惑星から冥王星が除外、太陽系惑星は8個 303
惑星が減った日 部門より
あるAnonymous Coward曰く、"先日話題になったばかりの惑星話、話がころっと変わって、冥王星降格の方向にいくらしいと、毎日新聞より報じられた。果たして結論はどうなるのだろうか?"
sillywalk曰く、"「冥王星はやはり惑星、太陽系惑星が12個へ」のストーリが出たばかりですが、読売新聞の記事によれば、国際天文学連合(IAU)は「『惑星』の明確な定義」に関する原案の修正に着手しました。定義案が提出されて以降、惑星科学の専門家などから「単純に大きさと形だけで決めるべきだ」「明るさを表す等級(絶対等級)で決めるべきだ」などと批判が集中し、挙句は「定義は必要ない」といった意見さえ出る始末。さらに「冥王(めいおう)星族」という惑星の新分類法にも大多数が反対しているそうです。定義案は8月24日のIAU総会で採決にかけられますが更に紆余曲折がありそうです。"
ということで紆余曲折があった国際天文学連合による惑星の定義案の 件であるが、毎日新聞の記事によれば冥王星は惑星から除外ということで賛成多数で採択されたとのことだ。 水星から海王星までの八つを「古典的惑星」とし、軌道周辺で圧倒的ではない天体を惑星の一種の「矮惑星」と位置づけることで、冥王星を惑星の地位にとどめる対案については否決されたとのことで、かなり明確に冥王星が惑星ではないという決定になったようだ。
【追記 8/25 0:00 by yosuke】提出されていた決議案についての概要。
(決議案5A)太陽系の惑星は8個、冥王星、セレスなどは"dwarf-planet"、その他は"Small Solar System Bodies"とする→可決
(決議案5B)5Aで水金地火木土天海の8天体の属するグループを古典的惑星と呼称する→否決
(決議案6A)冥王星をtrans-Neptune天体中の新しいカテゴリの典型例とする→可決
(決議案6B)6Aのカテゴリを"plutonian objects"と呼称する→否決
大阪弁だと思って叫んでみよう (スコア:5, おもしろおかしい)
ほら違和感ないでしょ。
国立天文台アストロトピックス (スコア:5, 参考になる)
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Save our starry skies; Jump into the Universe.
Re:追加のサイト. (スコア:3, 参考になる)
アストロアーツ [astroarts.co.jp]
さて、「冥王星」の運命は?(宇宙と天文学) / 科学ニュースあらかると - 惑星の定義,冥王星 [mypress.jp]
Nature Newsblog :International Astronomical Union Archives [nature.com]
Pluto loses status as a planet [bbc.co.uk]
#しかしここまで(個人的に)大事になることをタレコんだとは,ちょっとジヴンでびっくりしてます:-).
はてな日記 [hatena.ne.jp]継続ちう
理論寄りの定義 (スコア:5, 参考になる)
(a) 太陽を周回する軌道をもち
(b) 球形になれるだけの質量をもち
(c) 軌道周辺の他天体を排除しきっている
天体ということになりました。
これは、
中心星を取り巻いて回転するガス円盤→塵の形成→微惑星の形成→微惑星の衝突による原子惑星の寡占的成長→原子惑星の衝突による惑星の誕生
という、現在主流の惑星系形成論にかなり合致していると思います。
今回の決議は、太陽系の惑星のみに有効なものですが、系外惑星を含めて"惑星とはそもそも何か"、という定義を決めるための第一歩目としても上々ではないでしょうか。
まあ、巨大ガス惑星の作用によって、スリングショット的に飛ばされて恒星を周回しなくなった放浪惑星みたいなのをどうするか、というのはあるでしょうけど。
エキセントリック・プラネットやホット・ジュピターのようなものがあるのであれば、これだって存在する可能性はありますし。
#なお、"dwarf-planet"と"Small Solar System Bodies"の境界をどこに置くかについては、今後IAUで検討するとのこと。
抗議・ストライキ中 (スコア:5, おもしろおかしい)
――冥府の王、元祖プルート
しばらく、時空の扉の番をしません。
――セーラープルート
死者は全部地獄行きじゃ!!
