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サイエンス

世界最古のコンピュータは天文学者向けの教科書か 35

ストーリー by hylom
なんじゃこりゃ 部門より
taraiok 曰く、

1901年に沈没船から発見された「アンティキティラ島の機械」は、世界最古の機械式コンピュータと呼ばれている。この機械の解析・復元作業に関しては以前にNHKの宇宙科学番組で取り上げられたことがあるが、機械的な構造についてはほぼ再現されており、現在は機械の上に描かれていた文字の内容に注目した研究が進められているという(GIZMODOTHE BIG STORYGIGAZINESlashdot)。

これまでこの機械は太陽、月、惑星の位置に沿って、月面や日食を予測することができことから、天文学や占星術に使われてきたと考えられてきた。しかし、解析された約3500(文字全体の4分の1)の説明文によると、日食や月食の予兆となる色の変化などを伝える文字が記載されていたという。

古代ギリシャ人は天体の動きを生活にリンクさせていたことが知られている。このことからアンティキティラ島の機械は、天文学の教科書的な使い方がされていた可能性があるという。なおこの機械は1つだけではなく複数存在した可能性もある模様。

この議論は賞味期限が切れたので、アーカイブ化されています。 新たにコメントを付けることはできません。
  • 古代ギリシャ人「よーしパパ、ギリシア全土の天文学教室にこの機械を配布しちゃうぞー」

  • by Anonymous Coward on 2016年06月17日 8時11分 (#3031022)

    世界最古のコンピュータって言うから、期待しちゃったよ。

    • by Anonymous Coward

      結局、エニグマをコンピューターと見なすかどうか、って話になっちゃうな。

      • by Anonymous Coward

        アナログコンピューターを知らない世代なのでしょう。
        計算機=コンピューターなら、艦艇に備えられた機械式アナログ方位盤もコンピューター。
        船舶に乗せて移動するアンティキティラ島の機械が、最後の一台の訳がない。(志村喬(ゴジラ 山根博士役)の声で)
        そんな貴重な一品物だったら、製作した工房か、天体観測を行う省庁か神殿か研究所に置かれているに決まっている。

        • by Anonymous Coward on 2016年06月17日 11時44分 (#3031173)

          #コンピューターってそもそも計算する職人さんを指して使われた語だからね
          アナログってことならやっぱ計算尺でしょう
          精密測定器の並んでるお部屋ではノイズを出さない計算尺は重宝しました(どんだけ昔だよ)

          そういえばエニグマを出すならやっぱこれ、タイガー計算機!(声:大山のぶ代)
          ギヤ式手動計算機のタイガー計算機なんかは昭和の自動車ラリーなんかでは車載でナビゲーターがよく使ってましたっけ
          こういったギヤ式計算機ってつい最近まで意外使われてましたよね
          #あとはタイプライター式のレジスターとか

          #そういえば日本には算盤という立派なコンピューターがありましたが、あれってアナログ?デジタル?

          親コメント
          • by Anonymous Coward

            計算尺はアナログ(連続的な部分があるし目分量が入る)
            算盤はデジタル(すべて離散数値化されていて連続的な部分はない)

          • by Anonymous Coward

            算盤はアナクロです

          • by Anonymous Coward

            >#コンピューターってそもそも計算する職人さんを指して使われた語だからね

            BGM:コンピューターおばあちゃん♪

      • by Anonymous Coward

        コンピュータの父・バベッジの立場は…タイガーの手回し式計算機だって、昭和45年まで売っていたらしいぞ。計算のからくりは電子化されていても基本的に同じなんで、コンピュータの中で何が起きているか理解するためっていう名目で、ガリガリレバーを回して実習していたけど、今はもうやらないのかな。

  • by Anonymous Coward on 2016年06月17日 8時19分 (#3031026)

    この機械の製作は旋盤がないと不可能。
    人力で回していたとしても相当な精度が必要なはず。
    旋盤があったとすると、世界各地に残っている
    巨石遺稿にあいた、機械的な丸い穴の存在も理解できる。

    道具は遺物としてほとんど残ることがない。
    古代文明は、かなり機械化されていたのではないか?

