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地球

地球上の植物はもう増えない? 25

ストーリー by reo
安心したところでさあ食べよう 部門より

taraiok 曰く、

今後 10 年から 20 年ほどのスパンで世界的な食料危機が訪れると言われている。そこで、森林生態学者の Steven Running 博士ら、モンタナ大学の研究チームは 1982 年以降の衛星観測記録と NASA の地球観測システムのデータを組み合わせて、植物が光合成により生産する有機物の量を示す「純一次生産」を調査することで、地球上の植物の総量に変化があるかを確認した。その結果、植物が出す炭素は毎年 53.6 ペタグラムであり、純一次生産はほぼ一定のままであったという。つまり陸上植物の総量は過去 30 年間、変わっていないという結論だ (The New York Times の記事本家 /. 記事DOI: 10.1126/science.1227620 より) 。

Running 博士によれば、地球環境には一定のしきい値があり、地球上の有限植物は植物全体の生産性の上限「生命の限界」に近づいているという。人類による食糧事情改善があらゆる形で行われているが、今後も目に見える形で増えたりはしないだろうと指摘している。ただし、この調査結果は、人類が短期間で飢餓に直面しているわけではないことも示していると指摘している。

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  • by kawasaki_z750s (32690) on 2012年09月26日 11時03分 (#2238979)
    森林伐採やら、砂漠化やらで総量は減ってると思っていたんだけど…
    予想外でした。
    • by Anonymous Coward

      それらに起因するCO2の増加が細菌やら何やら別のとこの成長を促し負のフィードバックがかかってるのかな

  • by iwakuralain (33086) on 2012年09月26日 10時43分 (#2238962)

    食べ過ぎていたので減らす口実にと思ったが、現実感がないとあまり意味ないと気づいた

  • by naka3 (45519) on 2012年09月26日 12時09分 (#2239041)

    の魂の総数には上限がある、ということ(だったら面白い)

  • by Anonymous Coward on 2012年09月26日 11時09分 (#2238986)
    太平洋の汚染 [youtube.com]で海産物も食えなくなる日が来そうだし、陸上の農産物がこれ以上増えないと、食料不足は現実になるのかも。
    • by Anonymous Coward

      虫食べようぜ、虫。

      • by Anonymous Coward

        >虫食べようぜ、虫。
        衛生管理がネックになると思う。たとえばウジ虫なら有望なたんぱく源になるだろうけど、
        個人的には、無菌育成して、元がウジ虫だと分からないように加工してくれないと食べる気にならない。
        たとえばエサがサトウキビの絞りかすとかならまだ許容できるけれど、繁華街で仕入れた生ゴミなら無理。
        家畜と違って、生ゴミからウジに変わるのがダイレクトすぎるもの。
        心理的に人が許せる条件というものをクリアするのに、コストが高くつくのではないかな。

        たしかに食糧危機が本格化すればどこかの時点で、虫を原料にしたクッキー、ウエハース、あるいはハンバーガーなどが
        本格的に受け入れられる未来が待っているのかもしれないけれど、
        いままでよりずっと安価に、環境負荷低く食糧生産できるようになったら、人口はもう一段爆発すると思う。
        つまり食糧危機は永遠に克服されない。

    • by Anonymous Coward

      温暖化すれば恐竜を維持できるくらいには増えるのでは?

    • by Anonymous Coward

      食料不足になれば安全基準も緩くなるから杞憂じゃないの
      何十年後に癌になるから。今餓死しろなんてのは本末転倒だしさ。

      • by Anonymous Coward

        貧乏人から先に汚染食品を食うんでしょうね。

        今も同じか。

        • by Anonymous Coward

          日本では、生活保護は現物支給で安全な食品でお腹いっぱい、
          ワープアだけが汚染食品を食べることになりそうですが。

    • by Anonymous Coward

      水耕しよう

    • 食物連鎖のピラミッドは1段下がると利用可能なエネルギーが100倍増えるそうなので、
      より食物連鎖の低い位置の生物を食糧にするようにすれば、
      人間の利用可能な食物エネルギーは増やすことができそうだ。
      人間には科学の力があるのだから、他の大型動物と同じような食糧を目指さなくとも
      科学の力で加工したり保存することで、他の生物があまり目をつけないような物を食糧にしたらよいと思う。

      海は洋上風力発電だけでなく、海藻牧場としても有望なように思う。

    • by Anonymous Coward

      海水の量がどれだけあると思ってるんだよ。
      ホメオパシーかよ

  • by Anonymous Coward on 2012年09月26日 11時11分 (#2238990)

    むしろ不安しかない

    • by Anonymous Coward

      まだまだ人口増加に歯止めがかからないと言うことだからな。

  • by Anonymous Coward on 2012年09月26日 11時51分 (#2239016)

    >つまり陸上植物の総量は過去 30 年間、変わっていないという結論だ

    >地球上の有限植物は植物全体の生産性の上限「生命の限界」に近づいているという。

    地球上(陸+海+空)の話なのか陸上のみの話なのかわからない。
    どちらの話なの?

  • by Anonymous Coward on 2012年09月26日 12時14分 (#2239044)

    変わってなくても?

  • by Anonymous Coward on 2012年09月26日 16時12分 (#2239216)

    太陽定数と光合成効率が劇的に変化しない限り、上限は当然存在する。

  • by Anonymous Coward on 2012年09月27日 0時58分 (#2239494)

    30年間のデータだけで結論が飛躍し過ぎのような気がするんだけど。
    植物の成長には水、光、二酸化炭素、窒素、燐、カリウム等の微量塩類が必要。
    どれかが欠乏すれば成長しない。
    光と二酸化炭素はわりと確保しやすいが、水、窒素、燐はそうではなく、必ずしも無尽蔵ではない。
    窒素はハーバーボッシュ方で生産量が増大したがそれは第二次世界大戦後に作物の生産量を急増させたがやがて頭打ちになった。
    灌漑も限界が来ているので1982年以降では大きな変化はなかったはず。
    だからといってこの先も変化がないというのは言いすぎじゃないか?
    例えば、日本の山林は林業衰退で手入れが行き届かず密植状態で成長が阻害され二酸化炭素吸収量が大幅に減っているのは20年以上前から指摘されている。
    熱帯多雨林を破壊して、安い木材を輸入しその低価格で国内の林業経営を破壊して二重に生産力を低下させている。
    このような社会的、経済的要因もきちんと見ないと。

  • by Anonymous Coward on 2012年09月28日 16時07分 (#2240624)

    食人植物を作って人間の数を減らしましょう

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私はプログラマです。1040 formに私の職業としてそう書いています -- Ken Thompson

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