――閻魔大王
#なぜ閻魔が出てくるかはWikipedia [wikipedia.org]参照。
アトムを付け狙うのをしばらくやめます。
――プルートゥ
当分の間、核分裂しません。
――プルトニウム
Re:抗議・ストライキ中 (スコア:4, おもしろおかしい)
ぜひ恒久処置としてください。
――青森県六ヶ所村
惑星劇場 (スコア:5, おもしろおかしい)
木星 「うぃ」
火星 「参加」
地球 「一応いまんとこ」
海王星「あー・・・あれなぁ・・俺公転周期微妙にあわねぇんだよなぁ・・・」
水星 「マジ?」
天王星「周期なげーと大変なんだよなぁ」
土星 「だよな、そっちどーよ?」
冥王星「いや、おれ・・・」
金星 「どしたん?」
冥王星「その、おれ・・・無理なんだ・・・」
海王星「なんで?周期だいじょぶっしょ?」
冥王星「そうじゃなくて・・・」
水星 「なになになに、まさか自転がらみ?あらあらあらきてんじゃねーこれ、うはww」
冥王星「はは・・・そうじゃないよ。そうじゃなくて・・・俺やめるんだ」
木星 「うん?」
冥王星「……惑星・・・止めるんだ」
一同 「…」
米国の思惑には負けん (スコア:4, 興味深い)
という政治的な意見があったとかなかったとか。
これに屈しない科学的な態度の勝利という受けとめ方があるようです。
Re:米国の思惑には負けん (スコア:5, おもしろおかしい)
Re:米国の思惑には負けん (スコア:3, おもしろおかしい)
Re:米国の思惑には負けん (スコア:2, 参考になる)
ボイジャーに積んでいるレコードには、もっと細かい情報(内惑星) [nasa.gov] (外惑星) [nasa.gov]が載っているのでやばいです。
# とりあえず正誤表でも送っとく?
Re:米国の思惑には負けん (スコア:3, 興味深い)
(一番上の数値)が現在分かっている数値 [wikipedia.org]とかなり違っていますね。
天王星や海王星は、まさに(レコードが積まれている)ボイジャーが接近することで
正確な直径が判明したわけですが、誤差はそれほどでもない。
しかし、冥王星についてはかなり間違っていて、直径14000kmと、なんと地球よりも
大きいことになっています。ボイジャー打ち上げ前には、そう考えられていたんですね。
冥王星がここまで小さいと判明したのは比較的最近のことだ、ということに改めて
気づかされます。
Re:米国の思惑には負けん (スコア:2, すばらしい洞察)
しかし米国民にとっては、国際的な地位の低下という問題を考えるきっかけに
なってくれればなぁ、と思います。たとえば京都議定書の問題とか。
Re:米国の思惑には負けん (スコア:3, すばらしい洞察)
天体は、(まだ解明されていないものも含めて)物理法則にのっとって
動いているだけですからね。
冥王星という天体が消えたわけではないですし、太陽系のもっとも外側に
ある天体を発見した、という功績は不変だと思いますが、学会内部ならともかく
天文学もほとんど知らないような一般人が感情的な批判するのは
どうかと思いますけどねぇ。
Re:降格に怒った冥王星人の報復が・・・ (スコア:2, おもしろおかしい)
米国の威信がどうとかいう話も、どうも出所が怪しいようですし。
この手の胡散臭い政治絡みの話ってのは素手でウンコを投げるようなもんでしてね。
相手にウンコをぶつけてやろうと張り切ると、いつのまにか自分の手がウンコまみれになってしまう。
匿名なら直接汚れることはないと踏んでいるのかもしれませんが、臭いは残りますよ。
教科書の出版社は受益者 (スコア:4, すばらしい洞察)
教科書屋さんが困惑しているっていう報道があったけど、
12個案が通っていたら今後も毎年のように惑星リストの
更新が起こっていた筈だ、ということを考えたら、彼らは
もっと今回の決定に感謝すべきだと思う。
そうか。学問的に筋のいい決定は、教科書の記述を安定させるんだ。
実は… (スコア:4, おもしろおかしい)
ゆとり教育の一環なのです。
…だったら怖い
教育上はむしろ望ましい (スコア:2, すばらしい洞察)
印象に残る生徒は多いだろう。
何よりも教科書が常に、あるいはいつまでも正しいとは限らないという実例を示す好機だ。
#困るのはむしろ検定する人、選定する人かも
「矮」惑星? (スコア:3, 興味深い)
人によって訳語が違うかもしれないのに、各紙がこの表記をしているのは、何か裏付けあってのことなのでしょうか? (もしや新聞ではアルファベットで名称を書けないとか…?)
