Google Earthで調べた結果、牛や鹿は食事/休憩時に南北を向く傾向が判明 63
ストーリー by hylom
グーグルアースの意外な使い方 部門より
グーグルアースの意外な使い方 部門より
グーグルアースで世界の牧草地308か所、牛8510頭を調べた結果、大半が北か南を向いており、その方位を平均すると、正確な南北よりも多少ずれている地磁気の南北に近かったそうだ(読売新聞の記事、nature newsの記事、論文要旨)。
また、チェコで2種類のシカについて現地調査したところ、食事・休憩・睡眠(雪の上の痕跡)、いずれも大半が北か南を向いていたという。一応、牛・鹿での研究ではあるが、やはり北枕(南枕)には進化論上の理由があるんだなと思った次第。
この理由としては、回遊魚や渡り鳥などと同様に地磁気を感知している可能性が指摘されている。
子午線改め (スコア:4, おもしろおかしい)
子牛線
馬「・・・あれれ?あ゛ーッ!」
鼠「僕は平気・・・子牛?あれ?」
# 牛「ムシャムシャしてやった。今は反芻している。」
反芻 (Re:子午線改め) (スコア:1, おもしろおかしい)
休んでいるときもぼーっとしてるだけでほとんど寝てはいないらしい。
# まーそんなこともあるわな [google.co.jp](※写真は本文と無関係です)
ただ単に (スコア:4, すばらしい洞察)
ネタにマジレス (スコア:2, おもしろおかしい)
Re: (スコア:0, すばらしい洞察)
たぶん、google earthの撮影時間も偏っていると思いますし。
季節的には冬になったら逆の傾向があるかもしれません。
憶測100%ですが・・
Re: (スコア:0)
Re: (スコア:0)
Re:ただ単に (スコア:1)
衛星写真の場合には観測者影響は無視できそうだけど、もし航空写真だった場合
・通常東西方向に飛行しながら撮影するので、実は飛行機の音に対して身体の側面を向ける習性があることを示している、とか
・最も明るく、影の短かい正午前後に撮影するように計画するのが通常であるため、実は太陽の方向(あるいはその逆)を向く習性があることを示している
という可能性があったりしないのだろうか。
夏休みの研究に最適(遅 (スコア:0)
でも色々な要因が考えられるから、今後の研究に期待した方がいいかも。
#牧場へ行って観察していればいいのか。天気悪いとだめか。
Re: (スコア:0)
見上げればどちらを向いても太陽が目に入るでしょうが、眩しくはないのでは。
正面が死角ということはないでしょうが、太陽に尻を向けているということは
あるかもしれない。
北を向かないが正しいのではないでしょうか。 (スコア:1)
さらに新発見! (スコア:3, おもしろおかしい)
バイアスのバイアス (スコア:2, 興味深い)
傾いた土地で横になると、楽な向きは決まってくるでしょう。元ネタが読めないので、憶測ですが。
欧州には本当の平野って、あまりないようです(ボルドーは間違いなく平野)。麦畑も斜面になっているのを、よく見かけます。稲作では真似ができないところです。
Re:バイアスのバイアス (スコア:1)
休憩するなら日当たりがいい場所が好まれるだろうし。
牧草の生え方は? (スコア:2, 興味深い)
牧草の生え方はどうなんでしょう?
南に向かって斜めに伸びているとか?
南側から北側に向かってすくいあげるように食うと食いやすいとかうまいとか
理由があるのではないでしょうか。
Re:牧草の生え方は? (スコア:1)
さらに言えば北半球だと牧草地は南斜面が多くなるので, そういった傾斜地で食べやすい姿勢ってのもありそう.
