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1824年から2004年にかけて新種として記載された1401種のタイプ標本を調べたところ、そのうちの726種については、
19世紀では仕方がなかったかもしれないが、この調査対象は1901~2004年までも網羅されていることに注目したい。このような新種が乱造された背景について、アパトサウルス - Wikipedia [wikipedia.org]によると、
恐竜の化石発掘を競っており、同じ種に別の名称をつけることがしばしばあった。先に論文を発表した方に学名の命名権が与えられていたため、多少間違えていても相手より先に論文に記載していたのである。
とある。発掘者の命名権争いが原因とはなんともお粗末な話。さらに
アパトサウルスの場合も、完全に近い骨格標本が得られていたにもかかわらず頭骨のみ長い間発見されなかったため、近縁と考えられたカマラサウルスを参考にした頭骨復元がなされていた。
とある。恐竜の図解なんてしょせん発掘さ
古生物学研究の現状は、19世紀も現代もそうそう変わらないような気がするのだが。
いや、だから「ただし1960年代以降は、完全な頭蓋骨や骨格、あるいは複数の個体に基づくものが多数となっており、信頼できる」と今回の論文では述べられているのですが。
# 「失われた環」についてもどうぞ。
この前も、クジラの祖先について新しい発見 [seesaa.net]がありましたねえ。
ただし1960年代以降は、完全な頭蓋骨や骨格、あるいは複数の個体に基づくものが多数
約4000万年前のこのクジラは、プロトケトゥスの近縁であるジョージアケタス(Georgiacetus)に分類されたが、ご覧のとおり三角形の尾びれを持ってはおらず、その代わりに水かきの付いた大きな足を持っている。そして重要なことに、このクジラの後足の骨は水を掻くことが出来る構造を持っておらず、つまり足で水をかいて進むのではなく、現在のクジラと同様に体を上下にくねらせることで推進力を得ていたと考えられた。一旦後足がただのフィンと化した後は、その機能がもっと効率の良い尾びれで置換される方向に進化するのは必然だったのだろう。
一旦後足がただのフィンと化した後は、その機能がもっと効率の良い尾びれで置換される方向に進化するのは必然だったのだろう。ジョージアケタスの200万年後には既に後足が完全に退化し、尾びれを獲得したプロトケトゥスやバシロサウルス科が出現し、さらに数百万年後の現鯨類出現につながっている。
クジラと同じ推進力を得ていたであろうから「先祖」だと呼んでいるのは進化論者だけで、単に過去にそういう遠浅の海に住む口がでかくて泳ぎも上手なアレゲな哺乳類がいたというだけでは?
ま、創造論者なら、「個別に創造された」というのでしょうな。
# で、その創造の証拠は?
後足が尾びれに置換している進化途上の化石こそ見てみたいものです。
A→Bの中間化石Cが発見されれば、こんどはA→CとC→Bの中間を要求するわけですな。で、無限に「ミッシングリンク」を要求することが可能という。
# この手の人と話していても不毛なのは、経験上知っているのでそろそろ切り上げますが。
マッコウクジラがどうして3000メートルの深海まで潜れる頭部の構造を獲得したのか?
