>水素重量辺りエネルギー密度が効くからロケット燃料に使われるわけですが、自動車など日常生活空間で使う分には体積あたりのエネルギー密度の方が重要で、その視点では水素は箸にも棒にもかからないレベルになってしまうわけです。
>水素 重量辺りエネルギー密度が効くからロケット燃料に使われるわけですが、
それは違います。水素が使われるのは推進剤となる噴射ガスの分子量が小さいからです。軽い分子を高速で噴射すると比推力が向上します。比推力は、まあ燃費みたいなものです。宇宙に持ち上げたあとの能率がよいから使われます。
地上からの打ち上げにも使いますが、たとえばH-IIA第一段の水素燃料エンジンLE-7Aの推力では自重を持ち上げることはできません。重力損失やら空気抵抗やらの大きい地表近くからさっさと離れるために、比推力は低いが推力の絶対値の大きな固体ロケットブースターSRB-Aを使います。燃料はゴムなど。アポロでは燃料はケロシンでした。
体積エネルギー密度が低いのはおっしゃるとおりです。ロケットでは極低温の液体水素を使っても比重がやたらに小さくてかさばります。常温で一応実用化したことになっているトヨタのミライでも70MPaという高圧タンクを使っていますね。普通のガスボンベより一桁高圧です。日常的な単位では、700気圧。切手の面積に1トン以上の力がかかっています。なかなかに扱いづらい素材のようで。分子量小さくてすぐ漏れるし。
ロケット燃料としてみた時の誤解について、ご指摘ありがとうございます。地上で日常的に使用する交通手段の燃料としては筋が悪い、という点で同意いただけていれば、異論はありません。
あつくて寝られない時はhackしろ! 386BSD(98)はそうやってつくられましたよ? -- あるハッカー
Re:要は電力をそのまま化学エネルギーに変換したと。 (スコア:1)
>水素
重量辺りエネルギー密度が効くからロケット燃料に使われるわけですが、自動車など日常生活空間で使う分には体積あたりのエネルギー密度の方が重要で、その視点では水素は箸にも棒にもかからないレベルになってしまうわけです。
Re:要は電力をそのまま化学エネルギーに変換したと。 (スコア:1)
>水素 重量辺りエネルギー密度が効くからロケット燃料に使われるわけですが、
それは違います。水素が使われるのは推進剤となる噴射ガスの分子量が小さいからです。軽い分子を高速で噴射すると比推力が向上します。比推力は、まあ燃費みたいなものです。宇宙に持ち上げたあとの能率がよいから使われます。
地上からの打ち上げにも使いますが、たとえばH-IIA第一段の水素燃料エンジンLE-7Aの推力では自重を持ち上げることはできません。重力損失やら空気抵抗やらの大きい地表近くからさっさと離れるために、比推力は低いが推力の絶対値の大きな固体ロケットブースターSRB-Aを使います。燃料はゴムなど。アポロでは燃料はケロシンでした。
体積エネルギー密度が低いのはおっしゃるとおりです。ロケットでは極低温の液体水素を使っても比重がやたらに小さくてかさばります。常温で一応実用化したことになっているトヨタのミライでも70MPaという高圧タンクを使っていますね。普通のガスボンベより一桁高圧です。日常的な単位では、700気圧。切手の面積に1トン以上の力がかかっています。なかなかに扱いづらい素材のようで。分子量小さくてすぐ漏れるし。
Jubilee
Re:要は電力をそのまま化学エネルギーに変換したと。 (スコア:1)
ロケット燃料としてみた時の誤解について、ご指摘ありがとうございます。
地上で日常的に使用する交通手段の燃料としては筋が悪い、という点で同意いただけていれば、異論はありません。