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従来最高レベルと比べて”一桁大きな性能”なんて言って従来の値を書かず、一瞬10倍か?なんて思わせようとしてますが
>この超イオン伝導体(Li10GeP2S12)のリチウムイオン伝導率は室温(27℃)で12mScm-1を示し、>従来のリチウムイオン伝導体Li3N(6mS cm-1)の2倍の伝導率であるとともに
2倍です。
実は窒化リチウムはあまり安定でなく、リチウムイオン電池のような電位のきつい電池にそのまま使うと分解するんですよ。他の固体電解質に比べ格段に高いイオン伝導率を持つため何とか利用しようと発見(30-40年ぐらい前)以来いろいろ試みられてはいるんですが、リチウムイオン電池用としてはなかなかうまくいっていません。(一部の用途では、主となる固体電解質の表面コーティング的に少し使うなど、補助的には使われている)
そのためより安定なO、S、Pを使った系がいろいろ開発されていますが、今度はこちらはイオン伝導性が落ちるというわけです。今回の話は、後者のリチウムイオン電池の固体電解質として使えるものに比べ1桁高い、という感じですね。(論文の最初にもそう書いてあります)
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にわかな奴ほど語りたがる -- あるハッカー
2倍 (スコア:0)
従来最高レベルと比べて”一桁大きな性能”なんて言って従来の値を書かず、一瞬10倍か?なんて思わせようとしてますが
>この超イオン伝導体(Li10GeP2S12)のリチウムイオン伝導率は室温(27℃)で12mScm-1を示し、
>従来のリチウムイオン伝導体Li3N(6mS cm-1)の2倍の伝導率であるとともに
2倍です。
残念ながら (スコア:5, 興味深い)
実は窒化リチウムはあまり安定でなく、リチウムイオン電池のような電位のきつい電池にそのまま使うと分解するんですよ。
他の固体電解質に比べ格段に高いイオン伝導率を持つため何とか利用しようと発見(30-40年ぐらい前)以来いろいろ試みられてはいるんですが、リチウムイオン電池用としてはなかなかうまくいっていません。
(一部の用途では、主となる固体電解質の表面コーティング的に少し使うなど、補助的には使われている)
そのためより安定なO、S、Pを使った系がいろいろ開発されていますが、今度はこちらはイオン伝導性が落ちるというわけです。
今回の話は、後者のリチウムイオン電池の固体電解質として使えるものに比べ1桁高い、という感じですね。
(論文の最初にもそう書いてあります)