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10935 story

"第10惑星"に衛星発見 6

ストーリー by yosuke
ニュースでは惑星が定着しつつあるが 部門より
SPACE.comの記事より。先頃「10番目の惑星か?」と話題になった2003 UB313の発見者であるMike Brownらは、9/10のKeck天文台からの観測によって、その2003 UB313に衛星を発見した、と発表した。この結果はAstrophysical Journal Lettersで発表される。
見つかった衛星は2003 UB313の1/60程度の明るさであり、公転周期は2週間。天体の構成が不明なため質量は不明だが、月の1/8程度ではないかと見積もられている。衛星が発見されたことにより2003 UB313の質量の決定が可能となる。これによって、2003 UB313が本当に冥王星よりも大きいかがわかることになるだろう。
冥王星以遠の天体では、以前にSednaの自転周期が長いと考えられていたことから衛星をもっているのでは、と言われたこともあった。このときは自転周期の推定に誤りがあったとして決着がついている。また、2003 UB313と同時期に発表のあった2003 EL61にも衛星が見つかっている。彼らは内部用のコードとして、"Xena" (2003 UB313), "Santa" (2003 EL61), "Easterbunny" (2005 FY9), "Flying Dutchman" (Sedna)という名称を使っており、今回発見された衛星はとりあえず"Gabrielle"と呼ばれている。ちなみに"Santa"の衛星は"Rudolph"。
なお、2003 UB313が惑星になるかどうかはまだ決まっていない(IAUのFAQ)。一部には、"planet"という分類自体をやめようという声もあったりする。
この議論は賞味期限が切れたので、アーカイブ化されています。 新たにコメントを付けることはできません。
  • by Anonymous Coward on 2005年10月03日 0時13分 (#807647)
    SPACE.com News 9/21
    Definition Debate: Planets May Soon Get Adjectives [space.com]  。  [mypress.jp]

    「惑星」もしくは「新しく策定される用語」の前に形容詞を加える
    という案がでているそうです。

    これは、国際天文学連合(International Astronomical Union)の19人のメンバーによって構成されているワーキング・グループ内部の話、としてNatureが伝えたものですが、SPACE.comの記事では、「形容詞」の例として
    「gas giant(ガス・ジャイアント)」
    「terrestrial(地球型)」
    「asteroidal(小惑星状)」とならんで
    「traditional(伝統的)」
    「historic(歴史的)」
    「Trans-Neptunian objects(海王星以遠物体)」
    「cisjovian planet」などのようなものが紹介されていました。
    最初の3つはともかく、その他はどうでしょう …

    「惑星」を再定義するよりも、「異なったタイプの恒星では無い丸い物体」に形容詞を付ける方が多分有用なのでしょうが、ワーキング・グループでの議論は、「惑星」という用語を使い続けるのか、他の用語を定義するのか、「用語の前に形容詞を置く」という形を取り入れるのか、という問題の周辺を堂々巡りしているそうです。

       # 余計な詮索「"Santa"の衛星は"Rudolph"」
       # 「Gabrielle」は「Gabriel」ですよね?
       # だとしたら、月は何と呼ばれているのだろう … ?
  • by Anonymous Coward on 2005年10月03日 0時11分 (#807643)
    「第10惑星発見」と読んでしまい、
    「またか。いったいいくつ『10個目』を発見すれば気が済むんだ」
    とか思ってしまった。

    なんか私が子供の頃から、今まで2,3回聞いてるような気がする。
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