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以前に、再突入の角度が浅すぎると大気に弾かれて地球に帰れなくなるという話を聞いて、ずっとそうなんだーと思っていたんですよ。で、最近になって、再突入するってことは軌道速度を割り込んでるんだから弾かれてもそのうち落ちてくるから帰れないってことはない。軌道速度を割り込んだ状態から帰れなくなるほど安定した高度が取れるんなら燃料節約できるってことでみんなやってる。と指摘されて愕然とした。
このページ [quantumhertz.com]の、"Spacecraft ‘bounces off.’" と書かれた図が参考になると思いますが…
要するに突入角度が浅すぎると大気での減速が十分働く前にふたたび勢いで大気圏外に飛び出てしまうってことです。地球丸いので。
これを地表基準で見ると一旦高度が下がってきたものが再び上がっていくように見えるので「はじき返された」ように見えますが、実のところ近地点が大気圏内にある楕円軌道なだけですし、大気で減速された分確実に遠地点高度は下がっています。
ちなみに遠点高度を減らすためにあえて「高層大気をかすめる」マニューバを行うのはエアロブレーキと呼ばれていて、過去いくつかの火星探査機が火星周回軌道の高度を下げるために行っています。少ない噴射でまずは遠火点高度の高い軌道に投入しておいて、エアロブレーキで遠火点高度を徐々に落としていくという方法で、推進剤が節約できるわけです。
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あつくて寝られない時はhackしろ! 386BSD(98)はそうやってつくられましたよ? -- あるハッカー
おふとぴ (スコア:1, 興味深い)
以前に、再突入の角度が浅すぎると大気に弾かれて地球に帰れなくなるという話を聞いて、ずっとそうなんだーと思っていたんですよ。
で、最近になって、再突入するってことは軌道速度を割り込んでるんだから弾かれてもそのうち落ちてくるから帰れないってことはない。
軌道速度を割り込んだ状態から帰れなくなるほど安定した高度が取れるんなら燃料節約できるってことでみんなやってる。
と指摘されて愕然とした。
Re:おふとぴ (スコア:0)
このページ [quantumhertz.com]の、"Spacecraft ‘bounces off.’" と書かれた図が参考になると思いますが…
要するに突入角度が浅すぎると大気での減速が十分働く前にふたたび勢いで大気圏外に飛び出てしまうってことです。地球丸いので。
これを地表基準で見ると一旦高度が下がってきたものが再び上がっていくように見えるので「はじき返された」ように見えますが、実のところ近地点が大気圏内にある楕円軌道なだけですし、大気で減速された分確実に遠地点高度は下がっています。
ちなみに遠点高度を減らすためにあえて「高層大気をかすめる」マニューバを行うのはエアロブレーキと呼ばれていて、過去いくつかの火星探査機が火星周回軌道の高度を下げるために行っています。少ない噴射でまずは遠火点高度の高い軌道に投入しておいて、エアロブレーキで遠火点高度を徐々に落としていくという方法で、推進剤が節約できるわけです。