・−− ・− ・・・ ・・・ −・−−
Re:「矮」惑星? (スコア:2, おもしろおかしい)
red dwarfって、これ [reddwarf.co.uk]の事じゃなかったの?
諸行無常の響きあり (スコア:3, 参考になる)
冥王星は太陽から約40天文単位離れた距離で楕円軌道を250年かけて1周している。本来太陽から最も遠い惑星なのだが、軌道が細長いため近日点を通る時期(今回は1989年から99年まで)には海王星の軌道の内側を運行して2番目に遠い惑星になる。<中略>冥王星系は現在では太陽系で人類の惑星探査の手がおよんでいない唯一の惑星系である。
冥王星は太陽から約四○天文単位離れた距離で楕円軌道を二五○年かけて一周している。本来太陽から最も遠い惑星なのだが、軌道が細長いため近日点を通る時期(今回は一九八九年から九九年まで)には海王星の軌道の内側を運行して二番目に遠い惑星になる。<中略>冥王星系は現在では太陽系で人類の惑星探査の手がおよんでいない唯一の惑星系である。
冥王星は太陽から約四○天文単位離れた距離で楕円軌道を二五○年かけて一周している。本来太陽から最も遠い惑星なのだが、軌道が細長いため近日点を通る時期(今回は一九七九年から九九年まで)には海王星の軌道の内側を運行して二番目に遠い惑星になる。<中略>冥王星系は現在では太陽系で人類の惑星探査の手がおよんでいない唯一の惑星系である。
冥王星は太陽から約四○天文単位離れた距離で楕円軌道を二五○年かけて一周している。本来太陽から最も遠い惑星なのだが、軌道が細長いため近日点を通る時期(今回は一九七九年から九九年まで)には海王星の軌道の内側を運行して二番目に遠い惑星になる。<中略>冥王星系は現在では太陽系で人類の惑星探査の手がおよんでいない唯一の惑星であり、観測においてもその姿は最近まで全くわかっていなかった。一九九六年三月に初めて、ハッブル宇宙望遠鏡がその姿を捕え、冥王星表面の映像を得ることができた。表面にはっきりとした明暗があることがわかった。
冥王星は太陽から約四○AU離れた距離で楕円軌道を二五○年かけて一周している。本来太陽から最も遠い惑星なのだが、軌道が細長いため近日点を通る時期(今回は一九七九年から九九年まで)には海王星の軌道の内側を運行して二番目に遠い惑星になる。<中略>冥王星系は現在では太陽系で人類の惑星探査の手がおよんでいない唯一の惑星であり、観測においてもその姿は最近まで全くわかっていなかった。九六年三月に初めて、ハッブル宇宙望遠鏡がその姿を捕え、冥王星表面の映像を得ることができた。表面にはっきりとした明暗があることがわかった。
冥王星は太陽から約四〇AU離れた距離で楕円軌道を二五〇年かけて一周している。本来太陽から最も遠い惑星なのだが、軌道が細長いために、近日点を通った一九七九年から九九年の約二〇年間は海王星よりも太陽に近い位置を運行していた。<中略>九九年七月には、試験運用中のすばる望遠鏡の観測から、冥王星にエタンの氷、カロンには水の氷が存在することがわかった。