北半球 南半球 (スコア:1)
かゆいうま
研究者さぼりすぎ (スコア:1, 興味深い)
>世界の牧草地308か所の写真に写っていた牛8510頭を調べた結果、大半が北か南を向いていた。
>その方位を平均すると、地軸の南北より、少しずれた地磁気の南北に近かった。
どう考えても牛は8510頭以上写ってるし、牧草地は308箇所以上ある。
きっと手作業でやって途中で飽きたか満足してしまったんだろうな。
Re:研究者さぼりすぎ (スコア:3, すばらしい洞察)
例えば内閣の支持率を調べるのに日本人全員からアンケートを取る必要はありません。
日本の場合は1000人とか2000人ですね。
母集団の数と最終的に求める精度からサンプル数を決定する手法は、統計学では基礎の基礎です。
http://aoki2.si.gunma-u.ac.jp/lecture/SampleSize/index.html [gunma-u.ac.jp]
そもそも、論文が学会誌に掲載されるためには査読というプロセスを通過する必要があります。
素人が直感で思いつくような問題点が残っている論文は査読に通りません。
Re:研究者さぼりすぎ (スコア:3, 参考になる)
>例えば内閣の支持率を調べるのに日本人全員からアンケートを取る必要はありません。
>日本の場合は1000人とか2000人ですね。
>母集団の数と最終的に求める精度からサンプル数を決定する手法は、統計学では基礎の基礎です。
このような測定は、一様にランダムにサンプルがとれることが前提条件として必要です。例えば、山間部、都市部、あるいは首相の出身県にサンプルが偏ってしまえば結果は全く異なったものになるでしょう。たまたま内閣支持率の場合、国民を電話帳からかなりランダムに選べる。それですら、報道各社の発表する数字には1割近い誤差が発生することもあるわけです。
ハッブル宇宙望遠鏡の有名な測定ハッブルディープフィールド(HDF) [wikipedia.org]はwikipediaにあるように極めて慎重に観測領域を選定されました。同ページにあるようにHDFの画像は正方形がやや欠損した視野のサンプルを得ています。天文学者は10年以上この画像を元に深宇宙について考察しました。
ISAAC [iop.org]というカメラでとられた同じ領域の新しい画像があります。HDFの観測領域が白枠で示されています。ひとめで分かるように、ハッブルの測定は天体の数が多いところを不幸にも偶然観測していたのです。これによって銀河の数の分布の見積もりは大幅な修正が必要になりました。
このような例からわかるように、サンプルを無バイアスで選ぶというのは困難で、(ハッブル宇宙望遠鏡の場合は観測時間コストという制約をうけてやむをえず狭い領域の観測になった結果として深刻なエラーを生んだわけで)、できるなら測定者は全数をサンプルしたいものです。牛をカウントするのにGoogleEarthを使う魅力は、はじめて全地球規模の全数に近い牛を(ちょっと頑張れば全自動で)サンプルできることです。この魅力的な素材を前にして8000頭強の見えやすくて餌場や水場から遠い平らなところにいる牛だけを選びましたというのはなんかもったいないように思う。
でも自分でやりたいとは思いません。。。。
情報系の学部の演習課題としては面白いかも
Re:研究者さぼりすぎ (スコア:2, すばらしい洞察)
というのは個人的にも賛成ですが、サンプル数とか一様性というのはやはりその分野の人間なら誰でも知っている話で、
そんな条件すらクリアしていない論文が査読に通るとはとても思えないです。
本文ありました。
http://www.pnas.org/content/early/2008/08/22/0803650105.full.pdf [pnas.org]
これを見ると、場所と時刻に多様性を持たせたサンプリングをしている旨が記述されていますね。
母数は分からないのですがなんとも言えないので、ちょっとアジアが少ないような気はしますね。
これ以上の数を調べるなら、おっしゃるとおりに画像処理を用いないと厳しいでしょうが、
おそらくこの研究グループは画像系の研究をしているわけではないのだと思いますよ。
もしかするとこのネタを見て情報系の人たちがチャレンジするかもしれませんね。
Re:研究者さぼりすぎ (スコア:1)
僕がこの問題に挑戦するならば、、
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GoogleEarthのデータはある時点で70TBほどだったそうです。でもこの研究の対象とする牛を探索したいならば、70TBもダウンロードする必要はないんです。
ここ [google-earth-travel.net]には世界最大の牧場があるそうなのですが、牛がいることはわかっても牛がどっちを向いているのか判定するのは不可能です。というわけで、第一段階の探索で、GoogleEarthから高解像度の画像が含まれているエリアに絞り込みます。
↑実はこの段階で研究の前提は破綻している。このような方法で、地磁気との因果関係が示せるとも思えないけど、、、
