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サイエンス

「五角形グラフェン」の可能性 25

ストーリー by hylom
どうやって作るのだろう 部門より
あるAnonymous Coward 曰く、

蜂の巣のような六角形の格子状に炭素原子が並んだ物質はグラフェンと呼ばれ近年注目されているが、炭素原子を五角形の格子状に並べた物質「五角形グラフェン」が存在できる可能性が明らかになった(東北大学プレスリリースASCII.jp)。

平面上に五角形を充填することはできないが、僅かな立体構造を取ることで擬似的な平面充填が可能で、シミュレーションを行った結果、物質として安定し、かつ可視光を透過する、押すとその垂直方向にも縮む、ドーピングによって超伝導タイトなる、ペンタナノチューブは半導体になる、といった特徴を備えていることが分かったという。

ただし、自然界での存在は確認されておらず、実験的に合成する方法もまだ開発されていないとのこと。

この議論は賞味期限が切れたので、アーカイブ化されています。 新たにコメントを付けることはできません。
  • by nemui4 (20313) on 2015年04月27日 11時26分 (#2804808) 日記

    リンク先の図より五角形が四つ集まって六角形を構成してるのか、六角形が分割変形されて五角形になってる様にも見えた。
    可視光域で透明で導電性があるっていうことならディスプレイデバイスでの構成材料とか、光学迷彩っぽい何かにも使えそうで面白そうで妄想広がりますね。
    #「超伝導タイト」ってどういうの?

    • by Anonymous Coward on 2015年04月27日 11時47分 (#2804816)

      #「超伝導タイト」ってどういうの?

      ×ドーピングにより超伝導タイトなる
      ○ドーピングにより超伝導体となる

      親コメント
      • by acountname (43053) on 2015年04月27日 14時06分 (#2804876) 日記

        うう、わたしもタイトで密結合とかいろいろ妄想してました。
        蓋を開けてみればいつものアレでしたか。
        ふだんはあんまり彼の誤変換にひっかからないのに、今回は正面衝突したので凹んでます。メキョ

        親コメント
    • by Anonymous Coward

      超伝導体となる、
      の誤変換かと

    • by Anonymous Coward

      魚介類型の戦艦と戦うゲーム等とは関係ないのですね

    • by Anonymous Coward

      たいと [wikipedia.org]の字形がものによっては五角形に見えることから五角形グラフェンに付けられたコードネームなのかもしれない。

  • by the.ACount (31144) on 2015年04月27日 12時43分 (#2804834)

    そのうち見つかりそう。

    --
    the.ACount
  • by Anonymous Coward on 2015年04月27日 11時55分 (#2804819)

    >平面上に五角形を充填することはできないが

    できる。正五角形では出来ないけど、家形とでも呼ぶようなやつとか、歪んだ五角形なら余裕。

    # 「正方形の折紙を折って、面積が半分の五角形を作ろう」という有名な引っかけ問題がある。
    # つい正五角形で考えてしまうので難問に見えるけど、
    # 上側は左右の角を中心に持ってくるよう斜めに折り、下側は縦半分に折り返せば条件は満たす。

    結晶(?)構造にしても、全ての原子が綺麗に一定の距離を保っていない歪んだ構造もあるわけで、
    平面充填が出来るかどうかはポイントではないような気がする。
    作ると、一定の距離・角度に落ち着こうとする傾向が有る=平面には収まらず波打つ、と言うだけで。

    • by poquitin (42421) on 2015年04月27日 12時26分 (#2804829)

      「(炭素原子を格子状に並べた物質において)平面上に五角形を充填することはできないが」
      じゃないの?

      親コメント
    • by minet (45149) on 2015年04月27日 12時38分 (#2804832) 日記

      プレスリリースの引用時に間違って省略したのかと思ったら、本文でもそうなっている。
      というか、この書き方は、うーん??

      古来、2 次元面は、三角形、四角形、六角形で埋め尽くせますが、五角形では埋め尽くせないことが、タイルの敷き詰め問題として知られています。今回のペンタグラフェンは、この常識を完全に覆すもので、エジプトのカイロ市にある五角形のタイル敷き詰めと同様の形が炭素のナノ構造でも実現するという画期的な発見です。

      エジプトの先行例を紹介しつつ「常識を完全に覆す画期的な」とはどういう事だ。
      炭素で実現しうる発見は画期的なのだろうが、この文の流れでは「『埋め尽くせない』を覆したのが画期的」と言おうとしてるように読めるぞ。

      さて、
      こういうのが一つ見つかったわけだから、これからも似たように既知の平面充填パターンからちょっと歪んだ立体配置のグラフェンが続々見つかるんだろうか。
      あるいは逆に、炭素の配置パターンから未知の平面充填パターンが見つかったりするんだろうか。

      親コメント
      • by adeu (2937) on 2015年04月27日 13時51分 (#2804868)
        いずれも正三角形・正方形・正六角形などと書くべきところでしょうね。プレスリリース原文には他にも「(3)少量の電子を追加すると超伝導体が実現出来る性質に魅力的です。」というちょっと変な文章もあって、相当興奮して書いたんじゃなかろうか
        親コメント
    • by Anonymous Coward

      > できる。正五角形では出来ないけど、家形とでも呼ぶようなやつとか、歪んだ五角形なら余裕

      六角家ですね!
      # それは家系

  • by Anonymous Coward on 2015年04月27日 12時28分 (#2804830)

    「エジプトのカイロ市にある五角形のタイル敷き詰め」って何のことでしょう? ペンローズ・タイルではありませんよね........
    プレスリリースに参考となる写真や図を入れてくれないと何のことだか分からない

  • by Anonymous Coward on 2015年04月27日 12時52分 (#2804841)

    五角形のケツのところが二重結合で、それぞれシクロペンテン構造になるわけね
    これがありなら四角や三角や七角の構造もありそう

  • by Anonymous Coward on 2015年04月27日 14時03分 (#2804874)

    北京大学、バージニア・コモンウェルス大学らの研究チームは、五員環だけで構成される「ペンタグラフェン」の物性をシミュレーションによって明らかにした。ペンタグラフェンは、五角形のタイルを敷き詰めたような特異な二次元物質であり、グラフェンとは異なる様々な特性を持つという。2015年2月2日付けの米国科学アカデミー紀要(PNAS)オンライン版に論文が掲載されている。

    五角形の「ペンタグラフェン」の優れた物性を理論計算で解明 [graphenewiki.org]

    • by Anonymous Coward

      これ、トピックのと同じグループですよ

    • by Anonymous Coward

      東北大のニュースリリースより
      タイトル:Penta-graphene: A new carbon allotrope(ペンタグラフェン;新炭素同素体)
      著者:Shunhong Zhang, Jian Zhou, Qian Wang, Xiaoshuang Chen, Yoshiyuki Kawazoe,and Puru Jena
      掲載誌: PNAS, February 24, 2015, vol. 112, no. 8, pp. 2372–2377

  • by Anonymous Coward on 2015年04月27日 19時48分 (#2805055)

    ヒマだったから紅白ハチマキを畳んで五角形に折り込んでいたのが懐かしい……(遠い目

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一つのことを行い、またそれをうまくやるプログラムを書け -- Malcolm Douglas McIlroy

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