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宇宙

2013 年、大規模な太陽嵐が地球に到達? 80

ストーリー by reo
エターナルフォースフレア、電子機器は死ぬ。 部門より

ある Anonymous Coward 曰く、

2013 年、巨大太陽フレアによって発生する太陽嵐が地球に到達、電気や通信などに多大な影響を及ぼす恐れがあるそうだ (GIGAZINE の記事本家 /. 記事より) 。

現在太陽活動は長い停滞期にあるそうだが、今後数年で太陽はその「眠り」から覚め、徐々に活動を活発化していくと予想されている。活動期に入った太陽では巨大な太陽フレアが発生すると考えられており、大規模な太陽風が地表に「太陽嵐」となって到達する恐れがあるとのこと。電磁波や粒子線、粒子が含まれている太陽嵐は通信に多大なる影響をもたらすという。GPS、飛行機の運航、クレジットカードの決済やその他金融サービス、無線通信などが深刻な影響を受けると考えられており、経済活動への損害も懸念されている。また、コロナガスが地表に到達すると電気エネルギーによって送電線の電流が乱れ、停電や電気機器の故障や破壊、また電力システムそのものが停止する恐れもあるとのこと。

なお、前回にこのような大規模な太陽嵐が発生したのは 1859 年。電子機器のショートによって火事が起きたり、ハワイでオーロラが発生したりしたとのことだ。

この議論は賞味期限が切れたので、アーカイブ化されています。 新たにコメントを付けることはできません。
  • by phason (22006) <mail@molecularscience.jp> on 2010年06月18日 10時50分 (#1781950) 日記

    >前回にこのような大規模な太陽嵐が発生したのは 1859 年

    いや,まあ,歴史的なでかいやつはそうですが,大規模な磁気嵐という意味ではもっと起きてますよね?
    前回の2003年は磁場の方向の関係で(磁気嵐の大きさに比べ)被害は思ったほどではありませんでしたがスウェーデンで停電が起きてますし,その前の1989年ではケベックで送電網の一部破壊,そのもう一つ前の1972ではアメリカ西海岸での電話網一部破壊と,それなりに被害は出てます.
    #まあ,磁気嵐の極大前に警報が出せるようになり,あらかじめ対策がとれますので被害は昔より減少傾向ではありますけどね

    • http://www2.nict.go.jp/y/y223/sept/presto/previous_detailed_info/ [nict.go.jp]
      を見るとX線フラックスは太陽フレア発生直後に最大となっていますが、
      10 MeV 以上の陽子のフラックスは1日以上遅れて最大となっています。
      運動エネルギー 10 MeV の陽子の速度は光速の約 0.15 倍なので、
      X線に比べて約1時間遅れで地球に到達する。
      (地球太陽間:1.5 x 10^11 m、光速 3 x 10^8 m/s)
      何故X線フラックスは発生直後に最大で高エネルギー陽子は1日以上遅れて
      最大になるのでしょうか。加速に要する時間?
      親コメント
      • うろ覚えですが,高エネルギー粒子はフレアなどで直接形成されるのではなく,通常吹いている低速の太陽風(300-400km/sぐらい)に,何らかの要因で発生した高速の太陽風(確か倍ぐらいの速度)がぶつかり,次第に衝撃波面(のようなもの? CIR:co-rotating interaction region)を形成,そこに生じた複雑な磁場面で加速されることで発生するんじゃなかったかと.
        で,このCIRが地球近傍に到達すると,そこで発生している高速陽子等が拡散前にそのまま多量にぶち当たるようになるので,高エネルギー陽子のピークはほぼイコールCIRの地球到達時刻,だったような.
        ……多分.