    • コナン・ザ・グレートが回していたのは発電機だったのか

      親コメント
    • by Anonymous Coward on 2016年06月17日 10時27分 (#3031117)

      どちらも昔使われていたのは木工みたいだ。
      弓旋盤 https://kotobank.jp/word/%E5%BC%93%E6%97%8B%E7%9B%A4-1431902 [kotobank.jp]

      【歴史】
       前740年ころすでにエジプトでは弦を丸棒に巻きつけた弓を前後に動かす弓旋盤が使われていた。これが世界最古の木工機械とされている。…

      竿旋盤 https://kotobank.jp/word/%E7%AB%BF%E6%97%8B%E7%9B%A4-1323409 [kotobank.jp]

      巨石に穿った穴は巨石表面を削ったのと同じように石でコツコツやったんじゃないかなあ。
      勾玉の穴みたいな小さいのは旋盤の原型みたいのが使われていても不思議じゃないけど。

      親コメント
    • by Anonymous Coward

      江戸時代の時計やからくりは旋盤使わず作られてるはずですが

      • by Anonymous Coward

        その機械の製作は旋盤が無くても可能だったんだろう。

      • by Anonymous Coward

        これに同意。

        治具と正しい計測器があれば
        旋盤じゃなくても良いと思う。

      • by Anonymous Coward

        ロクロがあるのに、旋盤がないと思う根拠は?

        • by Anonymous Coward

          江戸時代頃の歯車作成に旋盤が使われたという根拠は?

          ロクロと同程度の手回し旋盤が在ったとして、それは機械化と言えるのか

          • 歯車を削り出すのは旋盤じゃなくホブ盤と思うんだけど

            なんかとにかく旋盤と言っておけばいいみたいな感じなの?

            #そりゃNC制御すりゃ旋盤でも歯車は削り出せるけど

            親コメント
            • by Anonymous Coward
              旋盤で歯車を加工するときは、主軸で割り出して、ミーリング軸で切り出します。
              いわゆる時計旋盤ってそんなかんじです。規格にないような歯車だと、そもそもホブがありません。
          • by Anonymous Coward

            コンパスがあれば歯車や円は作れるけど、柱はろくとや旋盤が必要だし、日本でも鎌倉時代にはすでにあったようだけど?
            江戸時代に旋盤があったかどうか知らないのを機械化の話にすり替えるなよ

        • by Anonymous Coward

          だれも旋盤がないとは言ってない
          それらを作成するのに旋盤を使われていないと言っているだけ
          そもそも江戸からくりの歯車は板に歯車の図を書いて切り出すか、扇状の木を張り合わせて歯の部分を削り出す方法を取っていたのでろくろは使ってない

    • by Anonymous Coward

      こんな立派なものを残しちゃうから、
      宇宙人ガーと言い出す人が出てくる

    • by Anonymous Coward

      遺稿?

    • この機械って現代の時計相当のメカだけれど、現代の独立時計師も部品を作るのは基本ろくろだからね。だもんでこの機械も旋盤の発明を待たなくても作れるね。
      あと、巨石の穴はドリルじゃなくて、キリかそれこそノミとハンマーでざっくり開けた穴を、可搬式のろくろに取り付けた角型のリーマかなんかで拡げたんじゃないかな。

  • by Anonymous Coward on 2016年06月17日 18時48分 (#3031432)

    「天文学の教科書」ではなく
    「アンティラキラの大人の科学」もしくは
    「天文学○年生のふろく」なのではないか!?

  • by Anonymous Coward on 2016年06月17日 23時37分 (#3031592)

    解析・復元作業により何の機械かはわかりましたが、このような機械を作ったとかの文献情報は残っていなかったのかな?

    • by qem_morioka (30932) on 2016年06月17日 23時50分 (#3031598) 日記

      え?
      今だって自分の仕事、ちゃんとドキュメント残せてるの?

      # おや、こんな時間に宅配便か…

      親コメント
      • by Anonymous Coward

        はっ半分ぐらいは。多分。
        当時かなりめずらしい機械だからこんなのが作られたとか、見たとか、
        あってもよいかとかあってもよいかと思いまして。

    • by Anonymous Coward

      職人さんがわざわざ文献情報残してくれるんですか?
      読み書きの出来ない職人さんはどうするんだろう?

      • by Anonymous Coward

        ピラミッドにも、今日の昼飯にはビールが支給された、とか文字が残ってるくらいなんで、ある程度の地位のある人なら識字率は高かったと思う。この手の最先端機器の職人なら読み書き算盤ひととおり出来ていただろうと思うよ。

        • by Anonymous Coward

          別ACです。

          この時代だと一般的な文書は日干し粘土板だと思います、もし何ページもある取扱説明書の類をパピルスで作るとかなりのコストになったと思われます。

          それはさて置き、元コメの文献とは、当時の教科書や百科事典や紀行文などで今も残っている文献の中にこの機械への言及は無いのだろうか?という疑問だと思います。

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皆さんもソースを読むときに、行と行の間を読むような気持ちで見てほしい -- あるハッカー

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