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2chなんかでは、着陸脚が耐熱パネルを貫く形になってしまうのが、技術的に難しかったんではみたいな分析がされてました。SpaceXは将来の新型宇宙船での垂直着陸は諦めて無いみたいですが、どうやって解決していくのか気になります。
足、必要なの?
重量バランス的にコケるとも思えないし、ダルマのように立てるんじゃないか?耐熱シールドがタイルだと破損するだろうけど、アブレーターならどうせ作り直しなんだし。タイルだったとしても、毎回張り直しちゃった方が結果的に安い気もするしなぁ…。
まぁ、火星や月に着陸してから離陸して地球にそのまま帰還、って方法は無理になるけどね。耐熱シールド部分だけモジュールにして軌道上で交換するのも手かな。
不要なのは耐熱パネルの方かと。火星の大気は薄いから、高速で突入しても大した熱量にならない。表面温度こそ二千度位になる様だが、多分薄皮一枚で止まるんだろう。それに、自由落下に任せると、とんでもなく高いGが内部に掛かるから、まず速度を落とさないと中の人が耐えれなくなる。(探査機じゃなく有人だからね)火星が目標なら、耐熱パネルの方が飾りで、着陸の衝撃を和らげる足が中の人を守る主役になる。
でも、地球だと状況がまるで逆。分厚い大気の熱量がドンドン耐熱パネル内部を加熱する。再突入体の設計はヤバイ温度域を如何に短時間で抜けるかに掛かってる。で、パラシュートを開けば、足無しで落下しても大した衝撃にならない程度まで速度を落とせる。火星用の設計で地球に降下させるってのが無理な発想かと。
そうなの? 大気圏への突入で最も必要なのは減速で、それを空気抵抗でやろうという話だから、大分違う気がするけど。地球だと真空中のマッハ30とかそのぐらいの速度から、大気圏内でも大丈夫なぐらいにまでどうやって減速するかという話。
もしそれが可能ならロケットエンジンで減速してからゆっくり降りてくれば、耐熱パネルは必要が無い。ただ、そのために必要な燃料って、要するに打ち上げに必要な燃料ぐらいなので、不可能。そこで、空気抵抗でブレーキを掛けることにする。
もしそれが可能なら、空気の薄い高度からちょっとずつ減速を続けて、非情にゆっくりと降りてくるような仕組みにすれば、そんなに表面温度も上がらないままで済ませられそう。マッハ30でも緩やかな減速になるような真空に近い空気の薄い高度から始めて、速度が下がってくるごとに高度も下げて行くとか。
ここは想像だけど、宇宙船の軌道と地球の重力と大気の密度とを考慮に入れてシミュレーションすると、そういう器用なグライダーはどうやっても作れないんだろう。やろうとしても、ガクンと高度が下がってしまってあっという間に密度の濃い大気中へと突っ込んでしまうとか。しょうがないので、ガツンと一気に減速する仕組みが採用されてるのが現状。
ただ、これは地球での話なので、重力と大気密度が違う火星では別の減速シナリオが成立する。
と言う話なのでは。
> もしそれが可能なら、空気の薄い高度からちょっとずつ減速を続けて、> 非情にゆっくりと降りてくるような仕組みにすれば、そんなに表面温度も上がらないままで済ませられそう。
それをやっているのがSpaceXのFalcon 9ですね。この動画 [science.srad.jp]だと100km以上の高さからエンジンを吹かしてスピードをセーブしながら降りてきています。
# 高度39kmからのダイビング [youtube.com]だと30kmくらいで1300km/hを越えて、後は減速する一方
> それをやっているのがSpaceXのFalcon 9ですね。
あれは、第1弾目の回収なので、まだスピードが乗り切っていないから成立してる。そのまま放っておくと重力に引かれて落っこちてくる弾道軌道から軟着陸させればいいので、落っこちてこないぐらいにスピードが乗った衛星軌道から降ろすのとは訳が違う。
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人生unstable -- あるハッカー
耐熱パネルを着陸脚が貫くのがアウト? (スコア:1)
2chなんかでは、着陸脚が耐熱パネルを貫く形になってしまうのが、技術的に難しかったんではみたいな分析がされてました。
SpaceXは将来の新型宇宙船での垂直着陸は諦めて無いみたいですが、どうやって解決していくのか気になります。
Re: (スコア:0)
足、必要なの?