        親コメント
      • by Anonymous Coward

        >X線に比べて約1時間遅れで地球に到達する
        これは計算あってる

         1日以上遅れたというのは CME [wikipedia.org]みたいだけど、こちらは(7 ~8) x 10^5 m/s。
         Google電卓で、
        ・CME速度 (8 x 10^5 m/s) / 光速(3 x 10^8 m/s) = (8 * (10^5)) / (3 x (10^8)) = 0.00266666667
         ・・・という結果に。これはX線の0.15倍よりもさらに遅いです。
        #最大の速度で計算しているので、これ以上早くなるということは考え難い。

         これを元に計算する

  • by Dobon (7495) on 2010年06月18日 12時35分 (#1782037) 日記
    |1859 年。電子機器のショートによって
    え~と、熱電子放出が発見されたのって 1883年だよね?

    これ以前に存在していた電子機器があったとは知らなかった。
    どんな機械だったのか非常に興味があります。 ご存じの方、いますか?
    --
    notice : I ignore an anonymous contribution.
    • ムーあたりを探すとオーパーツとして何か…… 載っていないかな。

      実際問題、本当に2013年に発生するのであれば、宇宙ステーションは心配ですね。初めての出来事だし。脱出用の船もちゃんと働くのかどうか。

      --
      人生は七転び八起き、一日は早寝早起き
      親コメント
    • by Anonymous Coward

      どう考えても電気機器ですよね。なんで電子機器とか書いちゃったんだろ?

      余談ですが、当時存在した電気機器だと、
      ・発電機
      ・電動機
      ・電信
      ・フィラメント型電灯(エジソン以前のもの)
      ・アーク灯
      とかですね。他にもあるかもしれませんが。

  • 質問 (スコア:2, おもしろおかしい)

    by Anonymous Coward on 2010年06月18日 11時02分 (#1781960)
    自転車のゴムチューブは何本くらい準備しておけばいいですか?
    • 答えられませんが (スコア:3, おもしろおかしい)

      by Anonymous Coward on 2010年06月18日 11時13分 (#1781969)
      参考にしてください。 [nifty.com]

      #酸素ボンベを買った方が良いかも。
      親コメント
    • Re:質問 (スコア:1, 参考になる)

      by Anonymous Coward on 2010年06月18日 12時37分 (#1782039)
      チューブはチューブでも真空管の方でお願いします。

      #youtubeのtubeは お前の放送局という意味で送信所の真空管という意味もあるとおもうのよ
      親コメント
      • Re:質問 (スコア:1, 参考になる)

        by Anonymous Coward on 2010年06月18日 22時48分 (#1782379)

        >#youtubeのtubeは お前の放送局という意味で送信所の真空管という意味もあるとおもうのよ

        日常会話でTubeと言えばCRT(Cathode Ray Tube)=ブラウン管、転じてテレビのこと(液晶でもリアプロでも)だよ。
        送信管 [toshiba-tetd.co.jp]の意味で使う人は滅多にいないと思う。CRTが絶滅しつつある一方で送信管はまだまだ現役だけどね。

        親コメント
  • 2013年問題 (スコア:2, おもしろおかしい)

    by greentea (17971) on 2010年06月18日 11時06分 (#1781963) 日記

    なんとも、2000年問題を思い出させる煽り文句です。

    --
    1を聞いて0を知れ!
    • by bewon (36083) on 2010年06月18日 13時54分 (#1782099) 日記

      Y2K以外にも問題なんてやはりたくさんあるわけで、
      実際こういう煽りがみんな好きなんだろうなぁと思います。

      # 日々職場で何かしら問題が発生しているから、「6月18日問題」とか言い出してみようかなぁ
      # 6月18日問題対応中だけどID

      親コメント
    • by Anonymous Coward
      またデータセンター、サーバルームに缶詰で待機かよ…('A`)
  • by iwakuralain (33086) on 2010年06月18日 12時07分 (#1782004)

    HDDをぶっ壊してくれれば大容量化の一途を辿っているデータのゴミも減らせないかな。
    とりあえず保存しとくか -> これ消していいデータなんだっけ? -> とりあえず(以下略)
    大容量でも安価になるとこのループで増えて行くんですよね。(私だけかもしれませんが)

    #さすがにサーバーにある「コピー ~ 新しいフォルダ」とか消してやりたいけどもう少し考えて保存してくれよ・・・
    #しかも保存年月が2002年とか・・・もういらないですよね・・・?

