Anonymous Coward曰く、"NASA JPLのRay Arvidsonは、5日にJPLでブリーフィングを行い、Spiritも水の痕跡を発見したことを発表した。Opportunityの発見のように「湖か海があった」とまではいかないが、火星の反対側にいるSpiritも水の痕跡を発見したということは、かつて火星には水が広く分布したことを示す証拠となる。なお、読売とSPACE.comでは報じられたが、NASAにもJPLにも現時点ではプレス・リリースは出ていない。
Spiritは、Humphreyと呼ばれている高さ60cmの火成岩をrock abrasion toolで削り、顕微鏡写真を撮っていた。その際に、岩の割れ目で鉱物が結晶化していることを発見した。このような鉱物の結晶は、水の存在によって生成したと考えるのが妥当であるとのこと。
Arvidsonは、これは地表にある水が岩の内部に浸透してできたものではなく、マグマ内部に含まれていた水分が岩の形成時に侵入したものである可能性が高いと話している。"