冥王星は太陽から約40AU離れた距離で楕円軌道を250年かけて1周している。本来太陽から最も遠い惑星なのだが、軌道が細長いために、近日点を通った1979年から99年の約20年間は海王星よりも太陽に近い位置を運行していた。<中略>最近では、エッジワース・カイパー・ベルト天体(→別項)として扱うべきであるという考え方が強まったが、発見以来惑星として認知されてきた冥王星を惑星から除外することへの抵抗が強く、分類上は惑星とすることになっている。<後略>
たった13年分の、しかもその一部分だけでもこれだけ書き換えがあったわけです。(最初の頃なんて誤記があるし…。)まだ発見されてから76年しか経っておらず、見つかってから太陽の周りを半周さえもしていないのにぃ…。(つまり一周した状態を実地で観測した人はまだ世界にただの一人もいないわけで。もしかしたら途中で軌道を大きく外れてお散歩してるかもしれないのだけど、そんな事は誰も知らないと…って、ンな事はさすがに無いでしょうが。)
生まれた時から冥王星が「惑星のひとつ」であった身からするとやはり感慨深いものがあるのですが、当の冥王星は変わらず太陽の周りをゆったりと回り続けているのですよね。ガリレオの言葉(後世の創作とも言われてますが)を借りると「それでも冥王星は回っている」でしょうか。
#「響きあり」と打とうとして、最初に「響鬼あり」と出てくるうちのATOK…。orz
とりあえず‥‥‥ (スコア:2, すばらしい洞察)
http://www.sponichi.co.jp/society/news/2006/08/24/02.html
ところで、8個に減らす案が採択されたら、
「セーラープルート、セーラー戦士から除外」
なんて事をblogとかに書く人が山程居そうな気がするのは、私だけでしょうか?
Re:とりあえず‥‥‥ (スコア:3, おもしろおかしい)
そうだね、プロテインだね。 (スコア:2, おもしろおかしい)
とパッション屋良 [wikipedia.org]になるのも一興。
「なんとかインチキできんのか?」
Re:とりあえず‥‥‥ (スコア:2, 参考になる)
それにしても Wikiの中の人,仕事が [wikipedia.org] 早すぎる [wikipedia.org]ってばYO!(w
Re:とりあえず‥‥‥ (スコア:2, おもしろおかしい)
大丈夫です。
衛星の月が主人公なので‥
木星からセーライオとかセーラーエウロパとか(以下削除
土星でセーラーヤヌスとか(ぉ
#小惑星にも手を出してセーラーイトカワとかでたらいやだなぁ‥
原作者って今何書いているのでしたっけ?
