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この菌はパタゴニアの熱帯雨林の樹木に内生する菌で
タレコミにあるこの語ですが、普通は「内生菌」という語を使うと思います。修正するとしたら、「パタゴニアの熱帯雨林の樹木の内生菌」くらいでしょうか。
意味的には同じように見えるでしょうが、一応専門用語なので。英語では“endophyte”と“endophytic fungus”(論文はこちらを用いていますね)の2種類の表現がありますが、日本語ではたぶん「内生菌(類)」という表現しかしないと思います。
なお、この「内生菌」というのは、「植物の体内に、病気を起こすことなく共生している真菌」を総称する言葉です。もっとも「共生」と言っても、植物と菌、それぞれにどのような利益(と不利益)があるのかという点については、まだよく分かっていません。
# 内生菌には草食動物に対して毒性を持つ物質を生産するものもいるようですが、 # 全ての内生菌でそのような現象が知られているわけではありません。 # また、菌側の利益がよくわからないんですよね。 # 内生菌は植物体内ではあまり増殖しないようですし # (まあ活発に増殖すれば、たぶん「病気」と呼んだ方がよい状態になってしまいます)、 # 菌根のように植物体外に伸びていくわけでもない。 ## 葉が老化あるいは落葉したときに、 ## ほかの菌より先に定着して(というか既にそこにいる)分解を開始できるので ## 競争上有利なのだ、という解釈はありますが。
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犯人はmoriwaka -- Anonymous Coward
細かい指摘ですが (スコア:1, 参考になる)
タレコミにあるこの語ですが、普通は「内生菌」という語を使うと思います。修正するとしたら、「パタゴニアの熱帯雨林の樹木の内生菌」くらいでしょうか。
意味的には同じように見えるでしょうが、一応専門用語なので。英語では“endophyte”と“endophytic fungus”(論文はこちらを用いていますね)の2種類の表現がありますが、日本語ではたぶん「内生菌(類)」という表現しかしないと思います。
なお、この「内生菌」というのは、「植物の体内に、病気を起こすことなく共生している真菌」を総称する言葉です。もっとも「共生」と言っても、植物と菌、それぞれにどのような利益(と不利益)があるのかという点については、まだよく分かっていません。
# 内生菌には草食動物に対して毒性を持つ物質を生産するものもいるようですが、
# 全ての内生菌でそのような現象が知られているわけではありません。
# また、菌側の利益がよくわからないんですよね。
# 内生菌は植物体内ではあまり増殖しないようですし
# (まあ活発に増殖すれば、たぶん「病気」と呼んだ方がよい状態になってしまいます)、
# 菌根のように植物体外に伸びていくわけでもない。
## 葉が老化あるいは落葉したときに、
## ほかの菌より先に定着して(というか既にそこにいる)分解を開始できるので
## 競争上有利なのだ、という解釈はありますが。