    • by waraji (36531) on 2010年06月19日 14時02分 (#1782582)
      うちのサーバもその状態でした。明らかに要らない2年以上前のデータをさくっと消してしまった後に
      「バックアップは取ってあるので、必要な場合は言ってください」と社員にメール。
      もちろんバックアップを取るHDDなんてないので取ってません。
      しかしこれで、永遠に騒がれることはありません。

      「二度と手に入りません」と言うと、無駄に騒ぐアホはどこにでもいるものです。
      親コメント
    • by Anonymous Coward
      A. 掃除のおばちゃんを一人雇いなさい。近日中に問題は解消されます。
  • by elderwand (34630) on 2010年06月18日 13時04分 (#1782066) 日記

    何か起こったりするんでしょうか。あ、3年後か。その時まで無事かどうか?

  • by kcg (26566) on 2010年06月18日 13時31分 (#1782083) ホームページ 日記

    消えずに大丈夫でしょうか?
    それとも電源オフのPCならHDDも大丈夫?

    • Re:MOなら (スコア:1, 興味深い)

      by Anonymous Coward on 2010年06月18日 14時03分 (#1782106)

      磁場変動が効くのは送電線とか通信線とかの長い導電性ワイヤ。こういうのは磁場変動による起電力が長距離に渡って累積するから、大きな誘起電圧とかそれによる大電流が流れる。そういう意味では、コンセントに繋いであるとそこから高電圧がかかる可能性はある。
      それ以外の、(電源も含めて)スタンドアロンなものに関しては動作中でもほぼ影響はない。磁場変動って言ったって、局所的には身の回りにある磁石の近傍での磁場の方が何桁も強い。PCから1mぐらいのところで磁石を振り回しても影響がないのと一緒。
      #人工衛星のように宇宙にいるやつは粒子線の影響などもあるので話は別だけど。

      親コメント
  • by PEEK (27419) on 2010年06月18日 10時55分 (#1781953) 日記

    ロボットや人工生命の開発者は気を付けないと反乱を起こされますよ。

    --
    らじゃったのだ
  • >なお、前回にこのような大規模な太陽嵐が発生したのは 1859 年。電子機器のショートによって火事が起きたり、ハワイでオーロラが発生したりしたとのことだ。

    当時の電子機器ってなにがあったかな。電信は始まっていたか。

    • by Anonymous Coward on 2010年06月18日 12時08分 (#1782005)

      西洋では電信被害があったというのに
      当時の日本は安政の大獄…この文明差でよく国がなくならなかったと思う。

      勝手に参考リンク
      当時のボストンの被害に触れたWIRED の記事 [wiredvision.jp]
      過去にあった低緯度オーロラの記録について [nifty.com]

      親コメント
      • 以心電信 (スコア:3, 興味深い)

        by wintermute (732) on 2010年06月18日 14時16分 (#1782115) ホームページ 日記

        実はこの時代にも、島津斉彬の実験、佐久間象山などの各地の学者による実験が相次いでいて、結構下地があったようです。
        案外に知識人の間では既知の技術だったのかも知れません。

        親コメント
      • by Anonymous Coward

        西洋では電信被害があったというのに
        当時の日本は安政の大獄…この文明差でよく国がなくならなかったと思う。

        一方で、安政の五か国条約を結んでなかったら、アロー戦争(第二次アヘン戦争)後の英仏の戦力が
        そのまま一気に日本に向いて占領されたかもしれず(と、米領事ハリスは井伊を脅して
        無勅許条約を結ばせたのが大獄のきっかけ)

        歴史的な評価はどうなのかなぁ。条約結ばなかったらやはり占領されていたのだろうか?