いやだから、深くまで潜れた方がより多くの資源を利用できて、多くの子孫を残せた、とかじゃないですか。クジラの進化についてはよく知らないですが、どこの誰かもわからないデザイナーが創った、よりはありそうに思えますね。
# おっと、フライング・スパゲッティ・モンスター [wikipedia.org]なら、信用してもいいかも。
# わたしたちは「デザインされた」と呼ぶのです。
なるほど、ヒトの網膜で設計ミスをしたりとか、そのデザイナーはかなりマヌケですな(cf. Argument from poor design [seesaa.net])。
いえいえ。各種器官の過渡的な進化を示す化石の実例が見たいだけです。
私も見たいですが、化石化はごくまれな現象ですので、各段階がそろわなくても仕方ないですね(cf. Missing links still missing!? [talkorigins.org]) 。ああ、そうそう。ミッシングリンクの話は、進化論を攻撃するのに使わない方がよい論 [seesaa.net]と創造論者の人でさえいうようになっていますので、ご参考に。
なぜシーラカンスは進化するのをやめてしまったのでしょうね
全然進化していないわけではないし、仮に進化していないとしても、その環境に局所的に最適化されていて、かつ環境が変わっていないということなら別に問題ありません(cf. Coelachanth: A living fossil [talkorigins.org])。
# こういうやりとりは、かなりの部分がテンプレ化されているという
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海軍に入るくらいなら海賊になった方がいい -- Steven Paul Jobs
19世紀じゃ仕方がない (スコア:2, 興味深い)
イグアノドンの親指が角だったり全身骨格モデルに骨盤と後ろ脚がなかったりニコイチだったりと
かなりフリーダムな状態だったからなぁ。
#そーいやブロントサウルスもニコイチだったのがバレて存在しなかった恐竜の仲間入り
Re:19世紀じゃ仕方がない? (スコア:1)
19世紀では仕方がなかったかもしれないが、この調査対象は1901~2004年までも網羅されていることに注目したい。このような新種が乱造された背景について、アパトサウルス - Wikipedia [wikipedia.org]によると、
とある。発掘者の命名権争いが原因とはなんともお粗末な話。さらに
とある。恐竜の図解なんてしょせん発掘さ
モデレータは基本役立たずなの気にしてないよ
Re:19世紀じゃ仕方がない? (スコア:2)
いや、だから「ただし1960年代以降は、完全な頭蓋骨や骨格、あるいは複数の個体に基づくものが多数となっており、信頼できる」と今回の論文では述べられているのですが。
この前も、クジラの祖先について新しい発見 [seesaa.net]がありましたねえ。
Re:19世紀じゃ仕方がない? (スコア:1)
しかし悲しいかな見たこともない生物の骨格を、わたしたちが知っている動物たちの研究から類推するしかないところは、19世紀とほとんど変わっていませんものね。その中でも海に棲む動物の生態 [kujiradou.com]はよく分かっていません。
そこでクジラの祖先について新しい発見ですか。
クジラと同じ推進力を得ていたであろうから「先祖」だと呼んでいるのは進化論者だけで、単に過去にそういう遠浅の海に住む口がでかくて泳ぎも上手なアレゲな哺乳類がいたというだけでは?(アレゲな哺乳類にはカモノハシもおりますが)。そしてジョージアケタスが今のクジラと同様、深くて広い海を泳いでいたという証拠でもあったのでしょうか(ちなみにマッコウクジラ以外のクジラは構造上3000メートル程度の深海へは潜れません)。
それでもしクジラのミッシングリンクが発見されたというのなら、
後足が尾びれに置換している進化途上の化石こそ見てみたいものです。
モデレータは基本役立たずなの気にしてないよ
Re:19世紀じゃ仕方がない? (スコア:1)
ま、創造論者なら、「個別に創造された」というのでしょうな。
# で、その創造の証拠は?
A→Bの中間化石Cが発見されれば、こんどはA→CとC→Bの中間を要求するわけですな。で、無限に「ミッシングリンク」を要求することが可能という。
Re:進化論も創造論も紙一重 (スコア:3, 参考になる)
# この手の人と話していても不毛なのは、経験上知っているのでそろそろ切り上げますが。
いやだから、深くまで潜れた方がより多くの資源を利用できて、多くの子孫を残せた、とかじゃないですか。クジラの進化についてはよく知らないですが、どこの誰かもわからないデザイナーが創った、よりはありそうに思えますね。
# おっと、フライング・スパゲッティ・モンスター [wikipedia.org]なら、信用してもいいかも。
なるほど、ヒトの網膜で設計ミスをしたりとか、そのデザイナーはかなりマヌケですな(cf. Argument from poor design [seesaa.net])。
私も見たいですが、化石化はごくまれな現象ですので、各段階がそろわなくても仕方ないですね(cf. Missing links still missing!? [talkorigins.org]) 。ああ、そうそう。ミッシングリンクの話は、進化論を攻撃するのに使わない方がよい論 [seesaa.net]と創造論者の人でさえいうようになっていますので、ご参考に。
全然進化していないわけではないし、仮に進化していないとしても、その環境に局所的に最適化されていて、かつ環境が変わっていないということなら別に問題ありません(cf. Coelachanth: A living fossil [talkorigins.org])。
# こういうやりとりは、かなりの部分がテンプレ化されているという