アカウント名:
パスワード:
より多くのコメントがこの議論にあるかもしれませんが、JavaScriptが有効ではない環境を使用している場合、クラシックなコメントシステム(D1)に設定を変更する必要があります。
アレゲはアレゲを呼ぶ -- ある傍観者
突入角の調整ができないのでは? (スコア:2, すばらしい洞察)
まっすぐに落としても勝手にバランスを取って旋回しだすようにできるならいいけど……。
しもべは投稿を求める →スッポン放送局がくいつく →バンブラの新作が発売される
Re: (スコア:0)
こんな所までガンダムネタは要りません。
#バリュート(バルーン=パラシュート)と見ればZ/ZZだろと思うガンオタより。orz
Re:突入角の調整ができないのでは? (スコア:1)
アメリカだとジェミニ以後アポロまではこの方式で大気圏再突入。
貨物用のコーン型帰還船だと、こんなのも提案されている。
ガンダムだとIGLOOの補給カプセルがこれにあたる。
図版は英文版Wikipediaの「atmospheric reentry」の項目でも紹介されている。
バリュートは本来は、洋梨状にふくらむ気球をケーブルでお引きずりさん風に後方に展開し、減速と姿勢安定に利用する物。大気がきわめて薄い状況で帰還船が回転を始めると止まらなくなるのを防止するため。かの民間シャトル、スカイシップワンでも自励回転が止まらなくなるトラブルが発生している。
ドラッグシュート型のバリュートの図版はたとえばここ。11月の項目に写真がある。
Project Gemini - A Chronology. Part 2 (A)
http://history.nasa.gov/SP-4002/p2a.htm [nasa.gov]
Zの、おしりからアイドリング状態のエンジン排気を風船の前方に噴き出し、熱遮蔽にも用いる方式は、同時代のNASAの研究からきたもの。『2010年宇宙の旅』の小説版では木星大気圏上層を減速に利用する際の熱シールドには盾のような円盤を使っているが、映画版ではZと同じバリュートを利用。
現在、「ballute」(『2010年』では「baloote」と表記)でググルと、お引きずりさんタイプで、しかも、気球がリング型のものが多数ヒットするが、最近では新たにおこしなおしたZ&2010方式の図版もアップされている。
リング・バルーンタイプとZ&2010タイプ。
ballute-ready-artist-s-impression-December-2004.jpg (JPEG 画像, 527x458 px)
http://www.geocities.com/srpsko_dnf2/slike_za_korisnike_i_sve_ostal/ba... [geocities.com]
Andrews Space, Inc.
http://www.andrews-space.com/content-main.php?subsection=MTA0 [andrews-space.com]
こうした減速にはもちろん、通常のパラシュート形状も応用できるが、熱と力の負荷が大きいので、通常パラシュートは十分に回転してから展開、突入初期にバリュートや金属メッシュのパラシュート(精確にはドラッグシュートか)を用いるという研究もある。
また、こうした減速にはバルーンやパラシュート、メッシュのおちょぼ傘以外にも、文字通りおちょぼ型のシールドを用いることもできる。
60年代に提案された、軌道上からの緊急帰還用に宇宙服と耐熱のおちょぼ傘を使うMOOSE(Man Out Of Space, Easiest. Class:)タイプ(GE案。ダグラス社ではパラコーンと呼称)研究もあり、英文の解説と画像ギャラリーのセットではここが適切。
MOOSE
http://www.astronautix.com/craft/moose.htm [astronautix.com]
Photo Gallery - MOOSE
http://www.astronautix.com/gallery/cmoose.htm [astronautix.com]
また、減速には、これ以外にも回転ローターが使える。ピッチ制御で減速をコントロールできるので、ちょっと想像するよりもずっと実用的なプランである。
こいつの画像は、ネットではちょっとでは見つけられなかった。
紙飛行機は、用途さえしぼりこめばかなり有効。材質が薄いので、熱がたまることなく、大気衝突面とは反対側から放射できるからだ。
重量こそないが貴重なもの、たとえば機密情報とかを運ぶには、首輪にフロッピー・ディスクをくくりつけた猫を使いにやらせるよりはずっと実用的だろう。
『人月の神話』ですが、そもそも、猫はそのままで大気圏突入させると死んでしまう。
YuiTad