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UNIXはただ死んだだけでなく、本当にひどい臭いを放ち始めている -- あるソフトウェアエンジニア
詳しくないですが (スコア:2, 興味深い)
Best regards, でぃーすけ
Re: (スコア:4, 興味深い)
>これまた物理的観測の行われていないホーキング輻射を検証できた
>ということは、両方が正しい可能性が高いと思います。
これへの補足です。相対性理論と素粒子論(どちらも実験的に綿密に検証されています。)から導き出されたホーキング輻射予測と、純理論的な側面の強い超弦理論の予測が一致したということは、どちらも正しい可能性があると判断しました。異なるアプローチが同じ結果になるのならばそれは実在しどちらのアプローチも正しいという考えですが、この考えに対するご批判は甘んじて受けます。なにせ物理は素人ですので。
なお、引用された/.の記事でも観察上「ブラックホールのように見える」存在は否定してませんよね。観測上実在物と同様に振舞うのなら実在物とみなしてよいのでは?
# 黒体は実在しなくても黒体輻射を起こすもの(内側が鏡の箱)は黒体として取り扱える、というのを昔習ったような気が。
Re: (スコア:1)
pranksterさんの見解は「本件」は「存在しない」とは逆行するもの(ブラックホールの存在を証拠付けるもの)ということでしょうか?すなわち「存在しない説」は破れた、ということでしょうか?
> なお、引用された/.の記事でも観察上「ブラックホールのように見える」存在は否定してませんよね。観測上実在物と同様に振舞うのなら実在物とみなしてよいのでは?
以下、簡単のために「本物のブラックホール」(
Best regards, でぃーすけ
Re:詳しくないですが (スコア:2, 興味深い)
この件は「ブラックホールが実在するか?」という疑問とは無関係ですね。ブラックホールが実在するとしたらこのような性質を備えるだろうという予測のひとつがホーキング輻射です。これは観測により厳密に検証されている相対性理論・素粒子論を裏付けとしているので、前提が正しければ<ほぼ>確実に存在する現象と思われます。
一方、超弦理論は相対性理論などの既知の理論および物理現象を説明するための枠組みとして作られたものですから、ホーキング博士のアプローチとは異なります。それをモデル化した計算機実験でホーキング輻射と一致した結果が得られたということは「ブラックホールが実在するという前提で<ほぼ>確実と思われる別理論の予測と一致した」ということです。すると、繰り返しになりますが異なるアプローチで得られた結果が一致したので、両方の理論がともに正しいと考えられるわけです。
これはあくまでもブラックホールといういまだ仮想的な存在を実在のものとした上での一致ですので、ブラックホールが実在するかどうかとは関係ありません。ブラックホールの実在は肯定も否定もされていないと見るべきでしょう。
Re:詳しくないですが (スコア:1)
なるほど「存在しない説」とは無関係に、本記事の件は「本物のブラックホール」について扱っている、ということですね。
そして、本件はブラックホールの存在ではなく、超弦理論の正しさに対する一つの根拠となる、ということですね。
ということは、「存在しない説」が正しければ本件は「超弦理論の正しさに対する一つの根拠」という大きな意義はありますが、実在の物理現象については何も語っていないことになる、ということになる訳ですね。
私は数学やコンピュータなど、自分で(ある程度は)勝手に大元のルールを決められる世界にしか居たことがないので、こういう考え(大元からひっくり返るかも知れないと言うような)は新鮮ですね。
Best regards, でぃーすけ