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Stay hungry, Stay foolish. -- Steven Paul Jobs
水蒸気は軽いですよね (スコア:1)
充分小さいので大気で循環しないで宇宙空間に発散してしまう量が無視できない
と思っていたのですが、それだけの話じゃないんでしょうか?
それにしても「必然性」の意味がさっぱりわかりません。
Re:水蒸気は軽いですよね (スコア:5, 参考になる)
記事のほうだと長さの制限でいろいろ端折られているのでわかりにくいかもしれませんが,実際の議論は
もっと複雑でいろいろな話が絡んでいます.水に関しては,地球型の生物の生存に必須であること,他の
近隣惑星にはほとんど存在しないことから,特に興味が持たれており,そのため多くの研究が存在します.
まず,「地球の水の起源はどこだろう?」という議論があります.例えば
http://www.geog.or.jp/journal/back/pdf116-1/p196-210.pdf [geog.or.jp] (東京地学協会)
で述べられているように,細かな違いなどによりいくつかのシナリオ(とその複合物)が考えられます.
で,それらの説に対しては,H/Dの量の比や現在の水の量などで制限が付けられます.
しかし,これらの説は形成時の話ですから,現在の水の量とは差があるはずです.
では,初期大気からどのようにして現在のような大気になったのかというと,惑星大気の進化というものを
考える必要があって,こちらはこちらで膨大な研究があります.例えば
http://221.243.18.148/tenki/pdf/54_01/p005_008.pdf [221.243.18.148] (日本気象学会)
http://www.ted.isas.ac.jp/~venus/Documents/proposal/Chap7.pdf [isas.ac.jp] (JAXA)
などです.特に重要なのは散逸過程ですが,こちらも思った以上に膨大なイオンが散逸していることは
分かったものの定量的な見積もり(特に過去における散逸量)に関してはまだまだです.
つまり,水の起源(等)に関して議論したいものの,現在の水の正確な量はわからんし,昔あった水の正確な
量もわからんし,その間に散逸した量も正確にはわからん(ただしそれぞれ幾つもの見積もりはあります)
という状況なわけです.
しかし,どうも大抵の機構だと地球の水は初期にはもっと多かったはずで,それがどこかにいったようだ,という
話になり,それは多量に散逸したのか,いやいや(いくらか散逸したにしても)実は最初からもっと少なくて
最初の水の導入量が少なかった(モデルを変更する必要がある)んだ,といろいろ言われていたところに,
「いや,マグマとか結構水を含んでそうだし,それも考える必要があるんじゃねぇの?」という話が持ち
上がっていたわけです.
http://www.nature.com/nature/journal/v439/n7073/abs/nature04352.html [nature.com] (と,本文中に引用されてる論文等参照)
こういった議論の流れの中の一つとして今回の,「いやいや,地下の水はそんなに多くはなさそうですよ?」
という研究につながります.
#でもまだ実際に多いのか少ないのかは謎.まあこの手の研究は一発で正解が決まるようなものでもなく,
#幾つもの支持/不支持の論文がたまっていって,そのうちどちらかの形勢が悪くなっていって「なんとなく
#色々な研究結果から考えると○○の方が正しそうだ」となるんで,すぐには決着はつきません.
Re: (スコア:0)
原始地球に大量に存在していたかもしれない水も、衝突の際にほとんどふっ飛んだと思えますね。
Re: (スコア:0)
海が出来る前の話、地殻さえ形成されて無い頃の話。
冷えて固まってからそんな大衝突があったら、現在の地球はありえないよ。