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財前先生の総回診ですぅ!というノリなら権力闘争も起きそうですが、現実は
> 頻繁な世代交代も、研究者としてのキャリア形成には厄介だ。> 自動車産業のケイレツ(系列)やカイゼン(改善)の研究で優れた業績を残せば、> 研究者としてはそれで食べていけるし、海外でも通用する。> しかし、情報通信産業の研究ではそうはいかない。>(中略)> 貯金した研究成果の価値の減耗が、他の業界より早いのだ。> 大御所の権威を維持するには苦労するだろう。情報通信分野の政策研究に人材難をもたらす3つの壁 [nikkei.co.jp]
デジドカだけでなく、政策研究者にも人気がないらしいです。
今川さんは情報通信分野の研究をもり立てたいと考えているのであのようなコラムを書かれたようですが、何処の分野だって良い人材は不足しており、特に情報通信分野の研究者が不足している、訳ではないと思います。経済学系ではメジャーな研究分野である貿易・労働なんかで情報通信技術が産業に与えた影響なんかの論文は割と見かけます。理論研究の応用分野として、オークション、ネットワーク効果、垂直的取引関係等の情報通信分野に関わりの有りのある研究をしている人も含めていけば、かなりの数が情報通信と関わりのある研究をしています。
労働や金融などの一般的な話に比べて個別具体的な産業の研究者の需要自体が少ないのはある意味当然で。労働市場の研究なんかは情報通信分野とは比べものにならないくらい参入障壁が高い(ように感じる)ですが、市場が桁違いに大きいですし、政策的関心も高いため、研究者が多いです。また、自動車産業に比べて研究者の需要が少ないのは産業規模から自然に生じる帰結です。
供給要因について情報通信が特段困難を抱えているとも思えません。政策研究と言ってもいろいろなアプローチがありますが、経済学の場合、国際的な論文雑誌に論文を載せなければアカポスへの就職が出来ないため、研究者として食べていこうとするには国際的な関心を集めることのできるテーマを選ぶ必要があります。そうした環境があるため、日本で勉強している人が政策研究や産業研究によって身を立てるには、自動車産業は割と良いテーマになります。ただ、自動車産業の研究であっても、突っ込んだ研究を行おうとすれば日々の技術革新や企業の動向に応じて知識をアップデートしていかなければいけません。情報通信は自由化が早かったり、諸外国に比べて新しい技術が早く市場に出回ることは多いため、産業としては比較的論文を書きやすい分野だと思います。情報通信分野の専門誌も複数ありますしね。交通や医療・製薬よりはやりやすいのではないでしょうか。
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日々是ハック也 -- あるハードコアバイナリアン
アレゲだけでいいの…? (スコア:1, おもしろおかしい)
くらいの気構えを見せてもらわないと、マッドサイエンティストとは名乗ってほしくないなあ。
Re: (スコア:1)
Re: (スコア:2)
財前先生の総回診ですぅ!というノリなら
権力闘争も起きそうですが、現実は
> 頻繁な世代交代も、研究者としてのキャリア形成には厄介だ。
> 自動車産業のケイレツ(系列)やカイゼン(改善)の研究で優れた業績を残せば、
> 研究者としてはそれで食べていけるし、海外でも通用する。
> しかし、情報通信産業の研究ではそうはいかない。
>(中略)
> 貯金した研究成果の価値の減耗が、他の業界より早いのだ。
> 大御所の権威を維持するには苦労するだろう。
情報通信分野の政策研究に人材難をもたらす3つの壁 [nikkei.co.jp]
デジドカだけでなく、政策研究者にも人気がないらしいです。
Re:アレゲだけでいいの…? (スコア:1)
今川さんは情報通信分野の研究をもり立てたいと考えているのであのようなコラムを書かれたようですが、何処の分野だって良い人材は不足しており、特に情報通信分野の研究者が不足している、訳ではないと思います。
経済学系ではメジャーな研究分野である貿易・労働なんかで情報通信技術が産業に与えた影響なんかの論文は割と見かけます。
理論研究の応用分野として、オークション、ネットワーク効果、垂直的取引関係等の情報通信分野に関わりの有りのある研究をしている人も含めていけば、かなりの数が情報通信と関わりのある研究をしています。
労働や金融などの一般的な話に比べて個別具体的な産業の研究者の需要自体が少ないのはある意味当然で。
労働市場の研究なんかは情報通信分野とは比べものにならないくらい参入障壁が高い(ように感じる)ですが、市場が桁違いに大きいですし、政策的関心も高いため、研究者が多いです。
また、自動車産業に比べて研究者の需要が少ないのは産業規模から自然に生じる帰結です。
供給要因について情報通信が特段困難を抱えているとも思えません。
政策研究と言ってもいろいろなアプローチがありますが、経済学の場合、国際的な論文雑誌に論文を載せなければアカポスへの就職が出来ないため、研究者として食べていこうとするには国際的な関心を集めることのできるテーマを選ぶ必要があります。
そうした環境があるため、日本で勉強している人が政策研究や産業研究によって身を立てるには、自動車産業は割と良いテーマになります。
ただ、自動車産業の研究であっても、突っ込んだ研究を行おうとすれば日々の技術革新や企業の動向に応じて知識をアップデートしていかなければいけません。
情報通信は自由化が早かったり、諸外国に比べて新しい技術が早く市場に出回ることは多いため、産業としては比較的論文を書きやすい分野だと思います。
情報通信分野の専門誌も複数ありますしね。
交通や医療・製薬よりはやりやすいのではないでしょうか。