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> 100ミリシーベルト以下の低レベル放射線の影響を調べようとする> 放射線生物学者にとって貴重な資料になるとのことだ。
日本で好きなだけ人体実験できるのに?
人間を対象とした研究はいくつか問題があって、
1. 人間だと影響が出るまでかなり時間がかかる(10-30年ぐらいは必要)2. 実際の被曝線量が不明瞭(あっちこっち勝手に移動するし、食べるものも違うし、暴露条件も千差万別)3. 追跡調査に協力してくれる人が全員なわけではない(それなりに数は集まるが、必ずしも網羅できるわけではない)4. 被曝量を下げようとする努力が行われるので、ある程度以上の線量のデータが少ない
など、必ずしも必要なデータがとれるわけじゃないんですよね。例えば広島・長崎の被爆者を対象にした研究でも実際の被曝量の見積もり誤差がかなり大きかったり、あまり協力が得られない場合があったり(被爆者に対する差別があったので、隠すためもあり協力しない)と、難しい点も多い。
まあ、動物実験だと今度は人間の場合と影響が異なってきたりもあるんで、どっちの手法も長短あるんだけど。
んなのデータ採り放題なくらいいっぱいいるじゃん。多すぎて対照群がないのが問題だけどね。
データ取り放題ですけど,被曝量の精度がでないんですよね.最初から全員がフィルムバッジ装備で被曝してくれたんなら楽なんでしょうが,そんなことは無いので.
あれ?当時は継続的に被曝量を調査してたはずですよ?
今回の場合は事故後かなり時間が経ってからの計測になっていますし,また食品由来などの分もカウントは概算(推定値)になってしまいます.また,研究室系で厳密に制御された実験(照射部位とか,照射の均一性が十分考慮される)と異なり,人体への実際の低線量・長期被曝での計測となるとどの部位にどの程度当たったのか?が不明確であり,フィルムバッジ等での計測値とのズレも問題になる可能性が出てきます(全身くまなく同じ線量を受けるとは限らないため).フィルムバッジなどでの測定以前の分などに関しては日常の生活範囲などから推定するのですが,まあ想像できるとおりかなり誤差が大きくなります.
同様の問題は原爆投下時の被曝量の継続調査でも発生していて,当時実際にどの程度の線量を浴びたのか?の推定が非常に難しくなっています.被爆時の所在地にも微妙に記憶違いがあったり,遮蔽物の有無で実際の線量と推定線量が食い違ったり.大線量の領域だとそのぐらいの差はあまり問題にならなかったりもするのですが(対象とする線量域が広いので,多少の誤差はあまり影響しない),低線量域という微妙な部分を判断しようとするとこういった僅かなズレがクリティカルになってきますので,なかなか難しいのだろうなあとは思います.
んー。俺は去年の話をしてるんじゃないよ?去年のなら対照群があるし、元コメントが指摘してるように時間が足りなすぎるじゃん。
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私は悩みをリストアップし始めたが、そのあまりの長さにいやけがさし、何も考えないことにした。-- Robert C. Pike
えっ? (スコア:-1)
> 100ミリシーベルト以下の低レベル放射線の影響を調べようとする
> 放射線生物学者にとって貴重な資料になるとのことだ。
日本で好きなだけ人体実験できるのに?
Re: (スコア:2, 興味深い)
人間を対象とした研究はいくつか問題があって、
1. 人間だと影響が出るまでかなり時間がかかる(10-30年ぐらいは必要)
2. 実際の被曝線量が不明瞭(あっちこっち勝手に移動するし、食べるものも違うし、暴露条件も千差万別)
3. 追跡調査に協力してくれる人が全員なわけではない(それなりに数は集まるが、必ずしも網羅できるわけではない)
4. 被曝量を下げようとする努力が行われるので、ある程度以上の線量のデータが少ない
など、必ずしも必要なデータがとれるわけじゃないんですよね。例えば広島・長崎の被爆者を対象にした研究でも実際の被曝量の見積もり誤差がかなり大きかったり、あまり協力が得られない場合があったり(被爆者に対する差別があったので、隠すためもあり協力しない)と、難しい点も多い。
まあ、動物実験だと今度は人間の場合と影響が異なってきたりもあるんで、どっちの手法も長短あるんだけど。
Re: (スコア:1)
んなのデータ採り放題なくらいいっぱいいるじゃん。
多すぎて対照群がないのが問題だけどね。
Re: (スコア:1)
データ取り放題ですけど,被曝量の精度がでないんですよね.
最初から全員がフィルムバッジ装備で被曝してくれたんなら楽なんでしょうが,そんなことは無いので.
Re: (スコア:1)
あれ?当時は継続的に被曝量を調査してたはずですよ?
Re:えっ? (スコア:2)
今回の場合は事故後かなり時間が経ってからの計測になっていますし,また食品由来などの分もカウントは概算(推定値)になってしまいます.
また,研究室系で厳密に制御された実験(照射部位とか,照射の均一性が十分考慮される)と異なり,人体への実際の低線量・長期被曝での計測となるとどの部位にどの程度当たったのか?が不明確であり,フィルムバッジ等での計測値とのズレも問題になる可能性が出てきます(全身くまなく同じ線量を受けるとは限らないため).
フィルムバッジなどでの測定以前の分などに関しては日常の生活範囲などから推定するのですが,まあ想像できるとおりかなり誤差が大きくなります.
同様の問題は原爆投下時の被曝量の継続調査でも発生していて,当時実際にどの程度の線量を浴びたのか?の推定が非常に難しくなっています.
被爆時の所在地にも微妙に記憶違いがあったり,遮蔽物の有無で実際の線量と推定線量が食い違ったり.
大線量の領域だとそのぐらいの差はあまり問題にならなかったりもするのですが(対象とする線量域が広いので,多少の誤差はあまり影響しない),低線量域という微妙な部分を判断しようとするとこういった僅かなズレがクリティカルになってきますので,なかなか難しいのだろうなあとは思います.
Re:えっ? (スコア:1)
んー。俺は去年の話をしてるんじゃないよ?
去年のなら対照群があるし、元コメントが指摘してるように時間が足りなすぎるじゃん。