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空気に反射するレーダー??風の息づかいを感じるマシンとはすごい。
「Scanning Array for hyper-Multispectral RAdiowave Imaging」というセンサは初見ですが、「Scanning Array」「RAdiowave Imaging」の単語がついている開場風速リモートセンシング計測についてはJAXAの既存技術で。20年以上の蓄積がある技術です(TMI, AMSR、AMSR2)。これのハイパースペクトル化した応用技術かな。
実際には風を直接計測しているのではなくて、風によって立つ波の高さ(風速に相関)をマイクロ波域で計測します。波がたつとマイクロ波領域で明るく見えるので。その原理上、陸上では観測できません
データ例https://www.eorc.jaxa.jp/AMSR/datacatalog/ocean/image/AM2_20210401_SSW... [eorc.jaxa.jp]
つうことはわかるのは大気と海面の相対速度か。海面の流れ(海流や潮汐)が誤差の原因になりそうだけどそこらへんは知見の蓄積があるんでしょうねぇ#あとは浅瀬での海底の影響とか、流氷の影響とか
(#4430401) はなかなか鋭い指摘で唸らされる。
>海面の流れ(海流や潮汐)が誤差の原因になりそうだけど
海流については論文を読んだことあるけど今は忘れた。御免。ただ、影響は小さいという話だったような(自信なし)
潮汐は今は精度高いモデルがある。よほど内湾の港の設備の入り組んだところだと予測できないが、外海なら大体予測できている
>#あとは浅瀬での海底の影響とか、流氷の影響とか
そこはそもそも今のセンサでは観測限界でデータだしていない。今は解像度が10kmあればいいほうではないかな。当然、浅瀬なんて見れないし流氷はマスクされる
60GHzくらいのマイクロ波観測が600kmくらいの軌道にあって10kmくらいだったはず。高周波で低軌道で観測すれば高解像度になるが、浅瀬とか流氷の一個一個を見分けるにはどのスペックで衛星を作るか、ということになるんだろう
さらに言えば、海水の粘度に影響するパラメータ(塩分濃度や温度等)もあるだろうが、そこらへんは波の高さと風速の相関に織り込まれているんだろうな
>海水の粘度に影響するパラメータ(塩分濃度や温度等)
その辺は他の現場観測センサによる観測(Argoとかdrifting buoyなど)によるより信頼できるデータソースがあるが、「気候値(数十年分の月ごとorそれなり時間解像度の観測値の平均値)」でそれなりの精度で補正できちゃったりするだいたいにいって、月日(Day of Year)にロックされた季節変化が一番大きな変動原因だから。
但し書きをするけど、それで求まるのは「それなりの精度」ね。例えば翌日予測に使う速報値などに使います。より細かい精度(10年で1度気温変化の気候変動をとらえるとかの目的)をもとめて高精度の観測をするのです。
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UNIXはただ死んだだけでなく、本当にひどい臭いを放ち始めている -- あるソフトウェアエンジニア
どういう原理で風速データが取得できるんでしょう? (スコア:0)
空気に反射するレーダー??
風の息づかいを感じるマシンとはすごい。
Re:どういう原理で風速データが取得できるんでしょう? (スコア:0)
「Scanning Array for hyper-Multispectral RAdiowave Imaging」というセンサは初見ですが、「Scanning Array」「RAdiowave Imaging」の単語がついている開場風速リモートセンシング計測についてはJAXAの既存技術で。20年以上の蓄積がある技術です(TMI, AMSR、AMSR2)。これのハイパースペクトル化した応用技術かな。
実際には風を直接計測しているのではなくて、風によって立つ波の高さ(風速に相関)をマイクロ波域で計測します。波がたつとマイクロ波領域で明るく見えるので。
その原理上、陸上では観測できません
データ例
https://www.eorc.jaxa.jp/AMSR/datacatalog/ocean/image/AM2_20210401_SSW... [eorc.jaxa.jp]
Re: (スコア:0)
つうことはわかるのは大気と海面の相対速度か。
海面の流れ(海流や潮汐)が誤差の原因になりそうだけど
そこらへんは知見の蓄積があるんでしょうねぇ
#あとは浅瀬での海底の影響とか、流氷の影響とか
Re: (スコア:0)
(#4430401) はなかなか鋭い指摘で唸らされる。
>海面の流れ(海流や潮汐)が誤差の原因になりそうだけど
海流については論文を読んだことあるけど今は忘れた。御免。
ただ、影響は小さいという話だったような(自信なし)
潮汐は今は精度高いモデルがある。
よほど内湾の港の設備の入り組んだところだと予測できないが、
外海なら大体予測できている
>#あとは浅瀬での海底の影響とか、流氷の影響とか
そこはそもそも今のセンサでは観測限界でデータだしていない。
今は解像度が10kmあればいいほうではないかな。当然、浅瀬なんて見れないし流氷はマスクされる
60GHzくらいのマイクロ波観測が600kmくらいの軌道にあって10kmくらいだったはず。
高周波で低軌道で観測すれば高解像度になるが、浅瀬とか流氷の一個一個を見分けるにはどのスペックで衛星を作るか、ということになるんだろう
Re: (スコア:0)
さらに言えば、海水の粘度に影響するパラメータ(塩分濃度や温度等)もあるだろうが、
そこらへんは波の高さと風速の相関に織り込まれているんだろうな
Re: (スコア:0)
>海水の粘度に影響するパラメータ(塩分濃度や温度等)
その辺は他の現場観測センサによる観測(Argoとかdrifting buoyなど)によるより信頼できるデータソースがあるが、
「気候値(数十年分の月ごとorそれなり時間解像度の観測値の平均値)」でそれなりの精度で補正できちゃったりする
だいたいにいって、月日(Day of Year)にロックされた季節変化が一番大きな変動原因だから。
但し書きをするけど、それで求まるのは「それなりの精度」ね。例えば翌日予測に使う速報値などに使います。
より細かい精度(10年で1度気温変化の気候変動をとらえるとかの目的)をもとめて高精度の観測をするのです。