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宇宙

131億光年彼方の銀河に酸素が発見される 30

ストーリー by headless
酸素 部門より
あるAnonymous Coward 曰く、

国立天文台などの研究チームがアルマ望遠鏡を使った観測により、電離した酸素を地球から131億光年の距離にある銀河SXDF-NB1006-2で発見した。これは、これまでで最も遠く(最も古い)で見つかった酸素だという(国立天文台のプレスリリース)。

SXDF-NB1006-2は国立天文台すばる望遠鏡で2012年に発見された銀河で、当時発見されていた中では最も遠い銀河だった。131億光年の距離ということは、今回観測されたのは宇宙が誕生して7億年ごろに発せられた光となる。

宇宙誕生後数億年が経過すると天体が形成され、ビッグバン当初の電離状態を脱して生まれた原子(ほとんどが水素とヘリウム)が天体の発する光によってて再び電離されていった。この宇宙誕生からおよそ10億年ごろまで続く現象は「宇宙再電離」と呼ばれる。今回発見された酸素も電離されており、大量の巨大星から出る紫外線が原子を電離させたと考えられている。

具体的にどんな天体が宇宙再電離を引き起こしたのかは研究者の間でも議論がわかれているそうで、今回の発見は、大量の星を含む原始的な銀河が電離源であるという考えを裏付けるものといえそうだ。

この議論は賞味期限が切れたので、アーカイブ化されています。 新たにコメントを付けることはできません。
  • 今ならこのウェーブに乗れるかも

  • by Anonymous Coward on 2016年06月18日 16時45分 (#3031853)

    それはやはり地球のよりちょっと強いのでしょうか(宇宙ギャオス的な

  • by Anonymous Coward on 2016年06月18日 16時57分 (#3031856)

    なんて恐ろしい環境なんだ・・・(ゴクリ

    • by Anonymous Coward

      某異星人「はっはっは、それはだね地球人が北極海の海底に国旗を立てるように我々が計画実行した、酸素を利用できる大型生物こそが・・・(以下ありきたりの展開)」

  • by Anonymous Coward on 2016年06月18日 18時16分 (#3031883)

    そのうち、鉄も検出されるよ!!
    赤方偏移で見えにくくなってるだけだったんだよ!!

    • by Anonymous Coward

      巨大恒星になり易いとされる第一世代の恒星が、酸素や鉄を作り出して早々に超新星爆発して、宇宙に散った酸素だろ。

    • by Anonymous Coward

      いや、ビックバンのときに多少は重い元素も出来ちゃったんじゃね?

      • プレスリリースにありますがビッグバンの時にはリチウムがごくわずか出来ただけだったようです。重い元素はほぼすべて超新星爆発によるものでしょう。
        というか元コメントの話だとビッグバンがなくて永遠の過去から宇宙は定常状態だったとかいう意味なんですかね
        親コメント
        •  私は義務教育ではビッグバン一辺倒な教育を受けたとしか覚えておらず定常論とかはウィキペディアで読んで「へええ」と驚いちゃった程に不勉強なのですが、赤方偏移とか一方向に動き続ける事を肯定しつつビッグバンを否定する事って可能なんですか?

          親コメント
          • by Anonymous Coward

            赤方偏移は重力でも置きますよ?

          • by Anonymous Coward

            宇宙膨張が指数関数的に増大してると考えると、どんだけ過去に戻っても宇宙の大きさが0にならず、ビッグバンを否定できるらしいですよ。膨張してるので赤方変移しますし。
            まぁ、色々問題があるから主流にはなれませんが…。

            •  なるほど、近似値とかでは認めてもらえないんですか。
               と言うか仮にビッグバンの種の存在があったら、永遠に0に戻れませんよね。元々0から 始まっていないのだし。

               状況証拠と計算だけで真実に迫るというのも、想像を絶する世界だなあ。

              親コメント
              • by Anonymous Coward

                いや、ほとんど直接証拠と言ってもいいぐらいの証拠、宇宙マイクロ波背景放射が発見されたから、理論が進んだんですよ。
                アレが無ければ未だに定常宇宙論で右往左往してたかもしれない。