重量バランス的にコケるとも思えないし、ダルマのように立てるんじゃないか?
耐熱シールドがタイルだと破損するだろうけど、アブレーターならどうせ作り直しなんだし。
タイルだったとしても、毎回張り直しちゃった方が結果的に安い気もするしなぁ…。
まぁ、火星や月に着陸してから離陸して地球にそのまま帰還、って方法は無理になるけどね。
耐熱シールド部分だけモジュールにして軌道上で交換するのも手かな。
Re: (スコア:2)
不要なのは耐熱パネルの方かと。
火星の大気は薄いから、高速で突入しても大した熱量にならない。
表面温度こそ二千度位になる様だが、多分薄皮一枚で止まるんだろう。
それに、自由落下に任せると、とんでもなく高いGが内部に掛かるから、まず速度を落とさないと中の人が耐えれなくなる。(探査機じゃなく有人だからね)
火星が目標なら、耐熱パネルの方が飾りで、着陸の衝撃を和らげる足が中の人を守る主役になる。
でも、地球だと状況がまるで逆。
分厚い大気の熱量がドンドン耐熱パネル内部を加熱する。再突入体の設計はヤバイ温度域を如何に短時間で抜けるかに掛かってる。
で、パラシュートを開けば、足無しで落下しても大した衝撃にならない程度まで速度を落とせる。
火星用の設計で地球に降下させるってのが無理な発想かと。
-- Buy It When You Found It --
Re:耐熱パネルを着陸脚が貫くのがアウト? (スコア:0)
そうなの? 大気圏への突入で最も必要なのは減速で、それを空気抵抗でやろうという話だから、大分違う気がするけど。
地球だと真空中のマッハ30とかそのぐらいの速度から、大気圏内でも大丈夫なぐらいにまでどうやって減速するかという話。
もしそれが可能ならロケットエンジンで減速してからゆっくり降りてくれば、耐熱パネルは必要が無い。
ただ、そのために必要な燃料って、要するに打ち上げに必要な燃料ぐらいなので、不可能。
そこで、空気抵抗でブレーキを掛けることにする。
もしそれが可能なら、空気の薄い高度からちょっとずつ減速を続けて、
非情にゆっくりと降りてくるような仕組みにすれば、そんなに表面温度も上がらないままで済ませられそう。
マッハ30でも緩やかな減速になるような真空に近い空気の薄い高度から始めて、速度が下がってくるごとに高度も下げて行くとか。
ここは想像だけど、宇宙船の軌道と地球の重力と大気の密度とを考慮に入れてシミュレーションすると、
そういう器用なグライダーはどうやっても作れないんだろう。
やろうとしても、ガクンと高度が下がってしまってあっという間に密度の濃い大気中へと突っ込んでしまうとか。
しょうがないので、ガツンと一気に減速する仕組みが採用されてるのが現状。
ただ、これは地球での話なので、重力と大気密度が違う火星では別の減速シナリオが成立する。
と言う話なのでは。
Re: (スコア:0)
> もしそれが可能なら、空気の薄い高度からちょっとずつ減速を続けて、
> 非情にゆっくりと降りてくるような仕組みにすれば、そんなに表面温度も上がらないままで済ませられそう。
それをやっているのがSpaceXのFalcon 9ですね。
この動画 [science.srad.jp]だと100km以上の高さからエンジンを吹かしてスピードをセーブしながら降りてきています。
# 高度39kmからのダイビング [youtube.com]だと30kmくらいで1300km/hを越えて、後は減速する一方
Re: (スコア:0)
> それをやっているのがSpaceXのFalcon 9ですね。
あれは、第1弾目の回収なので、まだスピードが乗り切っていないから成立してる。
そのまま放っておくと重力に引かれて落っこちてくる弾道軌道から軟着陸させればいいので、
落っこちてこないぐらいにスピードが乗った衛星軌道から降ろすのとは訳が違う。