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3kmなんて深さになると, 圧力で高温になっても気化しない(というか気体と液体の区別が無い)超臨界状態になります.
最近の高効率火力発電ではこうした超臨界水(蒸気)を使って蒸気タービンを回していたりするのですが, 超臨界水にはもうひとつ, 非常に活性に富むという性質があります. 特に岩石の主成分のひとつであるケイ酸などは超臨界水にはよく溶けるので, 周囲の地層が脆弱になり, そこを起点として断層のずれが生じるってのも考えられないことではないです.
この超臨界水が物をよく溶かすという性質には地熱発電ではもうひとつやっかいな問題があって, 蒸気の取り出しパイプに溶けていた物質(硫黄なんかが多い)が析出して, メンテナンスのコストが大変なんだとか.
温度だけでなく、 急激な流量変化が水撃を引き起こしたりします。
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水を熱すれば水蒸気となる (スコア:0)
そりゃ圧力上昇により地殻変動も誘発されるでしょうね。
日本の多くの温泉のように、いい湯だな程度の温度でくみ出せば
問題は無いように思えますが、発電効率悪そう。
水を熱しても水蒸気にならない (スコア:5, 参考になる)
3kmなんて深さになると, 圧力で高温になっても気化しない(というか気体と液体の区別が無い)超臨界状態になります.
最近の高効率火力発電ではこうした超臨界水(蒸気)を使って蒸気タービンを回していたりするのですが, 超臨界水にはもうひとつ, 非常に活性に富むという性質があります. 特に岩石の主成分のひとつであるケイ酸などは超臨界水にはよく溶けるので, 周囲の地層が脆弱になり, そこを起点として断層のずれが生じるってのも考えられないことではないです.
この超臨界水が物をよく溶かすという性質には地熱発電ではもうひとつやっかいな問題があって, 蒸気の取り出しパイプに溶けていた物質(硫黄なんかが多い)が析出して, メンテナンスのコストが大変なんだとか.
Re:水を熱しても水蒸気にならない (スコア:1)
薬剤で溶かすとか、詰まってきたらもう一本新しい管埋めるとかしてるけど
なかなか根本的な解決には至らないようで……
Re:水を熱すれば水蒸気となる (スコア:1)
温度だけでなく、 急激な流量変化が水撃を引き起こしたりします。