                背景放射とその均質性は、定常宇宙論では説明できません。
                ビッグバン宇宙論なら、シンプルに説明ができますからね。
                …まぁそのビッグバンも、インフレーションとかダークエネルギーとか、色々補正が入ってイマイチシンプルとも言い切れませんけれど。

                ビッグバンの欠点は、開始点があることで、定常宇宙論はそれを回避できますけど(無限の過去まで戻っても大きさゼロにはならないので宇宙が存在できる)、じゃぁどうして宇宙は誕生したの、という根源的疑問は先送りしてるだけで答えてないので、やはりソコの所は駄目ですね…。
                複雑な理屈を捏ねて計算上誤魔化しても、証拠が何もないので一仮説に過ぎず、意味がないってことです(^^;

  • by Anonymous Coward on 2016年06月18日 18時58分 (#3031914)

    131億光年だとか宇宙が誕生して7億年だとか、どこまで信用できるんだろうか。

    • by Anonymous Coward

      よく反証可能性がなければ科学じゃないって言うけど、ビッグバンの検証とか反証ってどうやってやるの?

    • by Anonymous Coward

      宇宙年齢は138億年±0.5億年ぐらい、ってコトになってますね。
      理論と共に、様々な証拠と人工衛星などでの観測事実を積み上げた結果です。

      コレが信用できるかどうかってことになりますけど、今のところ大幅な間違いはなさそうな状態です。
      とはいえ、今の理論に反する観測結果が出てくれば、見直し入るでしょう。
      重力波天文学が遂に花開いたから、もしかしたら有るかもよ。
      今の理論を補強する証拠が出てくるだけかもしれませんが…。

      131億光年先を観測ってのは、131億年前を見ることと同義であり、宇宙年齢が138億年とすれば宇宙誕生から7億年ですね。
      131億光年ってのをどうやって計測したかというと、天体の赤方変移を宇宙マイクロ波背景放射(≒宇宙誕生の光)と比較した結果です。推定した宇宙年齢が変われば距離もまた変わります。

      • by Anonymous Coward

        超新星爆発にゆがみ観測 1千年前、宇宙年齢見直しか [asahi.com]」

        【鍛治信太郎】藤原定家の日記「明月記」に登場する約1千年前の超新星爆発が「ゆがんだ爆発」だったことが、
        日本のX線天文衛星「すざく」の観測でわかった。この超新星は明るさが一定とされるタイプで、
        宇宙の年齢などを推定するのに使われている。ゆがみがあれば向きによって明るさにばらつきが出るため、
        宇宙年齢の見直しにつながる可

  • by Anonymous Coward on 2016年06月18日 22時44分 (#3031987)

    「酸素が確認され、生命が存在する可能性が(以下略」

  • by Anonymous Coward on 2016年06月19日 6時32分 (#3032053)

    宇宙規模で考えたら単なる収縮、膨張だったってことはないの?

    #192.168.4.0/23をなぜ使わない!!

    • by Anonymous Coward

      つーか、
      ビッグバンがホントなら、そこには宇宙の全質量があるわけで、
      つまりそこから逃れる方法はないわけで、
      われわれはいま、ブラックホールの中でしょうねぇ。

      • by manmos (29892) on 2016年06月20日 11時01分 (#3032540) 日記

        ビッグバンの時は、質量はなくてエネルギーだけだったなじゃなかったか?

        いまだにそのエネルギーは宇宙全体の2/3を占めて宇宙が広がる原動力になっている。

        親コメント
      • by Anonymous Coward

        ビッグバンから宇宙が相転移するまで素粒子は質量がなかったという話もあるよ

        • by Anonymous Coward

          そりゃ慣性質量の話で、重力質量とは違う。

          > 宇宙規模で考えたら単なる収縮、膨張だったってことはないの?

          言いたいことがよくわからない。

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