Re:とりあえず‥‥‥(おふとぴ) (スコア:2, 参考になる)
中津賢也は…「ちぇりーげいる金」の最終回でやられました。 [google.co.jp]1話まるごと下書きonlyペン入れ無し…
たしか、バスタードより前だったような…
あれはちょっとカルチャーショックだった。
あとは、神崎将臣の「重機甲兵ゼノン」も、最終回はキてた覚えがある。
冥王星たん萌え (スコア:2, おもしろおかしい)
海王星「……うう…冥王星…」 冥王星萌えキャラ化 [seesaa.net]
ヽ( )`ω´( )ノ
Re:とりあえず‥‥‥ (スコア:2, おもしろおかしい)
#太陽系12番目の惑星バルカンはどこだ。
Re:とりあえず‥‥‥ (スコア:2, 参考になる)
さっき(紙の)毎日新聞を読んでいて初めて知ったのですが、
ミッキーマウスの飼い犬の名前がプルートなのは、
冥王星の発見の年に登場したから [mainichi-msn.co.jp]なんですね。
# アヒルとハツカネズミが会話するのに犬はペットって何? か、
# グーフィーはしゃべるのにプルートがしゃべらないのは不公平じゃない? とか、
# そもそもハツカネズミのペットが犬ってどうよ? とか、色々違和感があったのは
# 「名前がまずかったから」ということなんですね。
コペルニクスからの転回 (スコア:2, 興味深い)
現代天文学会は、よりドラスティックな視点の変更を選択したということでしょう。
今までの、太陽、惑星、衛星、小惑星、彗星といった、「太陽系観」は「古典的」な過去のものとなりました。
今後の太陽系構造は、カイパーベルトやオールト雲、さらに近傍恒星系を含んだ
より広大な範囲を視野に入れたものになるでしょう。
Dr.石原の「光世紀世界」へ一歩近づいた、ということなのかもしれませんね。
日本語名称は (スコア:2, 興味深い)
惑星じゃなくなっても「冥王星」と呼ばれ続けるのか、
あるいは「プルート」とか呼ばれるようになるのか。
Re:日本語名称は (スコア:3, すばらしい洞察)
彦星と言っても、アルタイルと言ってもいいし、
昴と言っても、六連星と言っても、プレアデス星団と言ってもいいのだし。
素晴らしい先見性 (スコア:2, おもしろおかしい)
運が良かっただけとも言う。
dwarf-planet (スコア:2, 興味深い)
格上げする方が理解のしやすい結果になったかも、と思います。
太陽を公転している天体のうち「惑星ほど軌道要素として
圧倒的でないものの、ある程度以上大きな天体」をdwarf-planetと
呼ぶようになるようですが、新しい分類を設ける事で、どのような
便益が存在するのかほとんどわかりません。
「冥王星は特別なものだからどこかに分類しないといけないけど、
惑星から外す必要があるから別の枠を作っちゃえ」というだけの
ためのような気がします。
太陽系の要素を列挙するにあたって「適当に大きな天体を特に
dwarf-planetと呼ぶのだ」という慣例に行き当たるたびに、
冥王星の分類の遍歴をどのみち辿らなければいけないでしょうし、
だったら「要素的には例外だけど歴史的な経緯で冥王星は惑星」という
事にでもしておいたほうが判りやすいような気がします。
また、わざわざこんな枠を作らないで、ただ外すだけだったら
もっと問題なかったと思います。
オールト雲あたりには火星よりも大きな天体が存在する可能性が
あるような気がしますが、定義によりdwarf-planetと呼ばれることになるのかな?
そっちの方が気持ち悪いと私は思います。
Re:dwarf-planet (スコア:3, 参考になる)
重力で球形になることができる大きさまでには成長できたもの(原子惑星・内部は層状に分化しているはず)と、その辺に浮いているただの岩塊・氷塊(微惑星・内部はほぼ均質)とを区別することができます。
> オールト雲あたりには火星よりも大きな天体が存在する可能性があるような気がしますが
存在がある程度はっきりしてから考えればいいんじゃないかと思います。もしそんなものがあるならば、冥王星とも海王星とも出自が全く違うでしょうしね。
#オールト雲に大きめの天体があるという話の根拠は、既に多くの疑問符が付きつつある周期絶滅説しかなかったはずです。また、現状の惑星系形成論では、中心星から遠いところでは、惑星形成のための時間が足りません。
プラハと言えば (スコア:2, 興味深い)
Re:プラハと言えば (スコア:3, 参考になる)
Foot to the Home
変なもの部 [slashdot.jp]
Re:これはまさに、チカ目どっ展開 (スコア:4, おもしろおかしい)
いい冥土のみやげになるじゃないか。
Re:よくわからない (スコア:4, すばらしい洞察)
惑星の成長は暴走的・寡占的成長であって、微惑星形成時にちょっとだけ周囲のものより大きかったものが、周りの材料を取り込んでさらに大きくなり…というプロセスを経て成長すると考えられています。
軌道周辺で圧倒的ではないということは、このプロセスを通っていないということです。おそらく、(1)形成中に破壊されたことがある、(2)他の軌道から飛ばされてきた、など、惑星とは違う形成のされかたのものである、と考えられるんじゃないでしょうか。
Re:よくわからない (スコア:2, 興味深い)
で、初期に設定する惑星の軌道が近いと影響しあって、なかなか安定しないんですよね。
動かしてると干渉して軌道が乱れ、惑星同士がくっついたり、太陽から離れてしまったり。
だから圧倒的でないと、安定して存在し得ないと思います。
冥王星なんて発見されてから今まで、まだ一周もしてないでしょ。未発見の“なにか”に、いつ動かされるかわかったもんじゃないってことでは。
Re:Pluto (スコア:2)
「力不足」が正しい言葉じゃない?
