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2016年8月16日のサイエンス記事一覧(全4件)
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サイエンス

一夜にして緑色に変色した五輪のプール、塩素投入済みのプールに過酸化水素を混ぜて中和されたのが原因 61

ストーリー by hylom
やっぱり人的ミスだった 部門より
あるAnonymous Coward 曰く、

リオデジャネイロオリンピックの水球や飛び込み、シンクロナイズドスイミング競技が開催される屋外プールで、突如プール内の水の色が緑色になってしまうという問題が発生していた。これについては「プールを使用する選手数が増えたときに生じる影響を考慮できなかった」「水質を調整する薬品が不足」などとの説明がされていたが(AFP)、問題の原因は当初塩素系の消毒剤が投入されていたプールに、過酸化水素を投入してしまったのが原因だったそうだ(GIGAZINE)。

過酸化水素水は殺菌剤として使われており、それ自体の使用には問題は無いのだが、これがプール内の塩素と反応して中和されてしまい、効果がなくなってしまったために藻が繁殖し水が緑色になってしまったそうだ。

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宇宙

SpaceX、6機目のFalcon 9ロケット回収に成功 1

ストーリー by hylom
安定した感じに 部門より
headless 曰く、

SpaceXは14日、スカパーJSATの通信衛星JCSAT-16を搭載したFalcon 9ロケットの打ち上げを米国・フロリダ州のケープカナベラル空軍基地で実施した。JCSAT-16は静止トランスファー軌道に投入されて打ち上げは成功、Falcon 9ロケット第1段のドローン船上での回収にも成功している(スカパーJSATのニュースリリースSpaceXのツイートSpaceNews.comThe Verge)。

Falcon 9ロケットは日本時間14時26分に打ち上げられ、およそ9分後に大西洋上のドローン船「Of Course I Still Love You」上に着陸した。毎回着陸直前に映像の乱れるドローン船上からの中継だが、今回は映像がブラックアウトし、復旧したときにはすでに着陸済みの状態となっていた(Webcast動画: ドローン船上からの映像は25分28秒ごろから)。

SpaceXがドローン船上でのロケット回収に成功するのは今回で4回目。重い衛星を高軌道に打ち上げるミッションでのロケット回収は難しいとされるが、今年に入って4回行われた高軌道への打ち上げのうち、3機の回収に成功している。今回の回収成功で回収されたFalcon 9ロケットは合計6機になったが、SpaceXが目標とするロケットの再利用はまだ行われていない。

SpaceXでは5月のJCSAT-14打ち上げミッションで使用したロケットの燃焼テストを7月28日に実施しているが、このロケットは高温による劣化が激しいためエンジニアリングにのみ使用し、再利用はしない計画だという。最初の再利用には4月のISS補給ミッションで使用したロケットが選ばれており、9月か10月に行われる計画だ。SpaceXでは再利用ロケットによる打ち上げの顧客を発表していないが、年内に2回の衛星打ち上げを予定しているルクセンブルグのSESになる可能性が高いとみられている。

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サイエンス

日本ペイントホールディングス子会社、船にフジツボが付きにくくなる塗料を開発 27

ストーリー by hylom
意外に効果大 部門より
あるAnonymous Coward 曰く、

日本ペイントホールディングスの子会社が、フジツボを戸惑わせて船底につきにくくする塗料を開発し、今後販売するそうだ(朝日新聞)。

仕組みは、人工血管に血小板が付くのを防ぐ樹脂の技術を応用し、微細にまだらに並んだ塗料がフジツボを戸惑わせて付着するための分泌物を出させなくするそうだ。

新塗料を使用すると、付着したフジツボによる船と水との摩擦が減り、加えて船の重量も軽くなることで燃費が良くなり、二酸化炭素排出量は15%以上抑制される。現在の塗料が、フジツボ等の対策で含有している亜酸化銅による環境汚染も無くなる点も大きい。

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サイエンス

推定年齢392歳という長寿のサメが発見される 46

ストーリー by hylom
人間の約4倍 部門より

年齢392歳(推定)という、長寿のサメが発見されたそうだ(ナショナルジオグラフィックScience誌掲載論文)。

発見されたのは「ニシオンデンザメ」という、北大西洋に生息するサメ。以前よりこのサメは長寿である可能性が指摘されていたが、今回28匹のニシオンデンザメの目の水晶体を使って放射性炭素年代測定を実施したところ、平均寿命は少なくとも272歳、もっとも長寿なもので392歳と推定されたという。

ニシオンデンザメは成長が遅く、1年で約1cmほどしか大きくならないという。また、メスが「成熟」する年齢は150歳を超えるとのことで、人間の活動や環境の変化がこの種に与える影響は大きいのではないか、という危惧も示されている。

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私は悩みをリストアップし始めたが、そのあまりの長さにいやけがさし、何も考えないことにした。-- Robert C. Pike

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