみを食用とするという。

いっぽう、フグ料理店らの団体の「全国ふぐ連盟」は「絶対の安全はない」として解禁を反対しているという。

なお、毒性があるフグの卵巣をぬか漬けにしたものが河豚の卵巣の糠漬けとして販売されているが、こちらは出荷前に毒性検査が行われ、毒素が消失したことを確認した後に出荷されているそうだ。

12792711 story
JAXA

JAXA、「ひとみ」の異常事象調査報告書を公開 27

ストーリー by hylom
並ぶ文言に親近感 部門より
あるAnonymous Coward 曰く、

JAXAは24日、異常事象により通信途絶その後復旧を断念したX線天文衛星「ひとみ(ASTRO-H)」について、詳細な調査報告書を公開した(プレスリリースひとみ特設サイト)。

今回の報告書では、発生した事象についての記述もさることながら、特に直接の原因となった不適切なパラメータが設定された理由について詳細が記載されている。それによると「パラメータ変更作業はJAXAから運用支援業者に依頼する形で行われたが、運用計画を規定する文書に明確に記述されておらず詳細が共有されていなかった」「パラメータを入力するツールが設計を熟知した開発者用のもので手順書なども準備されていなかった」「計画にない作業を追加したことで業務が輻輳し、指示が曖昧になった」「検証の結果確認プロセスが明確化されておらず、パラメータの検証が行われなかった」といった多くの運用上の問題が重なり、今回の事象が発生したことが伺える。

報告書ではまた、問題が起こった設計/運用上の背景についての分析もなされている。なお、本調査報告を受けての対策とまとめは次回提示とされている。

12791692 story
宇宙

インドが再使用可能な宇宙船試験機打ち上げに成功、米国では謎の宇宙機「X-37B」の打ち上げが行われる 33

ストーリー by hylom
世界で進む宇宙開発 部門より
あるAnonymous Coward 曰く、

インド、米国、中国で宇宙開発関連の話題がまとめてあった。インドでは23日、インド版のスペースシャトルを初めて試験的に打ち上げることに成功した。打ち上げられたのは早ければ10年後の実用化を目指している機体よりも小さい、全長6メートル余りの無人の試験機。上空6万5000メートルに到達したあとインド洋の沖合に着水したという。機体を再利用することで人工衛星の打ち上げコストを従来の10分の1に抑えられるとしている(NHKTHE TIMES INDIA)。

米国では謎の多い宇宙機として知られる「X-37B」が話題に上った。2015年5月20日に3回目の打ち上げが行われたが、先日、同機の宇宙滞在期間が1年を超えたことが伝えられた。公式に認められている実験は、軌道上で電気推進式の新型スラスターのテスト、そしてMETISとして知られる試料材料の宇宙環境での露出試験だという。そのほかの積み荷については相変わらず非公開となっている(SPACEFLIGHT NOW)。

中国では新型宇宙ステーションの設計に関連する内容が公開された。同国では2011年にすでに打ち上げ済みのコアモジュール「天宮1号」が打ち上げ済み。無人宇宙実験室「天宮2号」の打ち上げが9月に決まった。同国では今年から有人スペースラボの飛行ミッションが本館化するとされ、10月には有人宇宙船「神舟11号」を打ち上げ、天宮2号とドッキング実験を行うという。宇宙ステーションは2018~2022年に完成を予定している。ハッブル宇宙望遠鏡よりも300倍の観測精度を持つ宇宙望遠鏡が打ち上げられる予定(Spaceflight InsiderChina Radio InternationalSlashdot)。

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