    • by Anonymous Coward

      まだ江戸時代だよ!
      (だいたい黒船くらいだっけ?)
      日本ではなにか観測されていたんだろうか...

  • なんとかそれまでに再びソロバンと計算尺に慣れておくんだ!
    とはいえ最近の若いモンはどっちも使った事なかったりするのかな?

    # 以下、タイガー計算機など思い出話をどうぞ :-)
  • by WindKnight (1253) on 2010年06月18日 15時58分 (#1782185) 日記
    ISS は大丈夫なんだろうか?
    危なくなったら、緊急脱出するんだろうけど。
    • Re:ISS は大丈夫? (スコア:2, すばらしい洞察)

      by Z80 (39572) on 2010年06月18日 16時50分 (#1782237)
      ISSもそうですが、人口衛星の類は大丈夫なんでしょうか?
      どんな対策されているか知りませんが地上よりリスクが高いような気がします。

      #GPSがおかしくなっても太陽が出てれば方向はわかるからいいけど・・・
      親コメント
      • Re:ISS は大丈夫? (スコア:5, 参考になる)

        by phason (22006) <mail@molecularscience.jp> on 2010年06月18日 17時18分 (#1782253) 日記

        >ISSもそうですが、人口衛星の類は大丈夫なんでしょうか?

        ISSは,一応大規模フレア対策としてシールドの強い部屋がロシアモジュールの端っこだとかNASA実験棟の就寝室(だっけか?)に備え付けられており,強い放射線が予想/観測された際はそこに避難することになっています.

        人工衛星に関しては,最近のものはフレア/磁気嵐対策として多重化だとか,回路そのものの耐被爆性を上げる(バイポーラは弱いから使わないとか,シールド部材で囲むとか,配線をあまり微細化しないとか),変なデータになってもリスタートでリカバーできるようにする,といった対策が練られており,2000-2003年の大規模フレアにもほぼ耐えきりました.
        ただ,大規模フレアなどに伴い地球の大気が膨張し空気抵抗が増すため,軌道補正のための噴射などで推進剤を減らしてしまったり衛星の落下までの寿命が短くなったり,という面はいかんともしがたいところがありますが.

        まあ,もちろん,想定を遙かに超える尋常じゃない規模の現象が起きたりした場合は保証の限りではありませんが,一応対策はされてるらしいよ,ということで.

        親コメント
  • by Anonymous Coward on 2010年06月18日 11時43分 (#1781982)
    この第5の世界は太陽からの火で浄化される!!
  • by Anonymous Coward on 2010年06月18日 11時53分 (#1781988)

    大規模なフレアから放出された磁力線は、再び太陽に戻ることなく宇宙空間に放出されるらしい。
    その行き着く先が銀河系だとしたら……
    磁力線が太陽と銀河系を結びつけ、銀河の発する磁力線がほかの銀河に到達しているとしたら……

    • by Anonymous Coward

      うおっ!まぶし!

    • by Anonymous Coward

      その磁力線の一部はモノポールで止まっているのかも。
      #磁力線が出るだけ(もしくは入るだけ)なのがモノポール・・・でよかったんでしたっけ?

    • by Anonymous Coward

      暗黒物質の存在を仮定せず銀河の螺旋形成を説明できる可能性ですか!?

  • by Anonymous Coward on 2010年06月18日 12時50分 (#1782052)

    "2013 年、大規模な大腸菌が地球に到達"と空目。疲れてるのだろうか。

    • ひとめあなたに (スコア:2, おもしろおかしい)

      by PEEK (27419) on 2010年06月18日 13時29分 (#1782081) 日記

      当人たちは巨大な隕石の衝突であと7日で地球が滅ぶと思っていてもはたから見たら
      巨大なグッピーに食われて地球が滅ぶ、なんてこともありますし、
      もしかしたら本当に大腸菌が来るかもしれません。

      --
      らじゃったのだ
      親コメント
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未知のハックに一心不乱に取り組んだ結果、私は自然の法則を変えてしまった -- あるハッカー

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