Re:そもそものところ (スコア:5, おもしろおかしい)
具体的には、
「星間紛争の際、敵対勢力の外交的位置づけを評価するとき」
「他の星系とのあいだで、支配領域の境界を定めるとき」
「惑星は最大の生命体であり、勝手に惑星をつくることは生命倫理に反する、という議論が持ち上がったとき」
などに対処できるようになります
われわれは巨大な宇宙社会の一員であり、宇宙には宇宙の秩序を守るための決まり事があります
そして、われわれがそういった決まり事に基づいた明確な意思表示をしない場合、
「好きなようにしてください」と言っているものと見なされてしまいます
「自分以外のみんなが知っている決まりごと」に対しては、「知らなかった」という言い訳は通用しないのです
開国を迫られたときの徳川幕府のような、認識の欠如による不利益をこうむらないためには、
今のうちから、宇宙レベルの基準に対応しておく必要がある、ということなのです
Re:そもそものところ (スコア:2, 参考になる)
定義が無い状態では研究者それぞれが勝手な用語を使用することになり、建設的な議論が出来ないことになります。 別に教科書のためだとか、世間一般の人のために定義するのではありませんし、冥王星がこれからも太陽の周りを回るのは変わらないのですから、惑星と思いたい人は思いつづければよいのです。
但し、学術的な論文を書く際には学会で定義された用語を厳守するのが研究者の義務です。
Re:ところで一方 (スコア:4, 参考になる)
Re:ここまできておいて (スコア:2, 興味深い)
Re:ディズニーのキャラ、プルートについて (スコア:2, おもしろおかしい)
Re:冥王星が矮惑星で… (スコア:2, 参考になる)
月の太陽に対する軌道を調べると、でこぼこはしているもののどの部分でもその曲線は常に凸である(凹となる部分がない)、従って月は惑星であるというのがその主張だったかと。
月以外の衛星の太陽に対する軌道は、いずれも凹となる部分を有するらしいです。
Wikipediaの二重惑星 [wikipedia.org]の項目に簡単な説明がありました。
(もう冥王星-カロンの記述が更新されてる……)
# 定義の問題ですが、あまり受け入れられてはいない模様。
Re:冥王星が矮惑星で… (スコア:2, 参考になる)
共通重心が天体の内部にあるかどうかをもってくるのは、正直どうでしょうね。質量比だけではなく天体の
直径や天体間の距離にもよるので、あまり適してないような気がします。
地球~月系も、サイズは今のままでも距離が離れれば共通重心は地球外に出てしまいます。天文学的な
天変地異がなければそこまでは離れませんが。(月は少しずつ地球から離れていますが、共通重心が地球の
外に出るより前の時点で平衡状態になる。ただ、それは数万kmの差というかなり微妙なところ。つまり、
たまたまです)
ちなみに太陽系では、木星の質量のために共通重心は太陽の表面外に出ています。
Re:新聞がウィキペディアを記事にする (スコア:2, 興味深い)
その分、「矮惑星」の記述などが追加されましたが。
masamic