↑因果関係がなくても相関関係はでるからね。
一方で、牛の向きを決定するならば、GoogleEarthの最大解像度なデータは不必要だということも分かります。たとえば、GoogleMapで牛を探すとこんな感じ [google.co.jp]で牛の耳の向きまで見えるようなデータも含まれています。これが70TBの正体です。最大の牧場 [google-earth-travel.net]のイメージ程度の解像度で、(1)牛らしきものが判定できて、(2)その1段階程度拡大するとかなりの確度で牛であることがわかり、(3)もう二段階拡大すると明らかに向きを決定できるでしょう。でも実際のデータはその10倍以上の解像度まで存在しています。
(1)や(2)の画像で、牛らしきものがいないエリアを排除すれば、おそらく牛のいない場所は排除できるでしょう。このときダウンロードしなければならないデータは解像度が低いのでごく僅かです。この段階で面積率で1万分の1以下になるでしょう(地上をまっすぐに100mあるいて1m以上の牛に平均一度以上衝突しないと仮定)。さらに最大解像度まで10倍以上(データサイズにして100倍以上)の開きがあります。したがって次の段階でダウンロードしなければならないデータは70TBのうちの百万分の一程度、すなわち7MB程度です。
画像処理がうまくいかなくて牛じゃない何かを牛の1000倍ヒットしたとしても、7GB程度になります。
そのデータを10倍拡大してダウンロードして70GB、そこから牛じゃない何かを削除したら700MB
その段階で牛飼いを発見! [google-earth-travel.net]して凹んだりするかもしれないけど、
実際のところ、ほとんどの牛は人間様が飼育しているから、人間に強くかかわっていそうなサンプルを消したら(人工の構造物に囲まれているなど)1割以下に絞り込める。こうやって絞り込んだ数十MBのデータを5人くらいで一ヶ月よってたかってチェックして明らかな異常データを撥ねたら計算機で牛の向きを計算する。
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そりゃぁ実際には技術的な困難がでてくるだろうけど、最初っから無理だと決め付けなくてもいいと思う。
情報系の学生の課題としては重くない。
Re:研究者さぼりすぎ (スコア:1, おもしろおかしい)
なにを無粋な。
ここは素人が直感で論文を否定するサイトじゃないですか。
似たような例、過去に何度も見かけましたよ?
Re:研究者さぼりすぎ (スコア:1, おもしろおかしい)
Re: (スコア:0)
Re: (スコア:0)
追調査希望 (スコア:1)
まさか逆立ちとかしないだろうし。
まぁ、オチとしては寒さで統計どころではないとかなりそうだけども。
Re:追調査希望 (スコア:1)
Re:追調査希望 (スコア:3, 興味深い)
http://www.magna-tokyo.com/products/rumax.html [magna-tokyo.com]
http://home.impress.co.jp/books/nenga97/column.htm#COLUMN12 [impress.co.jp]
もしや、この磁石影響?
牛より (スコア:1, すばらしい洞察)
Re: (スコア:0)
Re: (スコア:0)
ああなるほど (スコア:1, おもしろおかしい)
Re: (スコア:0)
食ってすぐ寝ると牛になるのでは?
北枕のほうが磁場の関係で快眠できるとも聞きます。
実際、自分も北枕のほうが快眠できるし
単にこれだけの理由かも。
Re: (スコア:0)
私もこれを信じて長いこと北枕を実践してましたが、 最近になって
『他の環境要因 (雑音、埃、布団の状態など) と比べたら北枕の影響は誤差のようなもの』
と思いはじめました。
Re: (スコア:0)
Re: (スコア:0)
マジで? (スコア:0)
# まぁ、可能性は薄いと思うけど。
# 追試が望まれるところ
シュレディンガーの牛(Re:マジで? (スコア:2, おもしろおかしい)
Re:シュレディンガーの牛(Re:マジで? (スコア:4, おもしろおかしい)
つぎは 魅力的な牛 と 不思議な牛 の2種類が判明するかも.
そのつぎは,高級な牛と低級な牛が...
Re:シュレディンガーの牛(Re:マジで? (スコア:4, おもしろおかしい)
かなり勢いをつけて突き合せないと判明は難しいでしょう.
Re:シュレディンガーの牛(Re:マジで? (スコア:1)
Re:シュレディンガーの牛(Re:マジで? (スコア:3, おもしろおかしい)
Re: (スコア:0)
Re:マジで? (スコア:1)
Re: (スコア:0)
Re: (スコア:0)
Google Earthで調べた結果、 (スコア:0)
世界規模で見ると、2、3人はいそうだ。間の悪い人が。
そ、それは。。。 (スコア:2, おもしろおかしい)
これでNature (スコア:0)
まじでネタを考えてしまう。