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地球

ネオニコチノイド系殺虫剤の影響で宍道湖の昆虫が激減、その影響でワカサギやウナギも減ったとの研究結果 17

ストーリー by hylom
連鎖 部門より

産業技術総合研究所(産総研)が、農薬として使われているネオニコチノイド系殺虫剤の影響によって島根県宍道湖におけるウナギやワカサギの漁獲量が減少している可能性があるとの発表を行ったScience誌掲載論文Limnology 水から環境を考える)。

発表によると、殺虫剤がウナギやワカサギの餌となる生物を殺傷することで、間接的にウナギやワカサギが減少している可能性があるという。ネオニコチノイド系殺虫剤は水溶性であり、水田で使われると溶液が広い範囲に流出し影響を与える可能性があるという。

今回調査対象となった宍道湖では、1993年以降突然1993年前後を境にワカサギやウナギの数が激減したという。調査ではオオユスリカやキスイヒゲナガミジンコの個体数の激減も確認されており、これは1992年にネオニコチノイド系殺虫剤「イミダクロプリド」が日本で利用できるようになり、水田でこの殺虫剤が使われるようになったためではないかと推測されている。発表ではこういった昆虫類が激減した結果、これらを餌とするワカサギやウナギの数も減少したと推測されている。

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  • by Anonymous Coward on 2019年11月05日 17時10分 (#3710964)

    理想的な殺虫剤は、昆虫によく効き、哺乳類や作物には無害なんだけど、
    ネオニコチノイド系はこの意味では理想の殺虫剤なんだよな

    ところがネオニコチノイド系は昆虫によく効きすぎて、農業害虫だけでなく付近一帯の昆虫に大ダメージを与える

    効果が高すぎて規制しないといけない

  • by Bill Hates (2038) on 2019年11月06日 0時51分 (#3711251) 日記

    うちのあたりではもろに殺虫剤を撒かれている田んぼのほとんどでミジンコが観察されるのだが、島根県では違うというのだろうか。その田んぼから流れ出て希釈されているはずの汽水湖でミジンコを殺せる濃度があれば普通に考えて農薬の無駄遣い。農薬が原因だというのであれば田んぼの水と排水路の水と、汽水湖の水の農薬の濃度を測定して比較すべきだと思うのだが濃度を調べたとは書かれていないようだ。

    島根県水産試験場によればワカサギの不漁は1970年代半ば以降 [shimane.lg.jp]で、平成6年に夏季高水温の影響により資源量が著しく減少し現在至っている [shimane.lg.jp]とのことである。平成6年だと25年前、1994年に激減したということであるので、この資料からは農薬の影響でない可能性が十分に考えられるのだが、リンク先では水温には触れられていないようだ。島根県水産試験場は他にも産卵場所の減少を指摘しているのだが、これらの簡単な説を覆そうというのであれば、先に書いたように農薬がミジンコなどの繁殖に影響する濃度であることを示す必要があるのではなかろうか。本文は「可能性があります」なのにタイトルが「宍道湖で1993年以降ウナギとワカサギがとれなくなった原因はネオニコチノイド」と断定的な表現を用いている [m-yamamuro.com]のは学者さんとしていかがなものだろうか。

    ウナギに関してはエビやら小魚やらを食べるにしてもミジンコみたいに小さいものは食べないように思うのだが、食べるのだろうか。ウナギが激減したのは宍道湖に限らず全国的な傾向で原因は乱獲とされているように思うのだが、この説も底生生物で覆そうというのはかなり無理があるのではなかろうか。

    • by Anonymous Coward

      どちらかの言えばブログよりもリンク先の産総研の論文を見たほうがいいかもね
      間接的にといってるように、ウナギが直接食べるわけではなく食物連鎖の末の話になっている
      あと、乱獲に関して否定している論文ではないので覆すというのは、無い行間を読みすぎではないだろうか
      ネオニコチノイドの影響について示唆している話であって、それ以上のことは言ってないよ

    • by Anonymous Coward

      賛同です
      こんな仮説段階レポートを世界レベルで話題になっているネオニコというワードをこじ付けて投稿するとは

      当該農薬の水中の半減期約2日に対し、7日以上落水しない注意書きもある農薬(恐らくアドマイヤー)の有効成分に期待できるだろうか
      その因果関係の調査は一切見えない

      また過去には水温(高気温からの)により激減したといった報告もあったように記憶するが主因を全く置き換えた報告をよくもやったもんだ 感心する

      この山室氏に関しては、過去の報告が誤報だというデータあり
      http://nishimura-reports.jp/Yamamuro1.pdf [nishimura-reports.jp]

      • ワカサギの分布範囲は日本海側での南限が宍道湖らしいので水温上昇の影響は大きいでしょうね。濃度は知りませんけど特定の農薬の影響という仮説よりは地球温暖化の影響ですの方がまだ説得力がありそう。

        親コメント
      • by Anonymous Coward

        怪文書より論文投稿すればいいのに…

  • by Anonymous Coward on 2019年11月05日 16時23分 (#3710935)

    > 今回調査対象となった宍道湖では、1993年以降突然1993年前後を境にワカサギやウナギの数が激減したという。

    声に出して読むだけでクラクラしそうだ。
    誤字がないだけでもまだましだと思うべきなんだろうか。

    • by Anonymous Coward

      この文体はheadlessさんだと思ったら違った....

    • by Anonymous Coward

      でも、事実なんですよね。

      印象操作? それも出来ないので、いやがらせ?

      • by Anonymous Coward

        まあ少し落ち着け。スラドを見るのは初めてかい?
        こいつぁ滅茶苦茶の文ばかり書くことで知られている編集者を責める定番行事みたいなもんでだな、内容を信じるだの信じないだのとは関係ない話題なんだ。

        • by Anonymous Coward

          低賃金でゴミ記事バラ撒いてるそこらのまとめブログやいかがでしたかブログより低質な文章が読めるのはスラドだけ!

    • by Anonymous Coward

      1993年以降突然ワカサギやウナギの数が激減したという
      1993年前後を境にワカサギやウナギの数が激減したという。

      うん、「1993年以降突然」と「1993年前後を境に」のどっちを消しても違和感ないなw

      • by Anonymous Coward

        大切な事なので「表現を変えて」2回言いました・・・かな?

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私はプログラマです。1040 formに私の職業としてそう書いています -- Ken Thompson

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